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石田雅巳 院長の独自取材記事

医療法人社団璃清会 神楽坂石田歯科室

(新宿区/牛込神楽坂駅)

最終更新日:2019/08/28

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下町情緒漂う牛込神楽坂にある「医療法人社団璃清会 神楽坂石田歯科室」。石田雅巳院長はかつてプロ野球選手を目指していたという精悍なスポーツマンタイプ。スポーツで培った責任感を生かし、誠心誠意で診察にあたっている。そんな石田院長が目指すのは「歯のホームドクター」。ホームドクターとして、歯周病予防・管理、噛み合わせ改善、審美歯科などを組み合わせ、患者の口腔内を長期的に良い状態に保つことに注力している。「僕の診療姿勢は患者さん目線で治療し続けること。患者さんが望むことは何かを常に考えています」と語る石田院長に、診察におけるポリシーや患者とのエピソード、今後の展望などについて語ってもらった。
(取材日2011年9月12日)

ホームドクターとして長期的に口腔内を健康な状態に保つ

先生はどんなお子さんでしたか?

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高校くらいまではスポーツに熱中していました。野球を中心にほとんどのスポーツをこなしていましたね。ですから、小中学校時代の友人には、「歯科医師になったのが信じられない。スポーツのプロ選手になっていると思っていた」とよく言われるんです。実際、中学の時には有名高校の野球部からスカウトされたこともあり、将来はプロになりたいと本気で思っていました。ですが、高校の時、甲子園に出られなかったことでプロの道を諦めることにしたんです。それからは進路について本気で悩みましたね。そんな時、かかりつけの歯医者さんからこの仕事を勧められました。口腔内のトラブルで苦労している祖母をなんとかしてあげたいという思いもあり、城西歯科大学(現在の明海大学歯学部)に進学しました。実際にこの仕事をして、野球をしていたことは大きくプラスになっていると感じています。医療従事者に必要な体力とチームワーク、そして責任感が養われましたからね。

先生は日本大学歯学部の講師もされているそうですね。


大学時代の恩師が日大の教授をしている関係で、細菌学の講師を務めています。細菌学というとバイ菌のようなものを思い浮かべるでしょうがそれだけではありません。細菌学には免疫なども含まれ、守備範囲が広いんですよ。例えば、歯周病は菌によって発症することが知られていますが、その進行や悪化には免疫などほかのファクターが大きくかかわります。臨床医として日常の診察で疑問に思ったことを、研究を専門にしている先生によく質問しています。そうすると、治療のヒントをもらえますし、逆に研究のヒントを与えることになり、とても良い相乗効果が生まれます。

先生は噛み合わせの改善、審美歯科・ホワイトニング、歯周病の予防・管理がお得意と聞いていますが、一番力を入れている治療は?


実は一番力を入れているのは、ホームドクターとしての役割なんです。具体的には、患者さんの口の中を長期間良い状態、もしくは、不満のない状態にすることを目指しています。ですから、口の中の悪い状態を改善した後、高い水準を維持するにはどうすれば良いかを常に考えています。そのために、虫歯予防や歯周病の管理、噛み合わせ改善、審美歯科などを組み合わせて、口の中全体を良い状態に保つための指導を患者さんにしています。イメージとしては、患者さんの歯、口の中、そしてそれに付随する生活すべてを請け負うという感じでしょうか。実際にその点をご評価いただいており、10年以上定期検診だけで通っている方はけっこう多くいらっしゃいますね。

口の中を良い状態に保つためには患者さんの意識改革も必要ですね。

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患者さんのデンタルIQを高めることも必要だと思います。ですから、患者さんには通院中に歯の健康についてしっかりと勉強してもらいます。毎回のように口の中の状況や治療方針について説明し、場合によっては2度、3度繰り返します。時には患者さんに、「自分の体のことですからきちんと聞いてください」と、たしなめることもありますよ。それでも患者さんはきちんと通ってくださいます。なぜなら、今まで怒られなかったからこそ、治療や予防の大切さがわからなかった面もあるからです。「治療について説明されなかったら、こんなに通わなかった」とおっしゃってくださる方も少なくありません。患者さんは歯医者に通うのは楽しくないというのが大前提なので、通院の必要性をしっかりご理解いただくのはとても重要ですね。

歯科医師になって20数年、ずっと患者目線の治療を続ける

患者さんと接する時に心掛けていることは?

