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金井 隆之 院長の独自取材記事

かない内科クリニック

(横浜市港北区/日吉駅)

最終更新日:2022/03/23

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「医療法人TSY かない内科クリニック」を2020年に開業した金井隆之院長は、日吉の住民が多く利用する関東労災病院に約20年勤務し、急性期から慢性期まで、さまざまな症例に携ってきたという。長年、このエリアの医療に携わってきたからこそ、地域医療の重要性を痛感し、これまで培ってきた経験と専門性を地域住民のために生かしたいと、開業を決意。そんな熱い思いの詰まった同院には、開業以来、クチコミで次々と地域の患者が訪れているという。中には、「先生に会いたい」という一心で月1回の受診日を心待ちにしている患者も少なくないそう。自然光がふんだんに差し込む明るい院内で朗らかにほほ笑む金井院長に、ホームドクターとして地域医療にかける熱い思いを聞いた。

(取材日2022年2月17日)

「ここへ来て良かった」心の通う診療で患者を笑顔に

日吉は、とても思い入れのある街だそうですね。

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私は元住吉の関東労災病院で約20年、日吉のクリニックで約5年、循環器内科、腎臓内科、総合内科をはじめとして、急性期から慢性期まで、さまざまな症例に携わってきました。この辺りは昔からお住まいの方が多く、人情味あふれる町の雰囲気が好きだったので、ゆくゆくは日吉で開業して地域に貢献したいと思っていました。ありがたいことにこちらにご縁をいただき、いつでも安心して気軽にかかれるホームドクターとして皆さんのお役に立てればと、2020年に開業いたしました。当院に来てくださった患者さんがご家族や近所のお知り合いを次々紹介してくださり、今では家族全員で通ってくださる患者さんも多いことが本当にうれしいですね。

クリニックの特徴について教えてください。

内科領域だけでも、消化器内科、循環器内科、腎臓内科、呼吸器内科、血液内科、神経内科、心療内科、糖尿内科、内分泌内科、小児科、アレルギー、感染症などさまざまな専門分野があります。当院ではどの分野を受診すればいいかわからない患者さんを総合的、かつ適切に診断し、必要な治療に結びつけることを得意としています。場合によっては、必要な専門科のある総合病院や近隣のクリニックと連携しながら治療を進めることも。患者さんの中にはいくつもの病院を回ったけれど診断のつかなかった方も少なくありません。患者さんのつらい症状や不安な気持ちをできるだけ長引かせずに済ませるためには、早めの受診が大切です。その点、気になることがあった時、いつでも受診できるのがクリニックならではのメリットだと思います。お困り事があれば気軽にご相談ください。

診療方針についてお聞かせください。

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まずはつらい思いを抱えて来院される患者さんの気持ちに寄り添うことです。幸い、当院は、私以上に患者さんのためを思ってきめ細かな気配りのできる心優しいスタッフばかりです。来た時は難しい顔をしていた患者さんも、帰りはいつも笑顔なんです。もう一つ大切にしているのは、患者さんが何を求めて来院されたのかを把握し、それに応えること。適切な診断に基づき、その方にとって最適な治療を提案することはもちろん大切ですが、中にはただ話を聞いてもらいたいという方、つらい気持ちをわかってほしいという方、今すぐ痛みを取り除いてほしいという方など、患者さんによってさまざまなニーズがあります。病気だけでなく、その方の生活背景や人生を視野に入れた診療で、「ここへ来て良かった」と思っていただける診療を大切にしています。

高度な専門性を生かした診断で、適切な治療に導く

感染防止対策や検査体制、予約システムなど工夫が随所にみられますね。

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病院の手術室には及びませんが、換気をよくし、こまめな消毒を徹底しています。今は発熱などの症状がある患者さんは午前と午後の診療後に来ていただき、一般の患者さんと診察時間を分け、物理的に隔離するなど院内感染予防対策にも力を入れています。検査は、エックス線、超音波、心電計、24時間ホルター心電図、スパイロメーター、全自動血球計数器、HbA1c測定装置、ABI・PWV血圧脈波検査装置などを導入。インフルエンザや溶連菌、糖尿病、貧血などの検査結果が数分でわかります。また、臨床検査技師による心エコー・腹部エコー・甲状腺エコーや頸動脈エコーにも対応。精密かつ迅速な検査で、早期診断・早期治療につなげるよう尽力しています。また、オンライン予約も導入。家にいながら予約でき、待ち時間を確認しながら来院できるので、待ち時間が少なくて済むと好評です。

循環器内科ではどのような病気を診てもらえるのでしょうか?

