マウスピース型装置を用いた矯正で
印象の良い歯並びをめざす
ミモザデンタルクリニック本町
(大阪市中央区/本町駅)
最終更新日:2025/01/16


- 自由診療
歯並びをきれいにしたいという思いはあっても、矯正装置の見た目や装着時の不快感、痛み、かかる期間や費用などを理由に、矯正をためらっている人は少なくない。そう考える人のために、マウスピース型装置を用いた矯正を導入したのが、「ミモザデンタルクリニック本町」の杉本渉院長だ。「矯正で歯並びの改善を図ることで、相手に与える印象や、自己肯定感が大きく変わると考えています」と話す。そこで取材ではマウスピース型装置を用いた矯正のメリットや、期間や費用はどれくらいなのか、どんなステップで進められるのかなどを、杉本院長に詳しく解説してもらった。
(取材日2024年9月18日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qマウスピース型装置を用いた矯正のメリットとは何でしょう。
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A
痛みが少なく、快適に矯正を進めやすいことがメリットだと思います。従来のワイヤー矯正では、矯正器具の調整をした際などに痛みを感じることがあります。また装置が唇や舌に当たってしまうなど、不快感に悩まされる方も少なくありません。一方マウスピース型装置は、こうした問題は感じにくいといわれています。このほか、装置を着けていることが他の人にわかりにくいこともメリットの一つですね。さらに患者さん自身で取り外しできるので、これまでどおりに食事をおいしく楽しめたり、歯磨きができたりします。型採りは光学スキャナーで行うため、樹脂の感触が苦手な方にも安心していただけるでしょう。
- Q歯並びで第一印象が変わるものなのでしょうか?
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A
歯があっちこっちを向いているガタガタの歯並びより、きれいに整っているほうが、「きちんとしている」など良い印象を与えると考えています。つまり矯正することで、第一印象を良い方向へと導くことが期待できるのではなないでしょうか。また矯正をきっかけに、歯への意識が高まる傾向があります。虫歯や歯周病などの口腔内疾患への注意にもつながるでしょう。さらに矯正を受けることで自分に自信がついたり、いろいろとやる気が出たりと、生きていく上でも良い影響を与えるのではないかと思います。
- Q本当に矯正できるのか不安です。また期間や費用も心配です。
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A
マウスピース型装置を用いた矯正では、まず光学スキャナーで型採りを実施。そしてスキャンデータをもとにデジタル上で歯の模型を起こし、ゴールまでをシミュレーションします。そのため歯科医師の経験や勘だけを頼りながら矯正を進めることはありません。また矯正の過程や期間について、矯正を始める前に視覚的にわかりやすくお伝えします。ですからしっかりとご納得してから始めていただけるでしょう。費用については、当院では3タイプをご用意。歯並びの状態に応じて、3つのうちのどれかに当てはめて費用を決定します。たとえシミュレーションの見直しを行うとしても、追加費用はかかりませんのでご安心ください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング
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マウスピース型装置を用いた矯正の特徴や、矯正の流れ、費用などについて詳しい説明を受ける。また矯正の支障となることから、虫歯や歯周病の有無もチェック。矯正に支障が生じる恐れがあると判断された場合は、矯正の前に虫歯などの治療を受けることになる。矯正を開始しても問題がない場合や、患者が早い矯正の開始を望む場合は、虫歯などの治療を行う前に矯正をスタートさせるケースもあるそうだ。
- 2光学スキャナーと歯科用CTによる撮影
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光学スキャナーによる型採りとCT撮影を受ける。マウスピース型装置は、スキャンデータをもとにAIがシミュレーションし作製するので、場合によってはCT撮影を省くことも可能だ。ただしその場合、矯正において重要な歯の根や顎の骨についての情報は蓄積されたデータをもとに判断するため、AIの矯正プランが患者に適しているとは限らないそう。そのため同院では必ずCT撮影を行い、歯の根や顎の骨の情報を採取している。
- 3矯正プランの説明と確認
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歯並びや噛み合わせ、一本一本の歯の状態などのデータを使った、専用のソフトウェアによる歯の移動のシミュレーションをもとに立てた矯正プランの説明を受ける。歯の動きやシミュレーションによるゴール、かかる期間、費用などを確認した上で、矯正をするかしないかを決定する。
- 4矯正スタート
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マウスピース型装置は、1週間ごとに自分で取り替える。1日20時間以上の装着が必要で、装着時間が短いとプランどおりに進まず、プランの修正や装置の作り直しが必要となることもあるので注意が必要。基本は1~3ヵ月ごとの通院を続け、矯正の進み具合や口腔内の状態などを歯科医師に診てもらう。
- 5矯正期間中からアフターフォローまで
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矯正期間中は通院時に矯正の進み具合がチェックされ、必要に応じて口腔内のスキャンや、プランの見直しが行われる。そして歯科医師と患者、双方が納得できる状態をめざす。装置の装着が終了した後は、歯の後戻りを防ぐ「保定」という処置に移る。この時は保定用のマウスピース型装置を使うという。保定期間の目安は矯正期間のおよそ半分。3ヵ月に1度を目安に、通常のメンテナンスと併せて処置を受ける。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/38万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。