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中野 聡 院長の独自取材記事

岐阜なかの内科・内視鏡クリニック

(岐阜市/柳津駅)

最終更新日:2020/11/19

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岐阜市柳津町のショッピングモール・カラフルタウン岐阜の1階にある「岐阜なかの内科・内視鏡クリニック」は2020年10月に開院した新しいクリニック。親近感と安心感を与えたいと、公民館や図書館など誰しもなじみのある公共施設をモチーフにした院内は落ち着いた雰囲気。学生時代はハードな登山などもこなしていた中野聡院長は温厚で実直な人柄で、患者からの信頼も厚い。総合内科・消化器内視鏡・消化器病・肝臓の専門家でもあり、特に内視鏡検査は数多く手がけてきたという。胃がんや大腸がんでの不幸をなくすために、がんの早期発見に強いこだわりを持つ同院。「来院のハードルを下げたい」という中野院長に開院のきっかけや今後の展望について聞いた。
(取材日2020年10月29日)

がんの早期発見で、地域医療への貢献をめざす

開院にあたり、この地を選んだ理由を教えてください。

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私はこれまで、大垣市民病院や岐阜社会保険病院(現・可児とうのう病院)、名古屋大学医学部附属病院や消化器専門のクリニックなどに勤務してきました。直近に勤めさせていただいた名古屋市のMIWA内科胃腸科CLINIC葵の院長時代には週に1度、本院のある岐阜市で内視鏡検査と診療をしていましたので、岐阜県や愛知県には愛着がありました。また、開院を視野に入れた当初からクリニックモールには魅力を感じていました。認知性、利便性などの点で優れており、来院のきっかけをつくりやすいと思っていたからです。そして開院場所を探していた際に、土日診療を行うことにより地域医療に貢献するという同じ志をもったクリニックモールがあることを知り、名乗りをあげました。

開院を決意されたきっかけや経緯を教えてください。

前職で責任ある役職を任せていただき、さまざまな経験をする中で「自分でもクリニックを運営してみたい」という挑戦心が芽生えたことです。また、これまで高度専門医療機関でも診療させていただきましたが、進行したがんに対しては先進の医療を用いても、結果に限界のあることが多く、患者さんと残されたご家族を前に、自分の無力さを痛感させられる場面が数多くありました。同時にあと少し早く受診してくれればなんとかできたであろう、と思う場面も多々ありましたので、いかに検査のハードルを下げるかが課題であると感じていました。そして、忙しい働く世代の方にも内視鏡検査を受けてもらうために、土日祝日にも検査・診療できるクリニックの必要性を感じていたのも理由ですね。

医師をめざそうと思ったきっかけは?

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幼い頃は体が弱く、通院・入院を繰り返していました。また、祖母もずっと入院していましたので、病院に通うのは日課のようなもので、なじみがあったのかもしれません。小さな頃から漠然と人の役に立つ仕事がしたいと思っていましたし、自身の経験もあり、同じような境遇の人を助けたいという想いが強くなっていきました。思春期に将来どう生きていきたいかを考えた時に、強くやりたいと思ったのが医師でした。そして、高校3年の冬に決意。その後、少し時間はかかりましたが、何とか医学部に入学することができました。今はがんの早期発見をするという理念と使命感を抱きながら仕事ができ、医師になって本当に良かったと実感しています。

苦痛の少ない内視鏡検査で来院のハードルを下げたい

先生の専門分野を教えてください。

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医師免許を取得後、研修医の2年間でいろいろな科を回る間に、どの科にするか考えました。全身の状態を考える内科の中でも、内視鏡治療やカテーテル治療など外科的な要素を兼ね備えた科であり、技術力を磨けると思ったので消化器内科に決めました。当時は忙しい日々でしたので余裕がなく、目の前のことをがむしゃらにやっているだけでした。病院の敷地内の独身寮に入っていたのですが、帰ってもすぐに呼び出される。ヘトヘトになり白衣もそのまま、聴診器も肩にかけたままに眠ってしまうような毎日でした。でも、おかげでいかなる場合においても手を抜かないということが身につきました。当然のことですが、医師としてとても大切なことだと思います。今になりやっと余裕ができて、人に求められる喜びが実感できるようになってきました。

