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前澤 秀之 院長の独自取材記事

まえざわ内科クリニック

(横浜市南区/吉野町駅)

最終更新日:2020/11/02

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横浜市南区、横浜市営地下鉄ブルーライン吉野町駅の2番出口からすぐの好立地に「まえざわ内科クリニック」はある。鎌倉街道沿いのビル4階、エレベーターに自動ドアと、スムーズなアクセスが可能なエントランスを抜けると、正面に受付、右手には広々とした待合室が広がる。診療室や処置室が設けられた左手の空間から笑顔で迎えてくれたのは、2020年9月に同院をオープンした前澤秀之院長。「ご縁を大切に、ここに来ていただいた方が皆、笑顔になれる場でありたいと思っています」と意欲を語る。日本人の主要な死因の一つであり、後遺症による負担も大きい循環器疾患はもちろん、風邪などの感染症から生活習慣病まで幅広く診療を展開する同院のめざす医療について、前澤院長に話を聞いた。
(取材日2020年10月12日)

心不全の治療経験多数の循環器の専門家による内科医院

開院おめでとうございます。駅近であり、広々としていて、通いやすそうなクリニックですね。

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ありがとうございます。吉野町駅すぐという好立地で広めのスペースを確保できたので、通いやすさにこだわったクリニックとすることができました。ビル4階ではありますがエレベーターと自動ドアでスムーズにアクセスしていただけますし、院内も比較的ゆったりとした造りになっているので、車いすの方や歩行器、つえなどをお使いの方でもストレスを感じずに通っていただけるかと思います。待合室には感染予防のためのパーティションを備え、車いす対応のトイレも設置しました。診察室はメインのものに加えて感染症疑いの患者さんに対応する第2診察室も。レントゲン室も広く臥位撮影もゆったり受けていただけます。処置室も広くスペースを取っており、心臓超音波検査やホルター心電図を含む心電図検査、ABI検査やHbA1c迅速測定などの検査にも対応しています。

院長は循環器がご専門で、特に超音波検査を多く手がけていらしたとか。

はい。大学病院で循環器内科に所属し、心臓超音波検査を専門分野としながら、心不全を中心とした心臓疾患全般の診療にあたってきました。超音波検査では多くの情報を得ることができますが、適切に状態を把握するためにはその解釈が重要になります。全身所見との関わりの中で、トータルに判断すべき点も多くあるのです。また、心臓の病気というと急性症状とその治療ばかりを想起しがちですが、心不全は実際に症状が出る前段階からいち早くリスクを見つけ、適切な管理により発症を避けることが重要です。そうした意味で、リスクとなり得る高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病の診療にも力を入れ、トータルな診療を提供することをめざしています。

どのような患者さんが多くいらっしゃっていますか?

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開院から間もないということで、現在は高血圧や糖尿病などの生活習慣病の管理のために通っていただいている方が多いですね。今後は横浜市立大学附属市民総合医療センターなどとの連携を強化して、循環器疾患の治療において地域で一定の役割を果たしていきたいと考えています。実はこのエリアには循環器内科を専門とする医師が多いとはいえません。大学病院などでの治療を経て、状態が落ち着いた方を地域のかかりつけ医へとつなぐ病診連携が十分ではない印象がありました。当院がその課題解決のお役に立てればと考えていますし、そのために地域の方々はもちろん、地域の基幹病院の先生方にも信頼していただけるクリニックにしていかなければと考えています。

「かかりつけ医」として地域医療の一翼を担う存在に

循環器内科にご相談すべき症状や気がかりはどのようなものがありますか?

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動悸や息切れ、むくみなどになります。中でも息切れやむくみなどの症状は循環器疾患に限らずさまざまな要素が関わるものなので、見分けるのがなかなか難しいものです。また、症状が続くケースでも、大学病院などの大きな病院には相談しづらいというお声もよく聞きます。当院のような専門性を持つクリニックにご相談いただければ、アセスメントして必要な方は適切な施設におつなぎすることも可能です。気がかりがある方は、ぜひ気軽にご相談いただければと思います。

クリニック開業を決意されたきっかけは?

長く大学病院で診療してきた中で、先ほどお話ししたように容態が落ち着いた方を地域のかかりつけ医へとご紹介する機会も多くありました。特に医局のつながりで勤務した富士吉田市立病院での経験から地域医療の面白さを実感し、その一翼を担うクリニックを自ら立ち上げたいという思いを強くしました。このエリアではゼロからのスタートになりますが、医師同士の強固な信頼関係で地域の患者さんを支えるネットワークを、今後時間をかけてじっくりと築いていければと思っています。

診療の際に心がけていらっしゃることはありますか?

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たとえ循環器の専門診療であっても、心臓だけに注目するのではなく、全身所見との関わりや、さらに広く社会的に置かれた患者さんの状況まで、幅広く考慮して診療することを心がけています。また患者さんは1つではなくさまざまな症状で悩まれるかと思います。西洋医学は病気そのものをターゲットにして治療をしますが、それだけでは解決しないことも多くあり、漢方薬も積極的に併用して治療にあたっています。専門性のみを追求していく大学病院の専門科とは異なり、こうしたクリニックではより幅広い知見が必要となります。ここでの診療を通して、医師としてさらに学びを続けていきたいと考えています。

「来てもらったからには笑顔に」を念頭に診療を展開

これまでの医師としてのご経験の中で、特に心に残っているエピソードはありますか?

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劇症型心筋炎で心機能が低下した方で、経皮的心肺補助装置(PCPS)いわゆる人工心肺を使ったケースなどは心に残っています。合わせて、心不全で治療に反応しない方の緩和医療に携わったというようなケースも強く印象に残っています。循環器の治療というと前者の急性期のものばかりを思い浮かべがちですが、実際には慢性期の治療も多くあります。終末期にあたり、人生の終わりを最期まで看取る、人生を支える医療です。他科との連携も重要になりますし、ご自宅での療養を希望される場合には病診連携による地域のかかりつけ医の役割も重要になってくるのです。

院長が医師をめざされたきっかけは?

両親と姉はバイオリニスト、兄は歯科医という家庭で育ち、医療についてはまったく知識を持たないまま、高校生くらいの時に「面白そう」という興味から選んだ進路でした。実際に現場に入ってからは、知らないことを知る楽しさにのめり込んで行った感じです。循環器を専門に選んだのは、心臓のカテーテルによる造影検査で目にした画像の美しさに惹かれたのが最初のきっかけです。単純に「心臓って美しいな」と心を揺さぶられました。常に鼓動を続け、人の命を支えている重要な臓器という点に惹かれたのかもしれません。

院長も楽器をたしなまれるのですか?

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弦楽器はハードルが高く、中学高校の吹奏楽部でホルンを吹いていた経験はあります。その後、大学のクラブではビッグバンドでトランペットをやっていました。他に、大学では最も歴史のある山岳診療所である「白馬診療部」に所属し、北アルプスの白馬岳山頂に夏期のみ開設される「白馬診療所」で登山者救護のボランティア活動なども行っていました。

今後の展望と読者へのメッセージを一言お願いできますか?

まずはなんでもお話しいただけるドクターとして、信頼していただける存在になるべく、心を尽くして診療していきたいと思っています。心臓のお悩みはもちろんのこと、その他の症状も気軽にご相談いただき、ここで対応できないことは必要に応じて適切な先に紹介して差し上げる医療の案内人のような役割も果たしていければと考えています。縁あって来ていただいたからには、笑顔になっていただきたい。そのために何ができるかを常に念頭において診療しています。気がかりがあればぜひお気軽にご相談ください。

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