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大賀 貴文 院長の独自取材記事

葛飾にいじゅくクリニック

(葛飾区/金町駅)

最終更新日:2022/04/15

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金町駅から徒歩10分、高層マンションと大学のキャンパスに囲まれた緑豊かなエリアの一角にある「葛飾にいじゅくクリニック」を訪ねた。2020年7月の開業からもうすぐ丸2年。消化器内科を専門とする大賀貴文院長が、専門の枠にとらわれず内科一般、皮膚科、健診、予防接種などを幅広く手がけている。開業以降、新型コロナウイルスの感染拡大で発熱者の診療やワクチン接種といった対応に追われる時期が続いたが、最近は徐々に落ち着きを取り戻し、在宅診療も再開。地域に根差したクリニックとして存在感を高めつつある。クリニックの特徴や開業の経緯、患者への思いのほか、栄養指導などのクリニック独自の取り組みについて、インタビューで大賀先生にじっくり聞いた。

(取材日2022年3月29日)

専門の枠にとらわれず、内科全般、皮膚科にも対応

こちらで開業された経緯からお聞かせください。

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勤務医をしていたクリニックが閉院することになり、年齢的にもこれまでの経験を生かせるいいタイミングかなと思い、開業を決めました。せっかく開業するなら、ある程度の広さがあって、かつ落ち着いた雰囲気の所でやりたいという思いがあった中で、この物件に出会って即決しました。周囲にマンションも多く、若いファミリー層がたくさん住まわれているので、人口の増加も期待できるエリアですし、公園が目の前にあるという立地も気に入っています。私はもともと金町エリアに縁もゆかりもなかったので、正真正銘ゼロからのスタートではありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って発熱者の診療やワクチン接種に精力的に取り組んできたことで徐々に周辺住民の皆さんに認知されるようになり、おかげさまで患者数も順調に増えてきました。

どういった患者さんが多く来られますか?

私は消化器内科が専門ですが、内科診療全般を手がけていますから、風邪や腹痛といった一般的な体調不良をはじめ、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病のフォロー、皮膚疾患、喘息、健診での利用など、本当に幅広いですね。年齢層で言うと、やはり地域柄30~40代の方が多く、中高年の方も徐々に増えてきているところです。また、当院は週に1度、東京慈恵会医科大学葛飾医療センターの皮膚科を専門とする女性医師が非常勤で診察しているので、皮膚疾患に関してはお子さんの受診も多いですね。エックス線検査、超音波、心電図に加え、肺機能を測定するスパイロメーター、動脈硬化を調べるABI検査装置なども装備しているので、初期の幅広い検査に対応可能です。

こちらでは管理栄養士による指導も受けられると伺いました。

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そうですね。病気の治療にあたっては、投薬ばかりでなく日々の食事による栄養摂取のあり方がとても重要ですから、生活習慣病など慢性疾患をお持ちの方を中心に、食事面で悩まれている方へのアドバイスを、治療の一環として取り入れています。当院には2人の管理栄養士が在籍していて、栄養指導は開業当初から力を入れて取り組んできましたので、当院の特徴の一つと言えるかもしれませんね。健診で何らかの異常が見つかった方に対する特定保健指導も担当してもらっていて、栄養士と対話することによってご自身の食生活の問題点に気づいて改善をめざしていただけるよう導くなど、患者さんの意識に働きかける地道な取り組みではありますが、意欲的に頑張っていただけるよう努めていますね。

恩師との出会いがきっかけで、消化器内科の道へ

ところで、先生が医師を志したきっかけは?

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きっかけと言うほど、何か特別な出来事があったわけではありません。強いて言うなら、私の両親が薬学部を卒業していて、姉も医師をしているので、私にとっては子どもの頃から医療業界が比較的身近にありました。そうした環境も影響して、高校2年生の頃に具体的に進路を決めるにあたって、自分も自然と医学部をめざして勉強するようになっていました。加えて、医療は常に人を相手にしていますから、直接的に誰かの役に立てる職業だというところにも魅力を感じましたね。

消化器内科の道に進まれたのはなぜですか?

姉も消化器内科の医師ですが、だからといって姉に影響されたわけではなく、もともと私は自分で診療を完結できるというところに魅力を感じて眼科を志望していたんです。でも研修でいろいろな科を回り、消化器内科の先生にたいへんお世話になって、内視鏡にも触れさせてもらったりする中で消化器内科の面白さに引き込まれました。この恩師の先生との出会いが一番大きかったように思いますね。医師の世界は診療科ごとに少しずつその個性というか雰囲気が異なっていて、私は性格的にも消化器内科が合っているなと感じてきました。そのあたりはフィーリングの問題なので、言葉で表現するのはなかなか難しいですね(笑)。

患者さんと接する上で心がけていることはありますか?

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患者さんと同じ目線に立って、丁寧に接するということがまず第一。疾患を含めてその患者さんご本人に関心を寄せ、前回どんな会話をしたかを思い出しながら、その話題をきっかけにコミュニケーションを深めて、互いに信頼関係を築いていけるような診療を意識しています。治療の主体はあくまで患者さんですから、症状に応じて考えられる治療法の選択肢をこちらから提示した上で、どれが最適かを一緒に考え、最終的には患者さんの意思で決めていただくようにしています。

健康面が気になったときの最初の窓口でありたい

訪問診療についても少しお聞かせいただけますか?

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通院が難しい患者さんのためのサービスとして、訪問診療による在宅療養支援を行っています。私が診療の合間を見て患者さんのお宅を訪問します。脳出血や心臓、呼吸器、消化器などに慢性疾患をお持ちの方、点滴やチューブなどの医療器具や在宅酸素を利用されている方、脳卒中後の後遺症をお持ちの方など、幅広く対応させていただいており、今後のニーズに応じて、往診担当のドクターを増員することも検討したいと思っています。月2回の訪問診療と併せ、在宅栄養指導も行っていますので、管理栄養士が患者さんの生活に合わせた食事プランを提案するなど、栄養面の相談に応じられることも、当院の訪問診療の特徴の一つです。

地域住民を対象にしたイベントも開催されているそうですね。

もともとは地域住民の皆さんにクリニックをPRするための試みとして始めたのですが、コロナ禍の影響もあり、2021年8月に行ったアートイベントを最後に、開催できない状態が続いています。地域に根差したクリニックとしてこの地域にお住まいの皆さんとのつながりを大切に育んでいきたいと思っていますので、もう少し感染状況が落ち着いたら、運動イベントや健康にまつわるセミナー、子ども向けの楽しい体験型の催しなど、何らかの形で当院主催のイベントを再開して、クリニックの外でも地域の皆さんと時間を共有していけたらと思っています。

最後に、今後の展望と読者に向けたメッセージを一言お願いします。

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仕事や育児に忙しい皆さんにとって、何よりもまず利便性の高いクリニックをつくりたいという思いが強く、開業当初から土日の診療と平日午後7時までの診療を行っています。慢性疾患のフォローや、体に不調を感じたとき、健診、ワクチン接種など、どんなきっかけでも構いません。健康面が気になったときの最初の窓口として、ぜひ多くの方に利用していただきたいと思っています。コロナ禍がもう少し落ち着いた後には、上部内視鏡検査の導入や、循環器内科や糖尿病を専門とする先生に非常勤で入っていただくことも検討中です。利便性に加えて、より専門性の高い診療を提供できる街のクリニックとして、地域に貢献していければ理想的ですね。

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