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青木 由美子 院長の独自取材記事

青木第二歯科医院

(新宿区/神楽坂駅)

最終更新日:2023/12/28

青木由美子院長 青木第二歯科医院 main

神楽坂駅から徒歩約2分。歯科医師もスタッフもすべて女性の「青木第二歯科医院」は、地域に密着したアットホームな雰囲気の歯科クリニックだ。2015年9月には全面的にリニューアル。機械もすべて一新され、清潔感あふれる院内は滅菌対策も徹底されている。優しい笑顔が印象的な青木由美子院長は、常に正直に患者と向き合う誠実な歯科医師だ。歯だけでなく体全体を考えた診療を心がけており、噛み合わせを重視した入れ歯の調整にも力を入れている。町のかかりつけ医として心のこもった医療を提供し続ける青木院長に、診療方針や患者への思い、今後の展望までたっぷりと聞いた。

(再取材日2015年12月25日/情報更新日2023年4月12日)

和気あいあいと、家族的な診療を続ける下町の歯科医院

神楽坂で開院されたのはなぜですか?

青木由美子院長 青木第二歯科医院1

自宅が飯田橋にあり、母が歯科医院を開業していました。神楽坂を選んだのは、母の歯科医院の患者さんからこの場所を紹介されたのがきっかけです。南側で日当たりもいいですし、駅からも近いので、開業するにはとてもいい場所だと思いました。ここは「赤城下町」という地名からもわかるように、下町的な情緒がある町です。3世代で住んでいる方も多いですし、当院にもおばあさまからお孫さんまで、ご家族皆さんで通っていただいています。お祭りなどもあって、地域の方がとても仲がいいんですよ。男性の方でも、お知り合いの方がいらっしゃると待合室で楽しく会話をされています。当院ではいつも笑いが絶えません。

スタッフも女性ばかりで、話しやすい雰囲気があるのでしょうか?

それはあるかもしれませんね。近隣の会社にお勤めの方や近所にお住まいの高齢者の方、お子さんなど、患者層は幅広いですが、皆さんお話し好きの方が多いように感じます。受付のスタッフと会話をしたり、患者さん同士でお話をされたり。現在は週に数回、女性の先生が1人診察に来ていますので、よりにぎやかになりましたよ。スタッフもみんな長く働いてくれていますから、「ここに来れば知っている人に会える」という感じで、通院を楽しみにしてくださっているようです。ずっとこの地で診察をするうちに、この町にうまく溶け込めたのかなと思います。実は受付での会話というのは、情報の宝庫なのです。治療中は患者さんとじっくり話す時間がないので、受付でいろいろ話してくださる内容を参考に、患者さんの性格や生活背景など重要な情報をキャッチしています。

どのような主訴で来られる患者さんが多いですか?

青木由美子院長 青木第二歯科医院2

お子さまはフッ素塗布や虫歯治療、大人の方は虫歯、歯周病や入れ歯の治療ですね。当院は歯周病の検査・予防指導のほか、ブラッシング指導にも力を入れています。最初は手がつけられないぐらいまで放置している方や、なかなか続けられないという方も多いのですが、どんなに磨けなかった方でも徐々に磨けるようになるよう、当院で丁寧に指導していきます。だんだん歯がきれいになっていけば、ご本人の意識も変わっていくと思いますし、結果が目に見えて出てくれば、皆さん一生懸命通ってくださるのではないでしょうか。久しぶりに来られた方がよく磨けていたら本当にうれしいですね。やはりご自身できちんと磨くことが一番の予防ですから、私たちはそれをお手伝いしていきたいと思っています。

噛み合わせを重視した治療で全身の不調にもアプローチ

先生が力を入れていらっしゃる治療は?

青木由美子院長 青木第二歯科医院3

噛み合わせを重視した治療です。噛み合わせのズレは歯のみならず、頭痛や肩こり、腰痛、めまいなど全身の不調を引き起こす原因にもなり得ます。ですから当院では咬合器を使って基準となる平面を確認し、データをもとに患者さん一人ひとりに合った噛み合わせを導き出していきます。咬合がしっかり確認できれば、入れ歯を作る際もその方にぴったりな外れにくい入れ歯を作っていけると考えています。どこの歯科医院に行っても自分に合う入れ歯が見つからなかったという患者さんが、「ようやくしっくりくる入れ歯が見つかった」と喜んでくださるようにしていきたいですね。当院で作る入れ歯は材質も作り方もこだわっており、つるつるしていて汚れにくく、ほぼ臭わないので、一度作れば10年以上そのまま使えることも期待できます。

