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山崎 豪 院長の独自取材記事

Salus Dental Clinic Kugahara

(大田区/久が原駅)

最終更新日:2024/10/10

山崎豪院長 Salus Dental Clinic Kugahara main

2020年開業の「Salus Dental Clinic Kugahara」は、東急池上線・久が原駅から徒歩1分。マイクロスコープ、3D顔貌スキャナーなどを導入し、精度の高い診断・治療に努めている。予防歯科に力を入れており、患者の虫歯・歯周病のリスクを分析、生活習慣の改善などを含めたケアプランを提案。さらに噛み合わせや食育にも目を向けながら、口内を通じた全身の健康づくりをサポートしている。山崎豪院長は東京歯科大学大学院でスポーツ歯科を専門に学び、マウスピース製作についても豊富な知識と経験を持ち、患者一人ひとりに合ったマウスピースを丁寧に製作している。食育を通じて口内から全身の健康をサポートしていきたいという山崎院長に、診療方針や充実の検査機器などについて詳しく聞いた。

(取材日2024年9月6日)

リラックスできる空間と先進の設備機器

初めにクリニックの診療方針についてお聞かせください。

山崎豪院長 Salus Dental Clinic Kugahara1

当院では、まずカウンセリングを重視しています。お困りのことをしっかり伺い、治療についてわかりやすくご説明し、納得していただいた上で治療を始めるようにしています。また天然の歯に勝るものはないという考えから、できるだけ歯を削らない・抜かない治療を大切にしています。予防歯科も重視しており、虫歯や歯周病のリスクを分析し、「食」を軸とする生活習慣の改善なども含めた提案も行っています。食べることは、ご自身やご家族の健康に直結するので、食育や噛み合わせにも目を向け、口内から全身の健康をサポートしていきたいと考えています。

院内や設備機器で工夫された点はありますか?

自分が患者ならどんなクリニックに通いたいかを考え、歯科クリニックらしくない雰囲気をめざしました。できるだけリラックスしていただけるよう椅子の色やインテリアなどにも気を配りました。医療設備では、マイクロスコープ、歯科用CT、3D顔貌スキャナーなど高機能の機器を導入し、精度を重視して治療を行っています。

どのような患者さんがおみえになりますか?

山崎豪院長 Salus Dental Clinic Kugahara2

幅広い世代の方がおみえになり、ニーズもさまざまです。このエリアの方々のお口の衛生状態は悪くない印象です。ただ個人差はあり、中には多くの治療が必要な方もいらっしゃると思うので、それぞれに合った治療をバランス良く提供していきたいと考えています。平日の昼間はご高齢の方も多くみえますが、通院が難しい場合は訪問歯科診療も行っています。お一人で通院していた方がご家族に支えられて来るようになったのを目にして、大変な思いをされているなら私が行けばいいと気づいたのがきっかけです。院内に比べるとできることは限られますが、気軽にお問い合わせください。

高性能の検査機器で診断・治療の質をさらに高めたい

新しく導入されたマイクロスコープについて詳しく教えてください。

山崎豪院長 Salus Dental Clinic Kugahara3

20倍まで拡大して見られる顕微鏡で、診断・治療の精度が格段に高まったと感じています。肉眼では見えない細部までわかるので、問題点の見落とし防止にもつながります。またカメラもついており、処置中の口腔内の動画も記録でき、リアルタイムで見ることができます。患者さんにご自身の口腔内を見てもらうことで、治療の理解につなげます。限られた治療ではありますが一部、マイクロスコープを使った治療が保険で行えるので、患者さんのメリットも大きいと思います。当院にはマイクロスコープの使い方を熟知した歯科衛生士もおり、歯周病治療のためのメンテナンスにマイクロスコープを役立てています。マイクロスコープを使いこなすにはトレーニングが必要なので、使える歯科衛生士はまだ多くないと思います。治療やケアの精度向上だけでなく、歯茎の状態を患者さんに見ていただいて、変化を実感していただきモチベーション向上にもつなげたいと考えています。

3D顔貌スキャナーとはどのようなものですか?

