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堤 孝之 院長の独自取材記事

福岡西つつみ眼科

(福岡市西区/下山門駅)

最終更新日:2026/08/12

堤孝之院長 福岡西つつみ眼科 main

下山門駅から徒歩で約15分。福岡市西区の住宅街に医院を構える「福岡西つつみ眼科」。2020年の開業より患者に寄り添う温かな地域医療の提供をめざし、目の腫れや充血、かゆみ、ドライアイ、アレルギー性疾患、視力矯正、小児眼科など、さまざまな主訴に対応している。院長の堤孝之先生は、長年にわたって大学病院や総合病院で眼科全般の診療にあたり、特に専門とする白内障や緑内障においては多くの手術に従事してきた経歴を持つ。「白内障は日帰り手術が可能で、緑内障は先進の医療機器を用いたレーザー治療に対応しています。地域の子どもたちからご高齢の方まで、多くの患者さんの健康に貢献することが私たちの役割です」とにこやかに話す堤先生に、医院や診療の特徴などについて聞いた。

(取材日2020年12月19日/情報更新日2026年8月12日)

自分が受けたい、大切な人に受けさせたい誠実な医療を

まずは開業の経緯からお伺いします。

堤孝之院長 福岡西つつみ眼科1

私は熊本大学医学部を卒業後、熊本大学病院やNTT西日本九州病院、熊本赤十字病院など、複数の総合病院に勤務。約15年にわたって高度先進医療の現場で幅広い診療や多くの手術を経験しながら研鑽を積みました。特に専門とするのは、白内障手術と大学時代から研究を続けている緑内障の治療。そのほか、糖尿病網膜症や加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症、結膜炎、ものもらい、ドライアイ、アレルギー性結膜炎などの診療にもあたってきました。医師として培ってきた経験を生かし、もっと地域に根差した医療で患者さんの健康に貢献したい。そんな思いが強くなり、地元である福岡での開業を決意しました。

医院の特徴や診療方針を教えていただけますか?

専門とする白内障や緑内障の治療をはじめ、さまざまな目の病気における検査・手術に対応できるよう、当院では先進の医療機器を多数導入しています。スタッフ全員の共通の思いとして、診療において大切に考えているのは、自分が受けたい医療、家族に受けさせたい誠実な医療を行うこと。一人ひとりのお悩みを親身に受け止め、相談しやすい雰囲気づくりやわかりやすい説明も心がけています。子どもたちからご高齢の方まで、あらゆる患者さんの不安を取り除けるよう努め、それぞれに合ったオーダーメイドの地域医療を提供していくことが私たちの務めです。

患者層や気になる主訴ついてお聞きします。

堤孝之院長 福岡西つつみ眼科2

当院では、下は0歳の新生児から上は80代の方まで、幅広い年代の方が受診されています。もともと眼科はご年配の方が多い診療科ということもあって、60代以上の方が全体の約4割ではないでしょうか。疾患としてはやはり白内障や緑内障が多いですね。若年世代や働き世代の方は、目の充血やかゆみ、まぶたの腫れといった主訴、眼鏡やコンタクトレンズの処方でもよく来院されています。その中でも特に増えていると感じるのがドライアイの患者さん。昨今は、リモート学習やテレワークが定着し、パソコンやスマートフォン、タブレット端末の画面を長時間見続ける生活が当たり前になってきました。こうした時代背景が、目の乾きや疲れなどの増加の原因であることは否めません。

白内障・緑内障の専門性を生かした先進医療を提供

先生のご専門である白内障とはどんな病気ですか?