診察のモットーをお聞かせください。

患者さんが「ここで治して良かった」と思ってくださるような治療をすることです。お互い納得の上で治療を進めていくことが大切ですので、患者さんが気兼ねなく何でも話ができるように、できる限り同じ目線で話をするように心がけています。また、歯周病の方や、歯を抜いたままにされている方もいらっしゃいますが、消化吸収のためにはきちんと噛めることがとても大切です。歩いている時も常に上下の歯が支え合っていますし、しっかりと噛んで脳に刺激を伝えることは、認知症予防にも大きな影響を与えるといわれています。一方で、食いしばりの強い方も最近多いので、皆さんの歯を守っていけるようお手伝いさせていただきたいと思っています。

女性ならではの視点を生かしたサービスなどはありますか?

青木由美子院長 青木第二歯科医院4

女性は年を重ねるとしわやほうれい線が気になりますよね。年とともに口角が下がってくると、うまく噛めなくなることも多いので、エイジングケアとして口元のマッサージを教えて差し上げています。新しい入れ歯を作っても、筋肉が衰えてくるとしっかり食べ物を咀嚼できなくなる方は多いのですが、筋肉を活性化するとまた噛めることが望めるので、マッサージをして口元を動かすようにアドバイスしています。例えば、舌でお口の中をぐるぐる回すとか、指を口の中に入れて、ほうれい線を伸ばすようにマッサージするのも良いでしょう。また、できるだけ大きい口を開けて「あいうえお」と言ってみたり、歯茎のマッサージも取り入れてみたりすると筋肉が活性化し、老化の防止につなげられます。ご自身でケアするほうが長く続けられると思いますし、持続的な筋肉の活性化が望めるのではないでしょうか。

休日は講習会に参加。学んだ技術を地域の人々へ還元

先生が歯科医師をめざしたのは、やはりご家族の影響からですか?

青木由美子院長 青木第二歯科医院5

医師だった父が高校2年の時に亡くなりました。当時は、これからどうなるのだろうと正直不安でしたが、母が歯科医師として働きながら、私たち3人の姉妹を育ててくれました。そういう母の姿を間近に見ていましたから、女性でも手に職を持っていると、いざという時に役に立つのだなと強く思いました。目の前に良いお手本がいましたし、昔から手先が器用だったので、私も歯科医師になって、母のようにずっと仕事を続けていこうと決めました。結局、姉も歯科医師に、妹は医師になりました。姉は母の歯科医院を継ぎ、ここから歩いて行ける距離にある実家で診療を続けています。

噛み合わせやインプラント治療を専門的に勉強され、とても熱心でいらっしゃいますね。

大学を卒業後、歯科医院に勤務し、その後母の歯科医院を手伝っていました。開業前にお世話になった大学の先輩は、いろいろなことに興味のある先生で、すごく刺激を受けました。その先生と出会い、「私ももっと勉強しなければ」と痛感したのです。そこから自分の歯科医師としての勉強が再スタートしました。20年近く前からインプラント治療の勉強をしたり、噛み合わせを専門的に学んだり、現在も勉強漬けの日々が続いています。時間的にも体力的にもきつい時はありますが、自分が学んだ技術や知識を患者さんに少しでも還元したいと思っています。週末はほとんど勉強会や講習会に参加していますので、今のリフレッシュは趣味のゴルフぐらいですね。

最後に今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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最近気になっているのが、高校生ぐらいで歯肉炎になるお子さんがとても多いこと。20歳前後の女性にも非常に多いです。お化粧やファッションだけでなく口の中にも気を使っていただきたいですね。中学生になったら、1ヵ月に1度でいいので歯科医院に来院することをお勧めします。また、私事で大変申し訳ないのですが、事情により2023年12月よりクリニックを不在にすることが残念ながら多くなる予定です。でも、ご心配なく。クリニックに在籍しているスタッフや代診の先生で治療は行えますし、口腔外科を専門とする先生にも定期的に来ていただいているので、親知らずの抜歯やインプラント治療などをお考えの方も、ぜひご相談いただけたら。今後もクリニックに勤務しているスタッフのみんなと一緒に、この地域の患者さんのかかりつけ医として、お口の健康を見守っていけたらと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~

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