先生は内視鏡検査をお得意とされているそうですね。

がんの発見が遅れてしまう原因は「健診を受けていない」「健診で引っかかったが受診しなかった」「症状はあったが検査が怖くて受診しなかった」などが挙げられます。このような方々にいかに検査を受けてもらえるようにするか? 多くの方は内視鏡というと「苦しい」「痛い」というイメージをお持ちですので、苦痛の軽減が必要です。内視鏡検査の上達には、経験はもちろんですが、一回一回の検査でいかに考えながら取り組むかということの積み重ねが大切だと考えています。医師になって以来、内視鏡に関する本という本はすべて読んでいると自負していますし、その上で自分の工夫を反映することで、腕を磨いてきました。また、技術的なことだけでなく鎮静剤も一つの選択肢としてあります。「あそこの検査は楽だったよ」と言われるように、あらゆる手段を使って検査のハードルを下げたいと思っています。

先生に影響を与えた患者さんとのエピソードはありますか?

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ずいぶん前になりますが、がんの末期まで進行した30代の若い患者さんがいらっしゃいました。医師として最善は尽くしましたが、もはや私にできたのはなるべく痛みを取ってあげるようにすることだけという状況。最期の最期は「よく頑張ったね」と、ただ見守ることしかできません。しかし、患者さんのお子さんは状況を受け入れられなくて。3歳くらいの女の子でしたが、ベッド柵を両手で握りしめ、柵の間から顔を出し、口を開けたまま、ただただ涙を流している。まだ何も理解できていないだろうし、こんな経験をしなくてもいい年齢なのに。そして、子どもの成長を見守ってあげられない患者さんの無念さを思うと、言葉も出ませんでした。これを期にがんの早期発見の大切さが身にしみました。少しでも早めに検査して、1人でも多くの方をがんから守っていきたいと。今でもふとした時にその子の顔を思い出します。

患者と丁寧に向き合い、どれだけ寄り添えたかを問う

診療の際に心がけていることやモットーは?

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患者さんに「寄り添う心で親身に接する」こと。親身にというのは自分や自分の家族にも患者さんと同じ状況が、容易に起こり得ることという意識。おもてなしなど形式的なサービスではなくて“心”。あくまでも自然に気持ちをくんであげられる心の支えがあって、初めて患者さんに満足してもらえるものだと思っています。これはスタッフにも徹底して伝えています。スタッフそれぞれ能力はさまざまですが、最も大切なのはこの部分。どれだけ患者さんに寄り添うことができるかがすべて、といっても過言ではありません。患者さんとの信頼関係を大切にして、地域社会に貢献していきたいと思っています。

貴院ならではの特徴を教えてください。

ウェブ予約の導入などにより、検査のハードルを下げる努力をしています。初診でも胃カメラ検査ができますし、同日に大腸カメラ検査も可能です。また、例えば肛門の診察の場合、受付でプライバシーが保てないのが心配で、受診を控えてしまう方がいらっしゃいます。そういった方々を想定し、事前にスマートフォンやパソコンで問診して、そのまま診察を受けられる、ウェブ問診システムも取り入れています。おかげさまで名古屋市のほか、郡上市や高山市などの遠方から来てくれる患者さんもいらっしゃいます。ウェブで内視鏡検査の件数実績を調べたり、クチコミ情報を見たりして来院される方も多いですね。

先生の趣味やストレス解消法は?

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往復3時間程度の低山登山をしています。もともと大学時代は長野県に住んでいましたので、当時は北アルプスの山々を登っていました。冬山登山もしていましたし、夏は1人で1週間程度の山籠もりで、北アルプスを下から縦走して日本海まで行ったことも。今は週に1回程度、単純に気分をリフレッシュするために行っています。運動不足解消になるし、木陰を歩けるので紫外線対策にもなりますし(笑)。

今後の展望と読者にメッセージをお願いします。

安心感を持ってご来院いただけるようなクリニックをめざします。また、内視鏡だけでなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病をはじめとした内科全般の診療にも注力しています。体の不安など何でも気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃内視鏡検査/1万5000円、大腸内視鏡検査/2万円、内視鏡検査での麻酔利用/1000円

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