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津田 健吉 院長の独自取材記事

つだ内科・脳神経内科

(尼崎市/武庫之荘駅)

最終更新日:2023/03/01

津田健吉院長 つだ内科・脳神経内科 main

「つだ内科・脳神経内科」は、武庫之荘駅から程近いクリニックモールにある。2階の診察フロアは落ち着いた空間で、CTなどの検査設備を各種そろえている。3階には大きな窓が印象的なリハビリテーション室があり、明るく前向きな気持ちでリハビリに取り組めそうだ。津田健吉院長は、脳神経内科に加えリハビリテーション科でも豊富な診療経験を持つドクター。予防、診断、治療、リハビリまで一貫して提供し「患者さんの人生に長く寄り添える」医療をめざす。このため同院では、看護師や療法士がそれぞれの立場で患者と会話を重ね、チームワークで患者や家族を支えている。「スタッフには職種や年齢を越えて明るくフラットな関係があり、みんなでクリニックを育ててきました」とほほ笑む津田院長に、診療の特色や患者・スタッフへの思いを聞いた。

(取材日2023年2月11日)

脳卒中や神経疾患の診断からリハビリまでサポート

最初に、こちらの診療内容をご紹介ください。

津田健吉院長 つだ内科・脳神経内科1

当院では、内科と脳神経内科の診療、そして脳のリハビリテーションを実施しています。脳神経内科では脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳卒中や、パーキンソン病、ギラン・バレー症候群などのやや専門的な神経疾患、認知症、このほか若い患者さんも多い片頭痛の治療にも力を入れています。内科疾患では、脳卒中の原因となる高血圧や糖尿病、脂質異常症など、生活習慣病の予防や治療を行い、日常的な内科疾患の診療、健康診断や予防接種も実施しています。院内にはCTやリハビリテーション室があり、理学療法士、作業療法士、診療放射線技師など専門職種のスタッフもいますので、画像検査や診断、治療、さらにリハビリまで、ここで一貫して提供できる点が特徴ですね。

クリニックで、脳のリハビリテーションまで行うのは珍しいのでは?

私は長い間、大学病院や地域中核病院で脳卒中や神経疾患の診断や治療に携わってきました。ただ、大きい病院では患者さんの発症直後や症状が悪化した時期だけを診ることが多く、その後どう過ごされているのか、関わる機会がほぼなかったのですね。そこで、患者さんの回復期や疾患を抱えた患者さんの日常生活を知りたいと思い、リハビリテーション科でも勤務。そこでの経験もあり、予防から診療、脳のリハビリまで継続して提供したい、患者さんと丁寧に向き合い長く寄り添っていきたいと思うようになって、今のようなスタイルでの開業を決意しました。

診療の流れをご紹介ください。

津田健吉院長 つだ内科・脳神経内科2

物忘れやふらつき、しびれ、動作や会話のしにくさ、頭痛など脳神経疾患が心配される症状や、高血圧症や糖尿病のような生活習慣病があれば、お話をお聞きして専門的な診察を行い、画像検査なども実施して診断をつけます。急な症状や入院が必要であれば提携する病院へご紹介しますが、入院後の治療や脳のリハビリはこちらで実施します。ほかの病院で治療を受けて当院を紹介され、経過観察やリハビリを続ける方も多いですよ。脳神経疾患では症状の出始めがわかりにくいので、診察は時間がかかりますし、検査を交えながら病気を見出していきます。また診察と併せてリハビリを行う方が多く、お薬の定期的な処方も必要ですので、診察は基本的には予約制にして、落ち着いた雰囲気の中で行っています。

多職種によるチームワークで患者に寄り添い続ける

患者さんと向き合う際に大事にされていることは?

津田健吉院長 つだ内科・脳神経内科3

「対話」ですね。脳神経内科の診察では、違和感のある症状や困り事を具体的に確認していくことから診断をつけます。また、症状が同じでも患者さんが困っていることは千差万別で、治療方針やリハビリの目標もそれに応じて設定します。確かに脳神経疾患では、治療で劇的な回復は得られないこともある。しかし、たとえ少しずつでも回復が進んだり、回復が難しくても生活の助けとなる方法を探していくうちにちょっとした変化で暮らしやすさが大きく変わることもあります。だから私は患者さんの感じ方や悩み、生活を知るために、患者さんやご家族との「対話」に時間をかけています。ただ、患者さんは医師には話しにくいこともあるでしょうし、ちょっとした雑談やふれあいの中から本音や大事な情報が見えてくることも多いです。そこで看護師をはじめスタッフには、「患者さんと積極的に話をしてくださいね」とお願いしています。

