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今村 虎太郎 院長の独自取材記事

三宮・元町おとなこどもKOTA歯科・矯正歯科

(神戸市中央区/神戸三宮駅)

最終更新日:2021/12/17

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JR三ノ宮駅、阪神・阪急神戸三宮駅から徒歩10分ほどの、アクセス良好な場所にある「よぼうのはいしゃさん」。その名のとおり、予防に特化した歯科医院だ。院内に小さな家があるようなデザインの診察室、木のおもちゃ専門店と提携した温かみのあるキッズコーナーなど、院内の随所に「歯科に対するネガティブなイメージを払拭したい」という今村虎太郎院長の思いが表れている。診療においては、歯科医院を「治療するための場所ではなく、何も問題がないことを確認するための場所」と考えてもらえるよう、「月額制予防プログラム」など、独自のサービスを提供。人々の予防意識の向上をめざす。優しい笑顔が印象的な今村院長に、同院の特徴から今後の展望まで幅広く聞いた。

(取材日2020年8月14日)

歯科医院は、何も問題がないことを確認するための場所

開業して間もないようですね。クリニック名の由来もお聞かせください。

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2020年6月に開業したばかりです。新型コロナウイルス感染症が流行している中でのスタートとなりましたので、開業当初から、手指消毒やマスク着用、院内の換気など感染症対策を徹底してきました。また、飛沫や粉塵を吸い込む口腔外バキュームも導入。非接触型体温計による患者さんへの検温も行っています。「よぼうのはいしゃさん」という名称にしたのは、「名は体を表す」という言葉のとおり、予防に特化した歯科医院だから。そのことを皆さんに周知したかったので、あえて平仮名表記にしたんです。今のところ、「歯が痛い」など急な症状を訴えてくる患者さんはいらっしゃらないですね。ほとんどの患者さんが、歯のクリーニングや歯石除去を目的として来院されています。

なぜ予防に特化しようと思われたのですか?

「歯を削ったり抜いたりしたい」と思う人はいないにもかかわらず、多くの人はそうしたことをするために歯科医院に行きます。したくないことをしに行くというのは矛盾しているように思いますが、「歯科医院は虫歯になったときに治療するための場所」といった意識が根づいているのかもしれません。しかし、歯を削ったり抜いたりしたくないのであれば、歯科医院を「治療するための場所ではなく、何も問題がないことを確認するための場所」と考えていただいたほうがいいのではないでしょうか。理想は、定期的にお口の状態を診て、良い状態が保たれているかどうかを確認すること。そのほうが患者さんの負担も少なくて済むと思うのです。

診療の流れについて教えていただけますか?

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初診の際には、カウンセリングルームで当院の診療理念について資料などを用いてわかりやすくご説明。何かあってから来院するという意識だと歯の健康を損なう可能性があること、予防のために通いやすいよう、「月額制予防プログラム」を用意していることなどをお話しさせていただきます。当院の理念をご理解いただけたら、エックス線撮影や歯周病検査、視診などを行い、結果についてご説明します。2回目の来院の際には、唾液の質など、さらに徹底的な検査を行う「総合的な口腔検査」を実施。顕微鏡でお口の中の細菌も実際に見ていただきます。お口の現状を見てびっくりされる方も多いですね。細菌が多いようなら、お薬で徹底的に除菌していきます。その後も良い状態を維持できるよう、うがい薬の使用もお勧めしています。

人々が歯科医院に抱くネガティブなイメージを変えたい

なぜ月額制の予防プログラムを実施しようと思われたのですか?

