全国のドクター13,613人の想いを取材
クリニック・病院 157,056件の情報を掲載(2025年4月30日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市右京区
  4. 太秦駅
  5. 堀江内科クリニック
  6. 堀江 秀樹 院長

堀江 秀樹 院長の独自取材記事

堀江内科クリニック

(京都市右京区/太秦駅)

最終更新日:2021/10/12

堀江秀樹院長 堀江内科クリニック main

嵯峨野線の太秦駅より徒歩約13分、医療モール1階に構える「堀江内科クリニック」。堀江秀樹院長は地元・太秦生まれで自治医科大学卒業後、京都北部をはじめ、複数の病院で勤務を通して内視鏡による病気の早期発見早期治療の重要性を認識してきた。そして2020年5月に同クリニックを開業。「できるだけ患者さんの負担が少ない方法での検査、診療がモットーです」と堀江院長。治療の際には漢方薬も採用し、一人ひとりの患者の体質や症状を把握し、きめ細かな対応を心がけているという。「これまでの経験を生かし地域の皆さんの健康に貢献し、頼りにしていただけるクリニックをめざしたいですね」と語る堀江院長に、医療への思いなどを聞いた。

(取材日2020年6月9日)

生まれ育った故郷に貢献するため地元で開業

開業されるまでの経緯についてお話しいただけますか。

堀江秀樹院長 堀江内科クリニック1

私は太秦で生まれ育ちました。高校卒業後、栃木県にある自治医科大学に進み、卒業後は京都の北部、丹後地方のいくつかの病院で勤務医を経験しました。実は最初は外科医をめざしていましたが、地域医療勤務を重ねていくうちに内科に関心を持ち始めました。地域によっては、外科治療に至るまでに、内科疾患で困っている患者さんを目の当たりにしていて、その方たちの力になりたいと思うようになっていきましたね。なんの疾患かがわからずに不調を抱える患者さんを、できるだけ早く診断し治療して差し上げたい、それには内視鏡での検査が重要だと考え、岐阜の朝日大学歯学部附属村上記念病院で内視鏡の臨床経験を積みました。その後、京都府立医科大学で後輩の指導に関わりながら、近隣の中核病院で勤務医として内視鏡での診断、治療を中心に行ってきましたが、この度2020年5月に故郷での開業に至りました。

この地域や、通院されている患者さんについて特徴はありますか。

ここはかなり古い地域ですね。近くにある広隆寺は飛鳥時代に建てられたといわれているそうですし、町自体も京都の古い名残りのある地域です。映画関係者も多く住んでいますし、すぐそこの池でよく撮影が行われていますね。この周辺はあちこちが撮影スポットで、私も高校生の時に時代劇のエキストラで参加したこともあるんですよ。来院される患者さんは地域柄ご高齢の方々が中心ですが、この周辺に内視鏡の検査ができるクリニックが少ないため、働き世代の方々が内視鏡検査を希望して来られることも結構多いですね。

得意とされている検査や治療はどのようなものですか。

堀江秀樹院長 堀江内科クリニック2

やはり内視鏡を中心とした検査、診断、治療ですね。今までは外科で治療していた症状が、内視鏡でかなりの部分まで行えるようになってきています。また内視鏡の魅力は、早期発見早期治療がめざせることです。患者さんの負担に配慮して経鼻のカメラを使ったり、薬で眠っている間にできる検査など、患者さんに選んでもらって行います。個室のリカバリー室も完備していますし、おおよそ結果については、その日にお伝えしています。また、女性に多い便秘の治療も私の得意分野の1つです。一般的な薬の他に漢方薬も積極的に取り入れていますので、患者さんの普段の食生活や生活習慣などを詳しく伺って、その方に合った種類、量の調合をします。

患者の訴えに耳を傾け隠れた病気を見つけ出す

医師になられたきっかけは何ですか。

堀江秀樹院長 堀江内科クリニック3

小さい頃はアレルギーなどがあり体が弱く、病院ばかり行っていました。それで、健康に自信がなかったから医師には興味はあったのでしょう。はっきり思ったのは、高校生の時に同級生が白血病で亡くなった時ですね。友達だったのでその時のことはよく憶えています。本当に何気ない症状で、ちょっと皮膚科に行ってくるって言って、それきり学校に来なくなって。入院して治療したら治るだろうと思っていたら、あっけなく亡くなってしまったんです。それで、医学でどこまでできるのだろうか、というようなことを考えるようになったことが医師をめざすきっかけですね。