堤孝之院長 福岡西つつみ眼科3

白内障は、レンズの役目をする目の中の水晶体が加齢とともに白く濁って、目の奥にある網膜に光が届きにくくなることで、かすみや視力低下を招く病気です。60代以上の方には、誰にでも起こる可能性があり、70代以降の大半の方は少なからず白内障の症状が見られるといわれています。視力の低下や目のかすみが日常生活にほとんど影響しない初期の段階では、点眼治療が基本となります。ただし、あくまで白内障の進行を抑えることが目的で、点眼薬を使用しても濁った水晶体が透明に戻るわけではありません。日常生活に支障が出始め、白内障が進行して眼鏡を合わせても視力が出にくくなったら手術が必要です。しかし、手術はご本人の希望によるものなので、視力が悪くても差し支えないという方の場合は行わないこともあります。

こちらでは日帰りで白内障手術を受けられるそうですね。

白内障手術は、濁った水晶体を取り除いて医療用の眼内レンズに置き換える治療です。適切な麻酔の使用によって痛みはほとんどなく、個人差はありますが手術時間は通常10分程度なので、日帰りで受けられます。当院の白内障手術の特徴は、先進の医療機器を使って精密に行っていることと安全性に配慮していること。これを用いることで、結膜の血管や虹彩といった目の情報を詳細に記録し、機械が手術中の軸のズレを補正して正しい切開位置や眼内レンズの位置をガイドしてくれるので、より精密な手術を行うことができます。さらに、眼内レンズは、ピントが合ったところがよく見える単焦点タイプや乱視用があり、ライフスタイルに合わせた選択が可能です。

緑内障の診療にも力を入れているとお聞きしました。

堤孝之院長 福岡西つつみ眼科4

私は緑内障の分野で博士号を取得していまして、専門的に研究をしてきた分野ですので得意とするところです。緑内障は物を見る神経に障害が起き、視野が狭くなっていく病気です。日本では40歳以上の20人に1人が発症すると推定されています。怖いのはほとんど自覚症状がないまま進行していくこと。失われた視野は元に戻せないので、早期発見と進行を防いでいく早期治療が重要です。他の病気で受診されて、緑内障が見つかるケースも珍しくありません。当院では、あらゆる病気の可能性に気を配り、緑内障も見逃さないよう努めています。さらに、先進の医療機器を使ったレーザー治療にも対応し、重度の場合は基幹病院と連携して最善の医療を提供できるよう力を尽くしています。

スタッフ全員で、地域の健康に全力で貢献していく

視能訓練士が4人いるメリットは何ですか?

堤孝之院長 福岡西つつみ眼科5

視能訓練士は、患者さんの目の検査や矯正訓練を担う目のエキスパート。視力検査や眼圧検査、視野検査、屈折検査をはじめ、眼底検査、立体視検査、色覚検査、眼位検査、眼球運動検査など、さまざまな検査を行う専門の技術と知識を持っています。斜視や弱視の方に対しては、医師と連携してそれぞれの改善をめざした訓練計画の立案や指導、管理も担当します。当院では、常勤の視能訓練士4人体制。各スタッフが連携することで、患者さんをなるべくお待たせしないスムーズな検査ができるほか、時には相談しながら多様な視点で病気や症状を捉えることで、より適切な医療の提供に努めています。

医師を志したきっかけや仕事のやりがいを教えてください。

学生時代は、漠然と何か人の役に立つ仕事がしたいという思いがありました。医師になることが明確な目標になったのは高校生の時です。さまざまな分野の中でも眼科を専攻したのは、大学時代の眼科手術の学びがきっかけ。顕微鏡を駆使した手術の精密さと、一つ一つの所作の見事さに魅了されました。もともと手先が器用で、細かい作業が好きだったことも後押しに。仕事のやりがいを感じるのは、患者さんに心から喜んでもらえた時。特に白内障の手術は、治療の成果が顕著に現れるので、「ありがとう」と感謝されると医師冥利に尽きますね。

最後に今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

堤孝之院長 福岡西つつみ眼科6

パソコンやスマートフォン、タブレット端末など、目を酷使する現代。近視やドライアイの増加は、もはや社会問題化しつつあると感じています。目の病気は、自分で気がつかないものもあり、放っておくと重症化して手遅れになるケースもあるので、早期発見・早期治療が大切です。「目が疲れた」「まぶたが重い」「なんだか光がまぶしく感じる」など、少しでも違和感や不安があれば、お気軽に受診してください。しっかりとお話を聞き、スタッフ全員で協力しながら、地域に根づいた親身な診療の提供に取り組んでまいります。