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中田 実樹 院長の独自取材記事

なかた形成・皮ふクリニック

(長久手市/長久手古戦場駅)

最終更新日:2020/07/29

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建物には、住む人の人柄が出るともいわれる。商業施設のそばに、周囲の住宅になじむように立つ「なかた形成・皮ふ科クリニック」も、奇をてらうことを好まない中田実樹(みつき)院長の人柄が現れているようだ。院内もシンプルな白とグリーンで統一されていて、明るく、爽やかだ。地元出身で、形成外科を専門としてきた中田院長の得意とする治療は、あざのレーザー治療や皮膚の腫瘍の手術など。「きれいに治してあげたい」という思いから、処置も自然と丁寧になると語る。時間がかかっても、患者一人ひとりの思いをしっかり受けとめたいという姿勢は、勤務医時代から変わっていないそう。2020年5月に地域のかかりつけ医として新たなスタートを切った中田院長に、診療の内容や心がけなどについて聞いてみた。
(取材日2020年7月15日)

丁寧に対応してあげたいという思いで形成外科を専門に

2ヵ月前に、こちらに開院されたきっかけを教えてください。

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僕はほぼ長久手で生まれ育ち、進学した大学も長久手にありました。父も近くで歯科医院を開業していますし、祖父も内科の開業医でした。そんな2人の姿を見てきて、そういうのが医師の姿かなと思っていましたし、自分も医師になろうとした時に、ゆくゆくは開業したいと考えました。まだ開業するのは少し早い気もしましたが、ここの土地が売り出されているのを知り、これもタイミングかと思い、決意しました。この辺りは新興住宅地で人口が増えていますし、お子さんから高齢の方まで、幅広い世代の方がバランス良くいらっしゃいますので、僕の担当する形成外科や皮膚科ともマッチするのではないかと思いました。

どんなイメージのクリニックをめざされたのですか?

どうしても「病院」というイメージの建物だと入りにくかったりするので、いわゆる「家」に近いように外観を造りました。室内は、白を基調に、シンプルで落ち着いた感じにしました。クリニックのロゴマークや待合室の椅子にグリーンを使っているのは、森や自然の多い長久手のイメージに寄せたからです。まだ開院して間もないですが、近所の方や知り合いなどが来てくれています。僕はこれまで10年ほど形成外科を専門にしてきましたが、現在のところ患者さんの症例の7~8割が皮膚科で、かゆみやできものの治療などが多いですね。

院長は、これまでどのような経験をされてきたのですか?

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研修医時代に救急外来を経験した時、ケガの部分をきれいに縫うことがあって、それが自分に合っている気がして形成外科を専門にしました。特に手先が器用というわけではありませんが、丁寧に対応してあげたいという気持ちは、ほかの研修医よりはあったかもしれません。形成外科は「皮膚の外科」とも言える分野です。主に薬を塗ったり、飲んだりすることで治療していく皮膚科に対して、形成外科では手術やレーザーなどによって傷痕や熱傷などを見た目に配慮しながら治していくことが主になります。大学病院では、がんの切除手術をした部位の再建などにも携わっていました。特にあざのレーザー治療に力を入れている病院だったので、その経験も積ませていただきました。

あざのレーザー治療と皮膚の腫瘍切除に豊富な経験

皮膚科と形成外科の両方を診療できることのメリットは、何ですか?

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患者さんを診療してみて、手術的に治療したほうが良い場合、皮膚科の先生なら形成外科へ紹介することになることが多いと思いますが、僕は皮膚科も形成外科も対応できるので、ここのクリニックで治療が完結しやすいということでしょうか。患者さんにとっても、そこからまた別の医療機関に通うよりはそのほうが良いですよね。「手術までできる」「見た目に配慮しながら治療を進める」ところが形成外科の特徴です。保険適用のレーザー治療についても、皮膚科の先生で勉強して取り入れている方もいらっしゃいますが、大学病院などで豊富な経験を積めたのは、やはり形成外科ならではだと思っています。

では院長が得意とする治療は、保険適用のレーザー治療ということになりますか?