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まずは患者さんに心を開いていただけるような診察を心掛けています。心を開いてもらえないと、痛い、噛めないことは言ってくださっても、それ以上の不満を教えてはくださらないんです。例えば、「前に治した部分があんまりしっくりいっていない」ということも、遠慮なく言ってもらえるようにしたいですね。そのために、病院全体の雰囲気や僕自身の振る舞いには気を付けています。例えば、患者さんに接する際には、威圧感を与えない話し方をするように心掛けています。どんなに歯科医師として良い腕を持っていても、患者さんからそれを求められなければ、腕はふるえませんからね。大学でも新人のドクターに、「患者さんは歯が痛いだけでなく、ほかにも悩みを抱えている。それを完全に解決して差し上げなければならない」と教えています。例えば、歯科嫌いの方はひどい状態になってからやっと歯科医院に行きますよね。そうした方へは、幼少時代にこわい思いをしてそうなったのか、歯を抜いた時にとても痛くて嫌になったのか、その原因までフォローするようにしています。そうしなければ、歯科医院に通った間だけ歯が良いということになりかねません。治療後、口の中がまたひどい状況に戻ってしまってはホームドクターとは言えませんからね。

治療するうえで大切にされていらっしゃることはなんですか?


僕の診療姿勢は患者さん目線で治療し続けることです。患者さんが望むことは何かを常に考え、治療の仕方もそれによって多少カスタマイズしています。しかし、日々の診察のなかで僕ら歯科医師はそれを忘れてしまいがちです。技術の押し売りになったり、患者さんの希望を考えずに自分がやりたい治療を推し進めてしまったり。ですが、それでは患者さんにとってはありがた迷惑になってしまいます。ドクターになって20数年たちますが、初心を忘れないように常に肝に銘じています。そのおかげで当院を開業してから16年、患者さんとのトラブルは一度もありません。当院に来た歯学部生は、僕と患者さんとの雰囲気が良いことに驚くんですよ。「どうしたら患者さんとこれだけトラブルがないんですか?」とよく聞かれます。それに対して、「トラブルを起こさないようにと接するのではなく、誠心誠意で治療を行うことだけを考えている」と答えています。誠意を持って治療している姿勢は患者さんにもしっかりと伝わりますからね。

お話を伺っていると、いろいろな歯科医院を巡って、やっと先生に辿り着いたという方も多そうですね。

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ありがたいことにそういう方もいらっしゃいます。一番遠くから通ってくださる方は青森にお住まいなんです。当院に通っている妹さん夫婦に勧められたのが通院のきっかけでした。青森市内を転々として納得いく治療が受けられなかった方が、当院には定期的に通院してくださいます。また、一切歯科医院に行かなかった方が当院だけには通ってくだるんですよ。「石田歯科室さんには不思議と行くんですよ」とご家族がおっしゃってくれるんです。そうした方がいることを、自分なりには良い評価だと思っています。

ある出来事で他人の人生を良い方に変えられる仕事であることを実感

ところで、今まで印象に残っている患者さんはどんな方ですか?

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ある日、手土産を持って3年ぶりぐらいに訪れた若い女性の患者さんがいました。彼女が大学生の時、就職活動の際、面接で有利になるからと前歯の位置を治すことをお勧めしました。実際に矯正で歯並びをきれいにしたら、彼女は自分に自信を持てるようになったそうです。そこでミス日本に応募したところ、あれよあれよという間に準ミスになったといいます。「先生のおかげで人生が変わりました」とお礼を言ってくれました。歯科医師として、他人の人生を良い方に変えられることを実感した出来事でしたね。

休日の過ごし方は?


休日はほとんど、小学校4年の息子と小学校1年生の娘の野球部の活動に付き合っています。野球部の練習では、ほかの子たちにも教えていますよ。もちろん、2人の子どもたちには平日でもフォームをチェックしてあげたり、野球の基礎の部分を教えています。おかげでここ2年くらいは自分の時間がないですね。子どもがもう少し大きくなったら、ゴルフなど自分のためのスポーツを再スタートしたいですね。

今後の目標を教えてください。

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長年通ってくださる方のために、クラブメンバーのようなものを作りたいと思っています。ホームドクターを目指すからには、患者さんには休みだからと痛いのを我慢させたくありません。クラブメンバーの方には、日曜祭日にかかわらずメールによる相談、連絡を受け、訪問診療も行っていきたいですね。場合によっては、クリニックで休日診察もします。すでにクラブメンバーを作るために具体的な準備に入っています。こうした活動を通じて、一生の付き合いとなる患者さんを大切にしていきたいですね。

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