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澤崎 直規 院長の独自取材記事

だいまちクリニック

(名古屋市昭和区/御器所駅)

最終更新日:2020/07/31

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御器所駅から徒歩3分、ファミリー層も多く住むこの地域にある「だいまちクリニック」は内科、外科、血管外科を標榜し、2020年5月に開業した。血管外科を専門とする澤崎直規院長は、生死に関わる手術も多く手がけてきた経験豊富なドクター。10年前までこの地で半世紀にわたって地域医療を支えてきた父のクリニックをリニューアルし、父同様、地域に根差したクリニックをめざしている。「地域の皆さんが何でも相談できるクリニックにしたい」と語る澤崎院長。地域への思いや得意とする下肢静脈瘤の治療などについて聞いた。
(取材日2020年7月14日)

父のように、地域に根差した親しまれるクリニックに

こちらのご出身でいらっしゃるのですね。

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はい、ここで生まれ育ちました。実はここは、父がずっと開業していた場所なんです。父は5年前に亡くなったのですが、亡くなる5年ほど前まで、50年近く内科・小児科のクリニックを営んでいました。この辺りは昔から住んでいる方も多い地域。父がクリニックをたたんでから10年ほどたっていますが、父のクリニックに通っていたという患者さんも来てくださっているので、うれしいですね。父からは「好きなことをやればいいよ」と言われ、自由にさせてもらっていたのですが、やはり休みなしで地域の患者さんを診る父の仕事ぶりを見てきましたので。開業するなら、ここしかないと思いました。もう一度、地域の方の役に立つようなクリニックにしたいという思いは強いですね。

「だいまちクリニック」という名称にも地域へのこだわりが感じられます。

この辺りの地域の皆さんに密着したクリニック、というイメージで名づけました。悩みましたが、名古屋市全体でいえば「御器所」ですが、御器所の方にとっては「だいまち」ですから。開業にあたり、元の建物の構造を残して内装だけ変え、すべてバリアフリーにしました。建物は地域にずっとあったものですから、昔ながらの雰囲気はそのままにしたいと思いました。あまり洗練されたスタイリッシュな感じではなく、地域の方に親しまれるようなアットホームな雰囲気にしたかったんです。外科の医師としてずっとやってきましたので、これまでの経験を役立てたいと手術室も作りました。

やはりお父さまの影響で医師を志されたのでしょうか?

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家族でやっていたクリニックでしたので、子どもの頃からクリニックの中で遊んだり、なじみのある場所でした。父が開業していなかったら、開業はしていないかもしれません。僕は一度、工学部に進んだんですよ。ですが入って2年目くらいの時に、機械などではなく、人と関わる仕事がどうしてもやりたくなりました。父の影響もあり、卒業後、医学部を受け直しました。医学部に進むと、自分はやはりこっちが向いているな、と思いましたね。外科を選んだのは、研修した病院の外科の雰囲気が良かったからです。所属する名古屋大学の医局からは消化器外科をめざす人がほとんどでしたが、その中で血管外科を選んだのは、あまり全国的にも血管外科を専門にやっている病院はなく、新しいことをやってみたいという気持ちがあったからです。魅力的な先輩に影響された部分もありました。

血管外科のスペシャリストとして、豊富な経験を生かす

血管外科ではどのような経験を積んで来られたのでしょうか?

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血管外科は国内ではあまり知られていませんが、海外では昔からなじみのある分野なんですよ。血管は動脈と静脈、リンパ管に分かれていて、それぞれ関係した疾患があります。全身を診るという意味では、内科的な部分もあります。特に血圧などの循環器系は、動脈硬化があるかどうかなども診ますね。勤務医時代は手術がメインで、大動脈瘤破裂など命に関わる多くの手術に携わってきました。足のバイパス手術や、消化器や腫瘍が専門の先生と一緒に、消化器がんの手術なども手がけました。勤務医として最後の4、5年は血管外科に集中して手術を行いましたが、それまでは胆石症や虫垂炎など幅広く外科手術を担当しました。

開業して2ヵ月ほどですが、今はどのような患者さんがいらっしゃいますか?

