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池田 奨 院長の独自取材記事

整形外科 加治屋町クリニック

(鹿児島市/甲東中学校前駅)

最終更新日:2021/10/12

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2020年1月14日に開院した「整形外科 加治屋町クリニック」。市電やバスなど公共交通機関が充実した街中の立地で、学生や働く人、高齢者に至るまで、地域の幅広い層を受け入れる整形外科医院だ。院長の池田奨先生は、日本整形外科学会認定の整形外科専門医。主に足や爪を得意とするが、「体に関する症状や悩みは幅広く受け入れています。当院はあくまでも診療所です。自院で診療できるか、または手術が必要か、などを速やかに判断し、必要があれば連携病院へも案内するようにしています。なるべく患者さまをお待たせしない診療をします」と話す。地域における“診療の窓口”としての役割を担う池田先生に、クリニックの方針や診療について話してもらった。

(取材日2021年6月1日)

街の中心部で、積極的保存治療を行う

先生がどんな思いで開業したのかを教えてください。

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親が医師というわけではありませんが、以前より開業医志向はありました。加治屋町周辺には大きい病院はあるものの診療所は数えるほどで、しかも整形外科は多くありません。さらに街の中心地にあり、市電やバスといった公共交通機関も充実しているので、学生や働く人、年配の方の力になれるのでは、と考えたのも、ここで開業するに至った理由の一つです。自分自身、組織に属しているタイプの人間ではないと思っています。患者さまとたくさんコミュニケーションを取って、距離を縮めながら診療したいという思いがあります。

どんな理念を掲げて診療にあたっていますか?

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「ノーマライゼーション」という考え方があり、当院もこの概念を胸に、日々の診療に臨んでいます。簡潔に言うと「どんな人も分け隔てない」ということですが、赤ちゃんからお年寄りまでどんな人でも対応します。そして病気だけを診るのではなく、人対人として接し、患者さまのニーズに応えられる診療が当院の理念です。医療を必要とするすべての人に良質な医療を提供し、患者さまが健康であり続けるためのお手伝いができれば、と考えています。整形外科の診療所として、多岐にわたる関節の痛みを訴える患者さまに対し、原因を素早く見極め、治療方針をいくつかお示ししながら、それぞれの長所、短所をお話しし、最終的には患者さまに決めていただきます。手術が対象になる、または手術の希望がある場合は、連携する病院をご紹介させていただきます。

理念の実現のためには、どのようなことに取り組んでいますか?

自身のアップデートは常に心がけています。医療は常に進化し続けるものです。そのために、極力時間をつくり、勉強会やセミナーに参加して新しい知識や技術を学ぶ時間と手間は惜しみません。良いと思ったものは取り入れるようにしています。例えば、アキレス腱の治療は手術しなければいけない、と以前は思っていましたが、今は保存的な治療法も存在するため、患者さまのニーズに応じて保存的な治療も実践しています。また、以前は手術後のリハビリテーションはPT(理学療法士)に任せっきりでしたが、治療においてリハビリテーションがいかに重要であるかを知り、積極的に関わるよう改めました。常に勉強は必要ですね。これからも柔軟な姿勢で、良質な医療を提供していこうと思っています。

エコーで原因究明、骨粗しょう症の早期発見、骨折予防

症状や痛みの原因を明らかにするために、どんな検査を行いますか?

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例えばお子さんの骨端核の異常はレントゲンではうまく見えないなど、診断困難な部位の骨折や判定できない微小な骨折が存在することがわかっています。でも「痛い」ということは、必ず何か原因があるはずです。そこで、エコー検査も行って靭帯の損傷程度でも画像でお示しし、初診時に原因を答え、「私はこう思います」など、なるべく意見を述べるように努めます。患者さまの安心につながると思うからです。また50歳を過ぎた女性の場合、女性ホルモンの急激な低下に伴い、骨粗しょう症になりやすくなります。骨折予防のためにも早期診断・治療を行うことが重要です。さらに最近では、成人病の合併にて50歳以上の男性の約5人に1人は骨粗しょう症の疑いがあるとの骨粗鬆症財団のデータもあります。当院では腰椎と大腿骨の骨密度を計測するDEXA法を取り入れていて、5分程度で検査が可能です。年齢や通院形態、副作用を考慮した治療法を用意します。

肩や腰の症状や痛みに対し、どう対応していますか?

