全国のドクター8,903人の想いを取材
クリニック・病院 160,933件の情報を掲載(2021年10月23日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 川崎市中原区
  4. 武蔵新城駅
  5. 武蔵新城ブレストクリニック
  6. 國又 肇 院長

國又 肇 院長の独自取材記事

武蔵新城ブレストクリニック

(川崎市中原区/武蔵新城駅)

最終更新日:2021/10/12

195438 top

武蔵新城駅北口より徒歩約2分、ビルの1階に位置する「武蔵新城ブレストクリニック」は、2020年5月に開院した乳腺専門のクリニックだ。ピンクリボンをイメージするような、ハートをかたどったロゴが目印。院内はホワイト、ベージュ、ブラウンを基調に、広々とした待合室には座り心地の良い革のソファーが置かれるなど、女性が過ごしやすい空間を追求したつくりだ。3Dデジタルマンモグラフィと超音波検査機器を導入し、「一人でも多くの人の乳がんを早期発見することで早期治療に結びつけ、大切な命を救うお手伝いをしたいと思います」と、日本乳癌学会乳腺専門医の國又肇院長は語る。優しく穏やかな語り口が印象的な國又院長に、診療の特徴や今後の展望について聞いた。

(取材日2020年8月31日)

乳がん検診と乳房に関する診療を専門としたクリニック

開院に至るまでの経緯を教えてください。

1

千葉大学医学部卒業後、千葉大学医学部付属病院放射線科医員となり、その後虎の門病院放射線科などで勤務を重ね、たくさんの画像診断をしてきました。乳がんは、日本人の女性が発症するがんの中でも特に多いといわれています。しかし、早期に発見し適切な治療を行えば、治る可能性のある病気です。乳腺専門の外来がある病院は基幹病院が多いですが、足を運ぶにはなかなか敷居が高いですよね。地域で気軽に検査を受けることができる乳腺専門のクリニックがあれば足を運びやすくなりますので、地域の多くの方に治療や検診を受けていただくことができます。このような「場所づくり」の必要性を感じ、開業を決めました。場所は、自宅から近くで、周辺にこのようなクリニックがないエリアを探している時にこの物件と出会い、2020年5月に開業しました。

どのような患者さんがいらっしゃいますか? また、乳がんになる原因はどこにあるのでしょうか。

川崎市の乳がん検診でいらっしゃる方もいますし、「しこりが気になる」という方、授乳中で乳腺炎になってしまった方など、さまざまな方が来院されています。年齢層も20代から70代くらいの方まで、幅広いですね。乳がんは、遺伝や欧米風の食生活と関係があるといわれていますが、遺伝に関係する乳がんは、がんの中でもそれほど多くありません。また、「どんな食事をとれば予防になるのか」といったエビデンスもありません。乳がんは、初期はこれといった自覚症状がないため、検診で早期発見することがとても大切な疾患です。多くの自治体では、乳がん検診は40歳から始まりますが、ご自身の健康のためにも、年に1度のペースで受診することをお勧めします。

診療の特徴について教えてください。

2

当院は、乳がん検診と乳房に関する診療を専門としたクリニックです。性能の高さを重視した3Dデジタルマンモグラフィと超音波検査装置を導入しており、マンモグラフィ画像は女性の診療放射線技師が撮影し、乳腺専門医である私が画像診断します。検査したその日に、画像を見ながら検査結果をお話しできるのが、当院の大きな特徴です。必要に応じて超音波検査も行いますが、こちらも画像を見ながら説明できます。検査の結果、精密検査が必要な場合は細胞診や組織診を行います。この場合は専門の医師が顕微鏡を用いて診断しますので、結果が出るまでに1〜2週間かかります。また、当院では、乳がんの手術後の患者さんの定期検査やホルモン治療を行っています。乳がん検診や診療を通して、女性の一生に寄り添い続けるクリニックでありたいと思っています。