やはり地域の方が多く、女性の比率が高いですね。特に60、70代くらいの方が多いように感じています。また、開業前は内科や一般外科の患者さんが多いと思っていたのですが、下肢静脈瘤でお困りの方が専門性を求めて来られるケースが予想以上に多かったです。

診察で心がけていらっしゃることは?

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患者さんの話をしっかり聞くことです。どうしてもパソコンに入力しなければいけない場面はありますが、まずは患者さんに向き合って、患者さんの話をしっかりと聞くようにしています。何でも相談していただけるよう、笑顔で接することも心がけています。例えば下肢静脈瘤の方はたくさんいらっしゃいますが、見た目が気になる方や、表面には出ていなくても、足がだるい、むくむ、といった症状を訴える方などさまざまです。ですから、何が一番気になって来られたのかを、意識して聞くようにしています。

下肢静脈瘤、むくみなども詳しく検査し、丁寧に説明

下肢静脈瘤の患者さんにはどのような対応をしていらっしゃいますか?

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下肢静脈瘤は直接命に関わる病気ではありません。ですが、やはり見た目を気にされる方もいらっしゃいますので、それはきちんと治療してあげたいと思っています。むくみについては、静脈瘤だけではなく、腎臓や肝臓が悪くてもむくみますし、心不全など重大な疾患が関係している場合もあります。当院ではエコーなど基本的な検査をはじめ、足を動かして血液の逆流の程度を調べる検査もできますから、静脈瘤の重症度なども診断してご説明できると思います。下肢静脈瘤といっても、治療の必要なものから、気にならなければそのままでも問題のないものまでさまざまです。まずはどういう状態なのかを理解してもらい、症状に応じた解決法を提案しています。まだまだ工夫の必要がありますが、わかりやすく説明するように心がけています。説明によって安心される方もいらっしゃいますから。

どういう状況になれば受診すればいいのか悩む方も多いのでは?

皮膚に潰瘍ができるほど重症になる方はそれほど多くはありませんので、気になった時が治療の始め時かもしれません。女性のほうがなりやすいのですが、理容師や調理師など立ち仕事の男性にも多く、男性のほうがひどくなってしまうケースが多いですね。軽度のものであれば、できるだけ足を動かして血流を促したり、進行を抑えるために弾性ストッキングをはくこともできます。手術をするにしても、最初から手術をお勧めするのではなく、少し考えていただく時間をつくり、2~3回目の受診くらいで「手術をしましょうか」とご提案する流れになることが多いです。

気になる症状があれば、気負わず相談に行けば良いのですね。

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はい、悩みすぎず気軽に受診してもらえるといいですね。患者さんの中には、深部静脈血栓症、いわゆるエコノミークラス症候群と下肢静脈瘤の知識がごちゃ混ぜになっている方も多くいらっしゃいます。深部静脈血栓は、下肢の静脈内に血栓ができてしまう疾患で、血栓が肺動脈に運ばれていくと、肺塞栓という命に関わる疾患につながります。下肢静脈瘤とはまったく別の疾患ですので、心配される方にはそういった説明もしています。ただ、深部静脈血栓は見過ごされやすい疾患なんです。足がぽんと腫れてしまう時期があるのですが、打撲など整形外科的な疾患だと思って、血栓と気づかれない場合があります。早期に診断し治療することが重要なので、特に片足だけが急にむくむ、といった症状がある場合はすぐに受診してください。

最後に読者にメッセージをお願いします。

ちょっとした不調や心配事、どんな症状でも気楽に来ていただける、相談しやすい雰囲気のクリニックにしたいと思っています。体について聞きたいことがあればどんどん聞いてください。町の開業医として、患者さんの困り事は何とか解決してあげなければ、という責任はすごく感じています。専門的な治療が必要な疾患が見つかれば、なるべく早くスムーズに、患者さんが一番行きやすい病院を紹介するように心がけています。また、スタッフも下肢静脈瘤の治療に使う弾性ストッキングを自ら試すなど積極的に勉強してくれています。女性スタッフからのほうが伝えやすく、患者さんも聞きやすいことがあると思いますし、クリニック全体で患者さんを温かくサポートしていければいいですね。最近、ここで患者さんと話をするのが楽しいんですよ。父も喜んでくれているんじゃないでしょうか。

自由診療費用の目安

自由診療とは

弾性ストッキング 3630円~9800円

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