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苦痛、痛み、不安に配慮
鎮静剤を使用した大腸内視鏡検査の流れ

ありずみ消化器内科

(大阪市西区/桜川駅)

最終更新日:2020/10/08

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  • 保険診療

がんによる死亡数で、男女ともに上位に位置する大腸がん。早期発見・治療のためにも、一度は受けておきたいのが大腸内視鏡検査だ。多くの人が持つであろう「つらい」「痛い」「怖い」といった検査イメージも、実際に検査を受けた後はその印象が変わる人が多いという。2020年9月に開院した「ありずみ消化器内科」では、うとうとと眠った状態で受けられるよう鎮静剤を用いて痛みや不安を和らげるようにするほか、腸内に注入する空気に炭酸ガスを使用することで検査後のおなかの不快感の軽減にも配慮。土曜日にも検査を実施するなど働き世代も受けやすい大腸内視鏡検査を提供する有住忠晃(ありずみ・ただあき)院長に、患者への配慮や検査に際し工夫していること、検査の流れについて聞いた。 (取材日2020年9月23日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q大腸内視鏡検査は、どのような病気の発見に役立つのでしょうか?
A

私たちにとって身近な疾患だと、大腸がんや、がん化する可能性のあるポリープなどを見つけていく検査です。またこうした腫瘍以外だと、指定難病である潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患などが挙げられます。検査を受けるきっかけとして一番多いのが会社の健康診断の便潜血で陽性が出て要精密検査となったケースで、このほかだと排便で出血が見られる、ひどい便秘・下痢や腹痛に悩まされているなど、おなかの症状がある方です。便潜血がある、前回の大腸内視鏡検査から何年も受けていないなどの場合はもちろん、便秘がひどい方も腸自体に問題がないか一度は検査を受けてみることをお勧めします。

Q痛みや不安について、どのような配慮をされていますか?
A

大腸内視鏡を始めて受ける方は、どのくらい苦痛があるのかというのを心配していらっしゃる方が多いですね。医師を前にするとご自身のお気持ちを伝えにくいという患者さんもおられますので、まずは話しやすい雰囲気づくりを心がけているほか、こちらから説明するの際には医療の専門用語は使わず、わかりやすい言葉でお伝えできるよう気をつけています。また検査前夜と当日朝に飲む腸管洗浄液の味も改良されており、スポーツドリンクのような風味で飲みやすくなっていますよ。当院では患者さんの不安を和らげるため鎮静剤を用いて大腸内視鏡検査を行っており、ほとんど眠った状態で検査を受けていただくこともできます。

Q大腸内視鏡検査を行う際、気をつけていることは何ですか?
A

腸が引っ張られると痛みや不快感につながるため、丁寧に挿入することが第一の基本です。しかし、患者さんによっては比較的早く鎮静剤から醒めてしまう方もいます。ですから鎮静剤がしっかりと効いている間に検査が完了するよう、スピーディーに検査を進めていくことも心がけています。また、当院では検査時に注入する空気を炭酸ガスにしています。炭酸ガスは体への吸収がいいため、検査後に感じる方もいる「おなかの張り」などの不快感を感じにくいメリットがあります。検査中にポリープを発見した場合はその場で切除をするのですが、既往歴や服薬状況を考慮した上で出血などリスクが高いと判断すれば、入院施設のある医療機関をご紹介します。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診・説明

健康診断の結果や不調の症状などから大腸内視鏡検査の受検が決定。腸の癒着の可能性がある腹部の手術経験など既往歴、検査に影響する薬を服用していないかどうかなどの確認がある。例えば血液をサラサラにする薬を飲んでいると、ポリープ切除の際に出血へのリスクが高くなるため、正しく申告をしよう。検査までの流れや痛みがあるのかどうかなど、疑問や不安があれば、ここでしっかり解消していこう。

2腸内洗浄を行う

前日の夕食後、自宅で腸管洗浄液(下剤)を服用する。当日はクリニックでさらに1~2リットルの腸管洗浄液を飲み、腸の中をすっきりさせていく。最近ではスポーツドリンクのような風味で、飲みやすい味に改良されているという。早い人では服用後1時間前後で腸内がきれいになっていくそうで、看護師のチェックを受けた上で大腸内視鏡検査に進む。同院の前処置スペースには大腸内視鏡検査受検者の専用トイレも複数設けられている。

3鎮静剤を注射後、大腸内視鏡検査を実施

痛みや不安を最低限に抑えるため、鎮静剤を使用する。鎮静剤を打つと程なくして、うとうとと眠ったような状態に。その状態を確認して、すぐに大腸内視鏡検査がスタートする。一般的な検査時間は15分~30分程度で、検査時にポリープなどが発見されれば、その場で切除を行う。早い人であれば検査途中に鎮静剤の効果が薄れ始める人もいるといい、有住院長は丁寧かつスピーディーに検査を終えるよう心がけているという。

4検査終了後、リカバリールームで休憩

検査終了後は、鎮静剤から完全に醒めるまでの30分~1時間程度、リカバリールームで体を休める。同院では検査時に注入する空気に、体に吸収されやすい炭酸ガスを使用することで、検査後に腸が張るといった不快感を軽減しているとのこと。しっかりと目が醒めたら、検査結果を聞くため診察室へ。なお当日は自転車や車・バイクの運転はもちろん、高所・精密作業などは不可。できれば出勤などせずに、自宅で安静に過ごそう。

5検査結果、今後の方針などの説明

検査時に撮影した画像を見ながら、疾患の有無など詳しい内容を聞く。検査の結果、問題が見られかったらその後は2~3年に一度、定期的に大腸内視鏡検査を受検しよう。ポリープを切除した場合は3週間ほどで病理検査の結果が出る。要治療と診断されれば、今後の治療方針などの話も。過去に大腸がんの手術をした経験がある、複数のポリープが見つかったといった人は、年1回の定期検診が推奨される。

ドクターからのメッセージ

有住 忠晃院長

検査を受けた方からは「想像と違い、つらくなかった」とおっしゃっていただくことが多い大腸内視鏡検査。当院では鎮静剤や炭酸ガスを用いることで、なるべく苦痛が少なくなるよう工夫しています。40代、50代になれば大腸がんのリスクが上がりますので一度は受けていただきたいですし、20代や30代でも症状がある場合は検査を検討してください。働き世代の方が検査を受けやすいよう土曜日にも大腸内視鏡検査を行っており、胃カメラの同日実施も可能です。健康診断で便潜血が陽性だった方はもちろん、排便時に出血が見られる方、近ごろ便秘や下痢がひどくなった方など自覚症状があれば、なるべく早く検査を受けていただければと思います。

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