普段の診療で心がけていることはどのようなことですか。

私は患者さんの訴え、お話は全部聞きます。いらない情報というものはなくて、できる限りのことを全部聞きます。その訴えに応じて、例えば腰が痛い方には痛み止めの注射をするとか、髪の毛のことで悩んでいる方にはサプリメントのアドバイスをしたり、と内科の領域に限らずに、当院でできることにはすべて対応します。そして小さな悩みの中に大きな病気が隠れていないか、ということに注目していますね。患者さんにはいつも一番困っていることは、2番目には、3番目には、とお尋ねして、まず1番目から解決していきましょう、というような感じでしっかりとお話を聞きます。ですから初診は30分とか1時間とかかかってしまうこともあるんですよ。

こだわりの設備機器などがいろいろあるようにお見受けしました。

堀江秀樹院長 堀江内科クリニック4

やはり内視鏡の機械にはこだわりました。当院のものは、以前勤務していた大学病院でも使っていたタイプで、2020年6月に発売された機種で、特殊な光で人間の目の錯覚をカバーしてくれる機能が搭載されていて、がんの発見などに役立っています。がんの発見は、早ければ早いほど患者さんにとって負担が軽くなりますから、地域の皆さんの健康のためにはいいものを使わなければ、との思いで導入しました。他の機器類は心電図やレントゲンや血液検査といった基本的なものです。もし患者さんの症状が重症だった場合は、その日のうちに、できるだけ早く地域の病院へ紹介するためにも、当院でできる検査は迅速に行うよう体制を整えています。

地域住民に頼りにされるクリニックをめざして

趣味や休日の過ごし方、ご自身の健康法などについてお話しいただけますか。

堀江秀樹院長 堀江内科クリニック5

今はもうやっていませんが、小学校時代は合気道を、中、高、大学とずっと柔道をやっていました。大学では団体で東日本の医科部の大会優勝の経験もあります。今の運動は休日に子どもたちと遊ぶことでしょうか。元気な男の子が3人ですので、なかなか体力を使うんですよ。趣味は釣りですね。海の釣り堀とかで鯛などを釣ってリフレッシュしています。健康法としては、食事に気をつけています。カロリーが高いものや塩分の取りすぎには注意しています。実は現代人はすい臓が弱っていると言われています。高脂質のもの、カフェインや香辛料の効いたものを取りすぎると、すい臓に負担がかかってしまうんですね。私自身、これからもずっと長くおいしいものを食べていきたいので、体に負担になるようなアルコールもタバコもたしなみません。食生活については普段の診療時にも患者さんにいろいろお話しています。

今後の展望をお聞かせください。

当院が地域の皆さんから頼られ、地域の健康をサポートする一助となれたらと思っています。それには内視鏡などを使って病気を早期発見早期治療することです。早く見つかれば、それだけ早く治療を始められます。入院期間も通院期間も短くなるかもしれませんし、患者さんが体調不良で悩む期間も短くなります。その方の人生の貴重な時間を悩んで過ごすのではなく有意義に使っていただくためにも、今後も患者さんにとって負担の少ない検査、診療を行っていきたいですね。

読者へのメッセージをいただけますか?

堀江秀樹院長 堀江内科クリニック6

働き世代の方々は毎日忙しい日々を過ごされて、ご自身の体のことは後回しにされることが多いかもしれませんが、大切なご家族のためにも健康を気遣う気持ちを持っていただきたいと思います。当院では土曜日にも検査を行っていますし、結果はその日にお伝えしています。内視鏡検査に関してはその技術と経験を生かし大学病院で後進の指導にあたっています。患者さんにはできるだけ心身ともに負担の少ない治療となるよう心がけていますので、少しでも心配なこと、気になることがありましたら、どうぞお気軽にご来院ください。

Access