循環器内科では心臓と血管に関連する病気を診ます。主に狭心症や心筋梗塞、心不全、不整脈などの心臓の病気や下肢閉塞性動脈硬化症など血管の病気の診療を行います。私は救急総合診療科時代、救急搬送されてくる患者さんを大勢診てきましたから、例えば胸の痛みや息苦しさを訴える患者さんについて、今すぐ命に関わるようなリスクがあるのかどうかを診断し、必要に応じて高度な専門医療のできる医療機関を迅速に紹介します。また、健診で心電図異常や心臓に雑音があるなど指摘された患者さんにも対応しています。最近多いのが、睡眠時無呼吸症候群。高血圧症、脳卒中、狭心症、心筋梗塞など循環器疾患と密接な関係があり、放置すると死亡リスクにも影響を与えるというデータもあります。家族にいびきや呼吸が止まっていると指摘された方、いくら寝ても頭がすっきりしないなどの症状のある方はご相談ください。

生活習慣病が主訴の方も多いそうですね。

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高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、循環器疾患のリスク要因となります。初期は自覚症状がほぼないため、気づいた時にはかなり進行しているケースも少なくありません。以前は「上の血圧は年齢+100までなら大丈夫」と言われていましたが、最近は日本高血圧学会の基準が厳しくなり、家庭で測定した血圧を125/75mmHgまでコントロールするほうがいいと言われているのはご存じでしょうか? 世界の若者の5人に4人は運動不足ともいわれる時代です。今は無症状でも、心筋梗塞や脳梗塞などを発症すると、長期の入院や治療、場合によっては命にも関わります。無症状だから安心とは思わず、最低でも年に1度は健診を受けてほしいですね。

いつでも気軽に相談できるホームドクターとして

そもそも先生はなぜ医師になろうと思ったのでしょうか?

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私の父はいわゆる「町医者」でした。昼夜問わず患者さんが訪れる忙しい生活でしたが、町のどこへ行っても「先生、先生」と慕われる姿を見て育ったからか、自然と自分も父のような町医者になりたいと思うようになっていました。父にはまだ及びませんが、病院が変わっても、20年近く私のもとへ通い続けてくださる患者さんもいるんですよ。印象に残っているのは、病院勤務時代、手を尽くしたけれど力及ばず亡くなってしまった患者さん。申し訳ない気持ちでいたら、ある日ご家族の方が私を探して来てくださったんです。しかもお礼を言われただけでなく、患者さんとして今もずっと通い続けてくださって、これはもう医者冥利に尽きますね。

今後の展望をお願いします。

高齢の患者さんが思うように外出ができない中、今は「ここに来ることだけが何よりの楽しみ」と言ってくださる方も多くて、もっとみんなで交流できる場があればと思います。以前、高齢の方を対象に老人会や婦人会が開催していた「ふれあいカフェ」に参加して健康教室などをしていたのですが、新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いたら、若い方にも集まってもらって、またそのような交流の場を設けてみたいですね。今は病気を未然に防ぐこともめざせる時代。正しい情報と年に1度の健診で、自分の体についての理解を深め、患者さん自ら健康のためにできること実践してもらえたらうれしいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

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繰り返しになりますが、生活習慣病は放置しておくと動脈硬化が進んで、心筋梗塞や脳卒中などの心疾患・脳血管疾患などを招くこともあります。大切なのは、年に1度は検査を受けることと、検査結果をデータとしてホームドクターに管理してもらうこと。ホームドクターというのは、どこか悪くなった時だけでなく、いつでも気軽に相談できる存在です。初期であれば、食生活の改善だけで済むこともあります。「テレビでこんなことを言っていた」ということから、「いつもと何か違う気がする」「親戚が脳梗塞で倒れたけれど、自分は大丈夫だろうか?」ということまで、ご自身のことでもご家族のことでも、必要と思った時に気軽にご相談くださいね。

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