自由診療のしみやほくろのレーザー処置も行いますが、これまでの経験で多いのは保険適用のあざのレーザー治療ですね。特にお子さんの青あざの蒙古斑や、赤あざの血管腫などは、レーザー治療が適することが多いです。皆さん、蒙古斑などは成長すれば自然に消えると考えるかもしれませんが、お尻以外にできる異所性蒙古斑などは、色の濃いものは残ってしまうものもあります。ですから、レーザーは蒙古斑や血管腫の改善にも役立つということを、まず親御さんに知ってほしいです。あざの場所・色・大きさにもよりますが、成人よりも子どもの時のほうがうまく治療が進みやすいので、早めに治療をしていただくことをお勧めしています。

ほかに得意とする治療はありますか?

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皮膚の腫瘍やできものの手術です。症例で特に多いのは、粉瘤(アテローム)と呼ばれるものです。皮膚の下に袋状のものができて、そこに垢のようなものがたまり、放置すると外からの刺激で膿みたいに出ることもあります。もう1つは脂肪腫といって、ほかの脂肪とは異なる脂肪の塊ができるものです。どちらも薬で治すことは難しく、気になる場合は切除が必要です。たいていの場合、部分麻酔の日帰り手術をすれば、1~2週間で治療が完了します。ただ良性の腫瘍でも大きいものは、麻酔の量が増えますし、手術後のケアで入院する必要がありますので、基幹病院などへ紹介させていただきます。

日頃、診療で心がけているのはどんなことですか?

ホームページで「一人ひとりに寄り添う」と謳っていますが、患者さんがどうしてほしいかをよく聞いて、それに対して一番早く治る、症状が改善することを考えるということは、常に意識しています。たとえ待合室が混んでいても、そこのところは端折らずにやっていますね。診察が早いと、早く帰れてうれしいかもしれないけど、診てもらった満足感がないかもしれません。もし、待たされても、一人ひとりにしっかり対応すれば、だから待ったんだと納得していただけると思うんです。患者さんの中には本心をなかなか言えない方もいるので、様子や顔色をうかがいながら、「何か、ありますか」「大丈夫ですか」と時々お声がけをするようにしています。

小児のあざは、保険適用のレーザー治療で対応

保険診療と自由診療の判断はどうされるのですか?

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当クリニックでは、しみやほくろは自由診療、あざのレーザー治療は保険診療というように明確に分かれています。特に自由診療の場合は、患者さんが何を一番気にされているかを細かく聞いて、当クリニックで対応できるかどうかを判断し、美容整形のようなものは他院を紹介させていただいています。話がうまく噛み合っていないとトラブルのもとになりますので、双方が納得した後に施術に入るようにしています。また、ケミカルピーリングなどは看護師が担当しますので、より慎重に施術をするように伝えています。保険診療の場合は2や3のものを7にして喜ばれるイメージですが、自由診療は7や8のものを9にするというイメージなので、難しいことも多いですね。

院長から、患者さんに自由診療を提案されることはありますか?

例えば、ニキビの治療で来られた患者さんに対して、保険診療の塗り薬や飲み薬で治療してみて、行きどまってしまう場合は、自由診療への切り替えをお勧めすることがあります。角質を取り除くためのピーリングをすると薬が作用しやすくなる場合がありますし、そのような場合は提案させていただいています。もちろん自費診療についてはかかる費用を明確にお伝えしますし、未成年の方には親御さんのサインをいただくことになっていますので安心してください。反対に自由診療でほくろを取りに来られた方がいて、そのほくろに悪性腫瘍が疑われる場合は、保険診療として念のために検査に回させてもらうこともあります。

最後に、今後の抱負とメッセージをお願いいたします。

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まだ開院したばかりなので、もっと地元の方に当クリニックを広く知っていただいて、より地域貢献ができるといいかなと思っています。もちろんどの年代の方にも来ていただきたいですが、特に小児のあざの治療に力を入れていきたいですね。先ほども申し上げたとおり、あざのレーザー治療は大人よりも子どものほうがうまく治療が進みやすいですし、保険診療で青あざや赤あざのケアができることを親御さんにも知っていただきたいです。それ以外にも日帰り手術に対応していますので、皮膚に悩みがある方はぜひお気軽にお越しいただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザーを用いたケア/しみ:5000円~、ほくろ:5000円~、ケミカルピーリング/5000円

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