50〜60代に多い肩関節周囲炎、いわゆる五十肩は、明らかな外傷やきっかけがなく痛みが現れ、次第に痛みが増していきます。患者さまが痛みを訴える部位に対し、まずエコー検査で患部を特定することから始まります。その後、エコーで見ながら主に関節内、肩峰下滑液包内にヒアルロン酸を注入し、リハビリと併用して治療を行っています。また腰痛の原因はさまざまですが、患者さまと相談の上、神経痛と判断したら神経根ブロック療法、硬膜外ブロック療法、仙腸関節症と判断したら仙腸関節ブロック療法を行っています。アキレス腱炎、足底筋膜炎など足の痛みには拡散型ショックウェーブ、自費となりますがヒアルロン酸注入をエコーを用いて行います。

子どもの症状はどんな内容がありますか? 

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学生の年代で代表的なものはスポーツ障害です。肘や足首の捻挫・骨折などが主な診療対象になります。ここでも大切なのは、痛みの原因を特定することです。骨折の場合、ただギプスで固めるだけでは、回復に時間を要します。弾性サポーターで固定するなどして、骨の癒合や関節が元どおり動くようになって「治癒した」と考えます。運動療法も交えながら回復を図ります。捻挫の場合、「骨折じゃないから」と放っておけば、普段の生活で転びやすくなり、より悪化させることにつながりかねません。腕・肩・足に関わらず、やはりある程度の固定と運動器リハビリが回復への近道です。一日も早く、普段どおりの生活に戻れるように努めます。

筋肉や腱、爪の治療にも対応し、患者に寄り添う

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

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「スピードと行動力のある診療」を心がけています。「スピード」とは、可能な限り早く痛みの原因を突き止めて特定すること、そして「行動力」とは、原因に対してどのような治療をするかを速やかに判断することと定義しています。“速やかに”と言っても、患者さまのお話を聞かないというわけではありません。私がお話しするのが3割、患者さまが話されるのが7割となるよう心がけ、特に初診の方はじっくり時間をとるようにしています。また、初診に限りウェブ予約も可能としており、待ち時間を短縮するよう努めております。設備面では、良いと判断したものは積極的に取り入れるようにしています。患者さまの割合は40〜70代の女性が半分近くを占めるので、プラセンタ療法も取り入れました。また、保険適用内の股関節内へのヒアルロン酸注入も、6月より開始しました。

爪も診療するとのことですが、どのような治療を行いますか。

爪の悩みの中で代表的なものが巻き爪ですが、当院では基本的に“切らない”で治療する方法を意識しています。手術や麻酔は必要なく、“処置”という概念で捉えていければよいと思います。ただ最近は、痛みに弱いという方に対しては、麻酔も用いて処置を行います。施術後すぐに通常の生活に戻っていただけるのが、この治療法のメリットで、入浴も運動もしていただけます。巻き爪をそのままにしている人、鈍い痛みを我慢している人は、ぜひご相談ください。また、切らない治療は自費診療になりますので、保険適用の陥入爪の根治術も積極的に行っております。

地域の人や読者に対して伝えたいことはありますか。

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当院は、患者さまに笑顔で帰っていただくことを大切にしています。それは治療面だけではなく、患者さまへの対応面でもスタッフ全員で取り組んでいます。開業後約1年半がたちますが、今でもその意識は高く保ち、スタッフそれぞれが意見を言い合う環境をつくり、全員で改善し続けています。リハビリテーションが必要な患者さまも増えてまいりましたので、2020年7月より、理学療法士も4人に増員になりました。病気だけをみるのでなく、患者さまの精神的なサポートも含めた「名医かつ良医たれ」「不断前進」の精神で、常に患者さまに寄り添える診療所でありたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・巻き爪治療(初診)片足6000円〜、(再診)片足3000円〜
・ヒアルロン酸注射1回4700円

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