3次元的に顔と口の位置関係を調べる測定機器です。顎の理想的な位置は、顔のあらゆるパーツをもとに決定されますが、歯や顎の形や位置、立った時の姿勢は人それぞれです。従来の方法では顔の形や位置、傾き、顔に対する顎の位置を得るのは困難で、歯科技工士は限られた情報の中で技工物を作製していました。この機器で患者さんの顔全体の3Dデータを得ることで、歯科技工士も顔の全体をつかんだ上で、理想的な噛み合わせに向けた技工物を作れます。実は兄が歯科技工士で、このスキャナーのインストラクターをしています。私が歯科医師をめざしたきっかけの一つが、歯科技工士の兄でした。兄は海外で審美歯科を学んで仕事をしてきたので、話を聞くと刺激を受けたり、勉強になります。歯科医師としてさらに腕を磨く上で、客観的なアドバイスをもらえるのはありがたいです。設備や経験を生かしてクオリティーを重視したセラミック治療も提供しています。

先生は、大学院でスポーツ歯科を学び、診療・研究を行ってきたとお聞きしました。

山崎豪院長 Salus Dental Clinic Kugahara4

スポーツをする上で、歯と口内の健康はとても大切。歯の痛みやうまく噛めないなどの問題による栄養不良やパフォーマンスの低下を防ぎ、良いコンディションを維持することがスポーツ歯科の役割です。当院では競技特性やレベルに応じ、一人ひとりに合わせたスポーツ用マウスガードを製作しています。スポーツマウスガードは、どのようなケガを予防するかにより、厚みやデザインを変える必要があります。そして、噛み合わせの調整もとても重要なのです。一度けがをした経験のある方は保険適用でマウスピースを作製できますが、本当は1度目のけがを予防するために、早くからご活用いただきたいですね。

豊富な知識と技術に基づくマウスピース製作

マウスピースは歯科医療でさまざまに活用されているそうですね。

山崎豪院長 Salus Dental Clinic Kugahara5

スポーツ用のマウスガードのほか、歯ぎしり対策、睡眠時無呼吸症治療用などでも使われます。当院は、院内にラボを持ち、機械も充実させています。マウスピースは製作の工程こそシンプルですが、クオリティーの高いものを作製するには、知識と技術が必要です。私が今でも在籍している研究室では、外傷予防効果の高いマウスガードのデザインの開発や研究も行っております。現在は母校の学生や歯科医師向けの製作実習の指導も行っています。例えばスポーツマウスピースでは、最近デザイン性を重視したものも増えていますが、しっかり噛めて、事故の際の外傷を防ぐことが何よりも大切です。当院では一つ一つ丁寧に作製しています。

睡眠時無呼吸症の治療にも使われるのですね。

そうです。医科で睡眠時無呼吸症との診断がつけられ、当院へマウスピース作製の依頼があれば、保険適用で作製できます。睡眠時無呼吸症は、骨格的になりやすい特徴がいくつかあり、お口を拝見したときにそうした特徴を見つけて、医科での検査をお勧めする場合もあります。睡眠時無呼吸症候群は早期治療につなげることが大切なのです。また、大人だけでなく子どもも、舌の機能が十分に育っていないと歯列が内側に入り、舌が喉の奥に下がって睡眠時無呼吸症になり得ます。まだ成長期の子どもの場合は、舌を使ってしっかり噛む食事のアドバイスをして、口腔機能の成長を促進します。このように、全身の健康を守っていく観点は常に忘れずに取り組んでいきたいですね。

今後の展望を教えてください。

山崎豪院長 Salus Dental Clinic Kugahara6

質の高い治療を追求しつつ「食育」にも取り組んでいきます。食べるという行為は健康に直結しています。だからこそ、その入り口であるお口の専門家として良い食べ方、噛み方をお伝えしていきたいです。例えば、お子さんのお口を診たときに虫歯がないのはスタート地点に過ぎません。頬や舌の筋肉が十分に機能していなければ、歯並びの悪化や、口呼吸、睡眠時無呼吸症につながるリスクがあります。呼吸がしにくいことによって、全身の姿勢が悪くなる可能性もあります。ご高齢の方も同じで、オーラルフレイルという言葉があります。1本の歯を失うことにより食べ物を噛みにくくなると、やわらかいものばかり食べるようになってしまい、口内の筋肉も衰えてますます噛みにくくなります。結果的に栄養が偏り、全身の健康を害することにつながります。

治療だけでなく、毎日の食事を気にかけることも大切なのですね。

そうですね。若いうちから、足腰の筋肉と同じように口内も鍛えることが大切で、それが食事の時間です。このように、あらゆる年齢の方に関係するお話なので、治療や定期検診に訪れていただいた際に、その人に合ったアドバイスもさせていただき、全身の健康をサポートしていきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・小児矯正/38万5000円~、
・成人矯正/77万円~、
・マウスピース型装置を用いた矯正/99万円~、
・スポーツ用マウスガード/1万3000円、3万円、6万5000円の3種類 ※その他ご要望によりオーダーメイド加算あり
・セラミック治療/インレー 1本71500円~、クラウン 1本11万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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