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翁長 正樹 院長の独自取材記事

おながファミリー眼科

(横浜市戸塚区/本郷台駅)

最終更新日:2020/08/12

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横浜市戸塚区下倉田町、人々が静かに暮らす緑豊かな街に「おながファミリークリニック」はある。環状3号沿いのメディカルビル2階、視力検査をするフクロウファミリーのかわいらしいロゴが印象的な院内に入ると、自然光が差し込む開放的な空間。明るくリラックス感のあるスペースで、落ち着いて診療を受けることができそうだ。穏やかな笑顔で迎えてくれた翁長正樹院長は沖縄出身の眼科専門の医師。スタイリッシュな横浜のイメージに憧れ、同地で医局に所属したことをきっかけに、2020年5月に同院を開院するに至ったという。「来院した患者さんには納得して、満足して帰っていただきたい」と語る翁長院長に、同院の特徴やそのめざす医療について聞いた。
(取材日2020年8月1日)

子どもから高齢者まで幅広く相談できるファミリー眼科

開院おめでとうございます。まずは開院に至られた経緯から伺えますか。

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ありがとうございます。総合病院に長く勤務してきましたが、自分のめざす眼科医療を展開するにはいずれは開院をする必要があると感じてきました。多くの患者を迎える総合病院では、それぞれが何を求めて来院されているかを探り、必要なケアを提供することまでは難しいのが現実です。患者さんのお一人お一人とある程度時間を取って向き合い、長くお付き合いさせていただくことで、ニーズに応える医療を実践していければと考えています。この場所は本郷台駅と戸塚駅の間といった立地で、多くの方がお住まいの住宅街でありながらこれまで眼科クリニックが不足していたと聞いています。お困りの方のお役に立てればとこの場所での開院を決めました。

どのような患者さんがいらしていますか?

ちょうど開院のタイミングと新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校していた学校の再開が重なったこともあり、当初は眼科検診の結果を受けて、お子さんをお連れになる親御さんに多くいらしていただきました。その後、徐々に受診される方の層も広がり、お子さんからお年寄りまで幅広い世代の方に受診いただくようになりました。当初から世代を超えた眼科医療を展開したいとの想いがあり、院名に「ファミリー」と冠しましたから、今後も多様な世代の患者さんをお迎えできればと思っています。来院いただく患者さんの中には「バスで駅まで出なければ眼科受診が難しく、治療継続を諦めていた」とおっしゃる方もいらっしゃり、改めてこの場所で開院できた意義を実感させていただきました。

院長ご自身のこのエリアの印象はいかがですか?

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横浜の中でも多くの方がお住まいになっている住宅街ですし、緑も多く落ち着いた良い街だと感じています。主に地域にお住まいの方にいらしていただいていますが、穏やかで優しく、思いやりを持った方が多く、今のところトラブルもなくスムーズに医院を運営できています。「実は以前から緑内障が気になっていた」など、開院を待ちわびていただいていたという方も多く、お喜びいただけていることにこちらもうれしく思います。

ロービジョンケアと小児の斜視・弱視のスペシャリスト

院長はロービジョンケアのスペシャリストと伺いましたが?

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10年ほど前に当時勤務していた横浜市立大学病院の眼科でお声がけいただき、ロービジョン専門の外来を担当させていただくことになりました。現在でも月に一度同院に赴き、外来診療を行っています。眼科疾患では視力低下や視野狭窄といった機能低下により、日常生活に困り事が生じるケースもよくあります。しかし、一般の外来では病気を見つけ、できる限り治すことは行っても、その先に残る「見えづらさ」をケアすることまではできていません。ロービジョンケアではまさにその「見えづらさ」に寄り添い、ニーズに合わせた適切なケアを提供します。まだ一般に広く認知されているとは言えない分野ですが、「ロービジョンケアを受けたい」と希望していらっしゃる患者さんも増え、徐々に認知が広がってきていると感じています。私自身も講演などを通じてその啓発に努めています。

ロービジョンケアでは具体的にどのようなケアを受けられるのですか?

まず、治療によりそれ以上の機能回復が見込めない患者さんに対し、日常の困り事や不安、今後できるようになりたいことなどをヒアリングしニーズを把握します。その上で、改めて視力や視野の検査を行って見え方を確認し、他に可能な治療がないかを検討します。検査の結果を受け、視能訓練士がそれぞれの視機能に合わせて眼鏡、ルーペ、拡大読書器などの補助具を選定。実際に体験して使いこなせるようにアドバイスを行います。また、障害者手帳の申請など公的福祉サービスを受けるための手続きもお手伝いします。「視機能が低下してもできる仕事を探したい」「盲特別支援学校に通いたい」などのニーズに対しては、それぞれ関係機関と連携しながら必要な施設へと患者さんをつなぐ橋渡しも行っています。

院長は小児眼科でのご経験も豊富だとか?

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総合病院で小児眼科を担当していた経験もあり、お子さんの診療も慣れています。お子さんの眼科診療では斜視・弱視を適切にケアすることがとても重要です。視力は生まれてすぐから身についているものではなく、「見る」ことそのものを通じて9〜10歳前後までに育つものです。眼鏡をかけて視力1.0に届かない弱視や立体視が難しい斜視を放置してしまうと、ピントが合わない状態で見続けることになり、十分な視力の発達が得られません。9〜10歳までのできるだけ早い段階で治療を始めることが大切なのです。横浜市では3歳児を対象とした健康診断で視力の検査も行っており、そこで見つかる子が多いのですが、中には学校へ上がる年頃まで見逃されてしまう子も。3歳で治療を開始すれば9歳まで6年間ありますが、6歳で開始しても残る期間は3年間と限られ、発育のチャンスを逃してしまうことになります。気がかりがあれば早めの受診をお勧めします。

患者に寄り添い納得し、満足される診療をめざして

診療にあたられる際に心がけていることはありますか?

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患者さんに寄り添う姿勢を大切にしています。疾患の治療のみに注目していては、患者さんの本当の困り事が見えてこないことも。ロービジョンケアの経験を通じて、見えにくいと何に困るのかといったことを想像できるようになりました。情報の80%は目からといわれるように、視力は私たちの人生を支える重要な機能です。しかし、中には積極的な治療を求めず様子を見たいという方も。患者さんが本当に求めている情報や対応は何なのかを見極め、治療の必要性やメリットデメリットなどを包み隠さずご説明することで、納得して、満足して帰っていただきたいと考えています。

院長が医師をめざされたきっかけは?

母が看護師で医療が身近にあったということと、周りに医師をめざす仲間が多かったこと、さらに進路を考える高校2年生の時に肺気胸を患い手術を経験したことなどが影響しているように思います。初めは内科医師を志望しましたが、その後眼科と出合い、その面白さに魅せられて眼科を専門に選びました。目はとても小さな器官ですが、眼科で扱う領域はとても幅広く、さらに奥深いものです。また、基本的には目の中にすべての答えが見えるという点で、他の診療科とは異なる要素も。内科的要素と外科的要素が両方求められるという点でも独特で、そのあたりに面白さを感じます。

今後の展望について教えてください。

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来ていただいた方のニーズにお応えできる地域密着型クリニックとして、頼りにしていただける存在になりたいと思っています。クリニックでは実施しているところが多くない抗VEGF薬治療(硝子体内注射)も行っていますので、混み合った総合病院での治療を諦めていたという方もお気軽にご相談いただければと存じます。スタッフ一同、患者さんへの想いを共有してアットホームな雰囲気で運営しています。目でお困りのことがあればぜひお立ち寄りください。

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