年齢を重ねても生き生きと
元気な体を維持するリハビリテーション
おおはた整形外科クリニック
(大阪市東住吉区/田辺駅)
最終更新日:2023/04/25
- 保険診療
膝、腰が痛いと、つい外出がおっくうになり、家にいる時間が長くなる。すると筋力がだんだんと低下して運動機能も下がり、さらに痛みが増すことも……。そんな日常生活の悪循環を改善するために、「日々の生活に、リハビリテーションを気軽に取り入れてもらいたい」と話す「おおはた整形外科クリニック」の大疁武夫(おおはた・たけお)先生。同院には、専門の知識を持った理学療法士が複数在籍しており、患者一人ひとりに合わせたメニューでリハビリテーションを実施。痛みの改善を図りながら再発を予防し、元気に毎日を送るためのサポートを行っている。「理学療法士との会話を楽しむ、くらいの気持ちで来てもらえたら」と語る大疁先生に、理学療法士がリハビリテーションを行うメリットから、体を動かすことの大切さまで、じっくりと聞いた。
(取材日2022年11月30日)
目次
医師と連携し、専門の知識を持った理学療法士が行う、痛みの改善をめざし再発を予防するリハビリテーション
- Qリハビリテーションとは、どんな人が行うものですか?
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A
高齢の方や一般の方、スポーツをする方、お子さんなどすべての方が対象です。どんな内容を行うと良いかは、患者さんによって違いますので医師や理学療法士がサポートします。高齢の方ですと、まずは筋力が大事になります。特に足、下肢に筋力をつけるということと、膝や腰、股関節の硬さを取っていくことをめざすリハビリテーションが主になります。一般の方は捻挫や骨折などの、外傷後リハビリテーションが多いですね。一時的に硬くなった筋肉をほぐし、動かしていくことで運動機能の早期回復をめざします。スポーツでのケガも同様で、復帰までの時間を早めることに努め、ケガを繰り返さない予防的リハビリテーションというものもあります。
- Qこちらのクリニックでのリハビリテーションをご紹介ください。
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A
理学療法士が毎日、患者さんの症状に合わせてリハビリテーションを行っています。1回20分のリハビリテーションの中には、電気やけん引などの消炎鎮痛治療の時間は含まれません。基本的に予約制ですが、空いていればその日のうちに施術も可能です。医師が作成した施術予定表をもとに、理学療法士と看護師が朝礼でその日の患者さんの情報を共有しながら行っています。小さなクリニックですので行き来がすぐできますし、何か問題があってもすぐに解決できます。明るい雰囲気で会話しながら施術するのも特徴で、彼らと話すのを楽しみに毎日来院される方もいらっしゃいます。女性理学療法士も1人いますので女性も気軽に受診いただけると思います。
- Q理学療法士によるリハビリテーションのメリットは何でしょう?
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A
リハビリテーションには運動療法を行う運動器リハビリテーションと、電気やけん引などで消炎鎮痛を行う物理療法リハビリテーションの二つがあり、理学療法士は運動療法をメインに行います。理学療法士というのは、動作や体についての知識と経験が豊富な専門家です。そういう専門家がマンツーマンでつくというのが、患者さんにとって大きなメリットだと思います。患者さんはお一人お一人年齢も仕事も、家庭環境も違います。そのすべてを聞き取り、一番良いリハビリテーションは何かを考え、組み立てて実施してくれます。当院では部位ごとに担当を分けず、体を全般的に診る理学療法士ばかりですので、多岐にわたるご相談にもお応えが可能です。
- Q整形外科と整骨院を混同しがちですが、違いはどこですか?
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A
整形外科では医師が骨、関節、運動器、手足の神経、脊椎脊髄の治療を行います。エックス線、MRI、CT、血液検査などを実施し、その結果と理学的所見をもとに診断し、病状や病態に合わせて投薬、注射、手術、リハビリテーションなどで治療をしていきます。整骨院ではこれらの診断は行わず、柔道整復師が目に見える捻挫や打撲などの外傷に対するケアを行います。整形外科では、多種多様な情報をもとに総合的に診断を行いますから、その診断の信ぴょう性という点でも相違は大きいかと思います。ケガや運動器に異常を感じた場合、まずは整形外科を受診し、医師の診断をもとにリハビリテーションをしていただきたいですね。
- Q毎日元気でいるために、日常生活でできるケアはありますか?
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A
適度な運動が大切です。高齢者の膝痛や腰痛の原因は、筋力の低下や加齢による変化が多いので、ご自身の体重に見合った筋力をつけると良いですね。と言うと、皆さん歩く運動をされるのですが、体重をかけると膝や腰に負担がきますから、体重をかけないで運動をする。例えばプールの中で歩くとか、寝転がった状態や椅子に座った状態でする運動がお勧めです。若い方は長時間のデスクワークなどで、腰痛の訴えが多いですね。腹筋、背筋を鍛えて正しい姿勢を保つことも大切ですが、腰の筋肉が硬くなっていることも原因の一つです。骨への負担を筋肉で吸収できるようにほぐしたり、柔軟性を高めるストレッチを日常生活に取り入れてみてください。