さまざまな職種のスタッフが、患者さんと関わるのですね。

そうですね、看護師が待合室で患者さんの診察までの様子や症状をお聞きし、それが診察室にも届きますし、リハビリ中の様子も理学療法士や作業療法士からフィードバックされます。もちろん診察中に気になることがあれば、リハビリ室にも連絡します。毎日の診察後には、それぞれの患者さんについて気になることがあればスタッフ全員で情報を共有しますが、私の診察だけでは知り得ない情報も非常に多くて、チームワークの重要性を日々感じています。だから、業務に限らず、日頃からスタッフ間のコミュニケーションはとても大事にしていますよ。今いるスタッフは、20代から50代まで年齢も職種も経験もさまざまですが、皆、気さくに意見を出し合って、診療がうまくいくように自覚して動いてくれるので、ありがたいですね。

こちらで行う脳のリハビリの特徴をお聞かせください。

津田健吉院長 つだ内科・脳神経内科4

経験豊富な理学療法士と作業療法士がいますので、リハビリの目標(ゴール)や、具体的なリハビリのメニューは相談して組み立てます。食事やトイレの動作のような、生活に直結する訓練にも特に力を入れていますね。リハビリの具体的な内容は患者さんの状況に応じてオーダーメイドになることも多く、必要になるリハビリ器具などはスタッフからの提案を積極的に受け入れて導入しています。もちろん、リハビリで課題が生じれば私も一緒に考えて指示やアドバイスを行うことも。ここでは医師と療法士が密にコミュニケーションをとることができますので、患者さんの困り事や生活の変化に合わせて、円滑で効果の高いリハビリを行えるよう努めています。

「患者さんの人生に喜びを届ける」クリニックに

皆さんが1つのチームとなって、診療にあたっているのですね。

津田健吉院長 つだ内科・脳神経内科5

脳疾患や神経疾患は医療従事者にも難解な領域だと思われがちですし、脳のリハビリまで行う開業クリニックは確かに珍しく、スタッフも最初は手探りの部分が多かったと思います。でも、「患者さんのことをよく知り、治療やリハビリでできることを少しでも増やして、喜びを感じてもらう」。この共通認識があることで、特別な専門性や経験のない看護師やスタッフも、問題なく勤務してくれています。また、患者さんとのコミュニケーションは会話だけでなく、その方の様子から伝わることもあります。またこのような雰囲気はスタッフ間にも広がっていて、急な事情でスタッフが不足したような場面でも、職種を越えて助け合ってくれていますね。

職場づくりの面では、どのような点に注力されていますか?

明るく穏やかな雰囲気の中で診療やリハビリを行うためにも、気持ち良く働ける職場であることを重視しています。勤務形態や勤務時間、ご家庭の事情などには柔軟に対応していますし、予約制ですので残業もほぼなく、落ち着いた環境で勤務できると思います。もちろん専門的に学びたいという方については、各職種の先輩スタッフや私からさまざまな指導やアドバイスができますし、勉強会などに参加したいという希望があれば積極的に支援しています。困ったことがあっても1人で抱え込まず、みんなで相談しながら、一緒に働いていきたいと考えています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

津田健吉院長 つだ内科・脳神経内科6

開業から2年半がたち、スタッフにも恵まれ、私が本当にしたかった「患者さんに長く寄り添える診療」ができる環境に手応えを感じています。もともと患者さんとお話をするのが好きなので、今は充実していますね。最近では患者さんからのご要望があり、クリニックの近隣に限って訪問リハビリも始めました。また今後は療法士を増やし、将来的には言語聴覚士にも入ってもらって、リハビリの内容や質をいっそう高めていきたいと考えています。同時に、特に脳卒中に関しては、生活習慣病の治療などから予防にも力を入れていきたいですね。脳卒中や神経疾患があっても、どうやって生活の質を高めることができるのか模索していくことが重要と考えます。ただ、リハビリは早期に始めたほうが効果が望めますし、医療保険を適用できる日数には制限もあります。生活に少しでも困ることがあれば、早めにご相談いただければと思います。

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