不安な気持ちをできるだけ緩和する雰囲気づくりを

診療の際に心がけていることはどのようなことでしょうか。

3

当院にいらっしゃる患者さんの中には、しこりや痛みなどの自覚症状があり、「もしかしたら乳がんではないか」と不安な気持ちを抱いていらっしゃる方が多いです。そのような気持ちを受け止め、不安な気持ちをできるだけ緩和できるような雰囲気づくりを心がけています。「どんなときにどんな痛みがあるのか」に加え、普段の生活のことなどいろいろなことを話していただくことが、適切な診査・診断につながりますので、患者さんの話をできる限り引き出せるよう配慮しています。画像診断の結果は、一緒に画像を見ながらしっかり丁寧に説明し、追加で検査が必要な場合は、「なぜ必要なのか」「どんな検査なのか」など、筋道を立てて丁寧にお話しさせていただきます。検査の結果、がんが発見された場合は、患者さんの希望をお伺いしながら近隣の基幹病院におつなぎさせていただいています。

乳がん検診を受ける人は増えているのでしょうか?

乳がん検診を受けることができるのは、基幹病院や乳腺専門の病院であることが多く、受診率はあまり上がっていないのが現状です。女性特有の疾患で、マンモグラフィに抵抗感を抱く方も少なくないようですが、当院のような地域の乳腺専門のクリニックの存在は、受診のハードルを下げることができると思っています。当院では、私以外は全員女性のスタッフで、マンモグラフィも女性の診療放射線技師が行います。院内も、女性がリラックスして受診できるような雰囲気づくりにこだわっています。怖がらずに検査を受けていただくことで早期発見につながりますので、気軽に足を運んでほしいと思います。

授乳中は乳房のトラブルが起こりやすいですが、乳がんとの見極め方は?

4

授乳中は、赤ちゃんに母乳をあげることをきっかけに乳腺が炎症をおこし、痛みやはれ、しこり、赤みなどが出る乳腺炎にかかる女性がいらっしゃいます。しこりがある場合でも、良性のケースもたくさんありますので心配のしすぎはよくありませんが、乳腺炎の治療を続けているのにしこりがずっと残っている場合は、悪性の可能性もあります。「乳腺炎だから」と自己判断するのでなく、授乳中でも乳がんの検査はできますので、少しでも気になることがあれば、ご自身の安心のためにも受診されることをお勧めします。授乳中の乳房のトラブルは助産院でも相談できますが、当院には助産院からの紹介で来られる患者さんもいます。

女性が豊かな人生を送るためにも乳がん検診を

医師をめざしたきっかけを教えてください。なぜ放射線科、乳腺外科を選んだのですか?

5

小さい頃から体が弱く、医療のお世話になる機会が多かったのです。自分が苦しんでいるときに助けてくれた医師への憧れのような気持ちが、医学部受験につながったと思います。放射線科は、たくさんの医科の中でも、画像で全身を診ることができるところに惹かれました。私が学んでいた頃、画像診断の技術が非常に進歩していた時代だったことにも魅力を感じました。中でも乳腺の画像診断にやりがいを感じ、今に至ります。乳腺外科は、マンモグラフィ、超音波検査、組織検査など、患者さんの経過を追いながら診断できるところが、医師冥利につきますね。適切な診査・診断で、患者さんの健康のお役に立っていきたいと思います。

お忙しい日々の中のリフレッシュ法を教えてください。

アウトドアスポーツが好きで、家族でよくキャンプに出かけていたのですが、最近はなかなか行けていないですね。子どもが2人いてどちらも大学生なのですが、キャンプには付き合ってくれます。いまだに仲良し家族ですね(笑)。時間ができたらまた出かけたいと思います。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

6

繰り返しになりますが、乳がんは、早期発見・早期治療ができれば治る可能性のある病気です。早期発見のためには検診を受けていただくことが一番の近道だと思うので、怖がらずに検査を受けてほしいですし、気になることがあったら気軽に足を運んでほしいと思います。検査でがんが発見されても、治療と向き合い、好きなことややりたいことを楽しみながら、10年、20年と経過を見ながら、その人がより豊かに暮らせるお手伝いができればと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

乳がん検診/8000円~

Access