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「歯科医院は何も問題がないことを確認するための場所」という意識を多くの方に持っていただきたいからです。動画配信などでも、定額で自由に動画を見られる「サブスクリプション」と呼ばれるサービスがありますよね。「月額制」というと新しい形態のように思われがちですが、「予防」と「サブスクリプション」をただ結びつけただけなんですよ。まずは定期的に通っていただいて、お口のケアに関する正しい知識を身につけてもらいたいのです。通っていただく中で、詰め物に使われる金銀パラジウム合金が健康に与える影響など、患者さんにとって役立つ他の情報も併せてお伝えさせていただくようにしています。

ホワイトニングなど、審美面に配慮した診療にも対応していらっしゃるのですね。

現在、さまざまな種類のホワイトニングが提供されていますが、施術方法や薬剤によって費用や作用の仕方が異なります。当院のホワイトニングでは、経済的にも身体的にも患者さんに負担の少ない薬剤を使用しています。また、歯並びが悪い場合虫歯になりやすいため、今後は矯正を専門とする先生に来ていただいて、マウスピース型装置を用いた矯正にも取り組んでいきたいと考えています。いずれにしても、大切なのは予防。ホワイトニングや矯正も組み合わせて診療を行うことで、予防への意識をいっそう高めることをめざしています。

診察室やキッズコーナーなど院内の造りにもこだわりが感じられます。

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歯科医院というと、「痛い」「怖い」などネガティブなイメージをお持ちの方が多いですよね。よくお子さんに、「痛くないから大丈夫」と言われるお母さんがいらっしゃいますが、そう言われること自体、「歯科医院は痛いことをする場所」と思っていることの表れではないでしょうか。歯科医院に対するそうしたイメージを払拭したいのです。当院のことを、「遊びに来るための場所」と思っていただいても構いません。実際、ガラス越しに当院のキッズコーナーのおもちゃを見て、「ここに来たい」とお母さんにおねだりして通うようになったお子さんもいます。昨日は、ここに夏休みの宿題をしに来た子もいました(笑)。予防の大切さを意識してもらえるようになるのであれば、きっかけは何でもいいんです。

予防を中心に据えて、歯科医療を変革することをめざす

先生はなぜ歯科医師をめざすようになったのですか?

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父が整形外科の医師で、母は薬剤師なんです。幼い頃から、医療の道に進みたいと思っていたわけではないのですが、医療従事者だった両親の影響は大きいかもしれませんね。幼い頃から、父が診察している様子を見る機会が何度もありまして。父はとても話が面白い人で、どちらかというと、診察や治療の内容より、患者さんと世間話をしながら笑っていた父の姿のほうが印象に残っています。小さい頃にはそれほど意識していなかったのですが、進路を決めなければならない時期が近づくにつれ、医師である父のことを意識するようになり、私自身も医療の道をめざすようになりました。

スタッフさんの体制についても教えていただけますか?

現在、受付スタッフと歯科衛生士を合わせて5人のスタッフが在籍しています。保育士の資格を持つスタッフがいることもあってか、「保育だけしてもらえませんか?」と親御さんから相談されることも。患者さんも当院のスタッフたちに信頼を寄せてくださっているのではないでしょうか。お昼にみんなで食事に出かけるなど、スタッフ同士の仲も良いですね。「歯科医院は何も問題がないことを確認するための場所」という私自身の考えをスタッフたちにも常々伝えるようにしています。当院は予防に特化していますので、実のところ、スタッフたちがメインで、私はサブのような存在。歯を削ったりするのが歯科医師の仕事ですので、私の出番はできるだけ少ないほうがいいんです。

最後に、先生がめざすところについてお聞かせください。

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「歯が痛いから」「詰め物が取れたから」など、「歯科医院は何かあってから行く場所」という、皆さんの意識を変えていきたいと思っています。「治療するための場所ではなく、何も問題がないことを確認するための場所」と考えてもらえるようになるとうれしいですね。痛みの少ない治療を心がけることは大切ですが、治療しなくて済むようにしたほうがもっと良いのではないでしょうか。予防に力を入れれば、身体的にも経済的にも患者さんの負担を減らすことができます。また、もっと大きな観点で見ると、それによって健康寿命が伸び、国全体の医療費を削減することにつながるかもしれません。今後、当院を「第1号」として、同じ診療スタイルの歯科医院を分院展開していくことも視野に入れています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

月額制予防プログラム/4180円、5500円、7700円~、総合的な口腔検査/1万円、月額制ホワイトニング/5480円、9400円、1万6800円、2万4000円

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