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竹藤 聖子 院長の独自取材記事

メディカルケア内科

(名古屋市名東区/一社駅)

最終更新日:2020/09/25

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名古屋市営地下鉄東山線の一社駅からすぐの場所に、2020年5月「メディカルケア内科」が開院した。内科の中でも、糖尿病・内分泌内科を専門に研鑽を積んできた竹藤聖子院長が、同院の診療で特に力を入れているのは、糖尿病をはじめ、糖尿病とも関わりのある高血圧や脂質異常症、甲状腺・内分泌疾患、骨粗しょう症といった、比較的治療期間が長期に及ぶとされる疾患の治療だ。長い付き合いとなる病気を抱える患者に、竹藤院長はどのように寄り添っているのか。取材を通じ、診療で心がけていること、医療に対する思いについて、じっくりと語ってもらった。
(取材日2020年8月7日)

専門性を追求し患者を思う医療を形にする

どのような診療を行うクリニックとして、開院されたのですか?

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きめ細かな診療を通じて、患者さまの健康を支えたいとの思いから、当院を開院しました。風邪など日常生活で起こる急な体調不良の治療から各種予防接種、慢性疾患の治療まで、内科全般に対応できる体制を整えています。中でも力を注ぐのが、糖尿病や甲状腺・内分泌代謝疾患、骨粗しょう症、高血圧や脂質異常症、痛風などの疾患の治療です。糖尿病治療では、患者数が少ないとされる1型糖尿病の治療にも応じていて、インスリンポンプ療法など専門的な知見が求められる治療方法も扱っています。糖尿病・内分泌内科の専門家として培ってきた知識と経験を生かし、患者さん一人ひとりに向き合い、寄り添う診療を行っていく思いです。

駅からも近いので、足を運びやすいと感じました。

ありがとうございます。開院にあたって、最初に決めたのが「通いやすい立地にクリニックを構えること」でした。当院で治療に応じる疾患の多くは、長期にわたる治療が必要となります。定期的に通院していただくことを踏まえたら、患者さまが負担なく通える場所につくるのは当然のことと考えたのです。当院は一社駅から徒歩1分で、専用駐車場も完備しているので、電車でもお車でも足を運びやすいかと思います。近隣にお住まいの方はもちろん、遠方の方にも気軽に受診していただけたらうれしいですね。

そのほか、開院するにあたりこだわった点はありますか?

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クリニックで専門的な診療を行いたい、と考え、導入する検査機器は吟味しましたね。例えば糖尿病治療の指標となる血糖値・HbA1cの測定装置は、短い時間で検査結果がわかる機種を導入しましたので、その日のうちに治療や対策も可能です。ほかにも、体の筋肉や脂肪の組成を細かく測定でき、食事療法や運動療法の効果の評価に役立つ体組成分析装置や、甲状腺疾患の診断で欠かせない超音波診断装置、DXA法による骨密度測定装置を備えています。骨密度測定は骨粗しょう症の初期診断に用いるのはもちろん、治療の効果や変化を見る時にも活用しています。どの機器も検討を重ねて導入した、えりすぐりのものばかり。これらを活用して精度の高い検査を行い、より効果的な治療につなげていきたいと考えています。

健康の伴走者として患者とともに考え、ともに歩む

診療時に心がけていることは何ですか?

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まず患者さまに、ご自身の体の現状を理解していただく。そして、一方的に治療内容を決めるのではなく、ご本人が納得して歩んでいける治療の道筋を示す。それが医師である私の大切な役割と考えて、診療に臨んでいます。同じ病気を患っていても、生活環境や性格、治療にかける思い、治療の先に置くゴールすらも、患者さま一人ひとりでまったく異なります。医師の役目は、目の前の患者さまが一番納得できる治療の形を導き出すこと。山登りに例えるなら、どのようなルート、手段、時間で登るのかを患者さまと一緒に考えながら、ともに目標とする山に登っていくイメージです。時には行き止まりにぶつかることもありますが、その際も患者さまと一緒になって、新たなルートを模索します。このプロセスを重ねることが、病気とその治療に向き合う上で欠かせないんです。

クリニックウェブサイトにある「伴走」といった言葉にも通ずるお考えですね。

糖尿病など慢性疾患は、いわば長く付き合っていく病気です。治療では生活習慣の見直しなど、患者さまご自身に努力していただかなければならない側面も多く、だからこそ患者さまには「自分が主体的になって健康を創造する」という意識を持ってもらうのが、とても大事になると考えています。ただ、一人で頑張る必要はありません。くじけそうになったときは、私をはじめ看護師、管理栄養士など当院のスタッフが患者さまを誠心誠意サポートしてまいります。私を含め携わるスタッフが常に「自分が同じ立場だったら」と考えながら、患者さまと向き合っています。患者さまにも、どうぞご自身のなりたい未来像を具体的にイメージしていただき、胸の内をお話しいただけたらと思っています。それが治療継続の力となるでしょうから。

内科疾患としてイメージしやすい糖尿病や甲状腺疾患に加え、骨粗しょう症を診るというのは珍しく感じます。

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確かに珍しいかもしれませんね。しかし骨粗しょう症の発症にはホルモンが関連するケースもあり、内分泌内科の専門領域に含まれるとも言えるのですよ。私が骨粗しょう症治療に取り組むきっかけとなったのは、祖母でした。高齢になった祖母は何度も骨折し、そのたびに入退院を繰り返す生活を送っていて、骨折予防のための手立てはないのか、自分なりに勉強しようと思い立ったのです。海外の糖尿病専門病院で勉強した際、内科の医師たちが熱心に骨粗しょう症治療に取り組む様子を目にすることができたのも、後押しとなりました。成熟したドイツ社会では予防が当然という意識の高さも感じました。骨粗しょう症は、早期発見と適切な診断、治療によって大きな改善が見込めるといわれています。また当院のように糖尿病や高血圧といった、定期通院が必要な治療と併せて骨密度をチェックしておけば、早期発見しやすくなるといったメリットもあります。

患者と真摯に向き合い“2つの予防”の実現をめざす

そもそも院長はどのようなきっかけで医師を志すと決めたのですか?

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実は、これといったきっかけはよく覚えていないんです(笑)。周りに医師が多い環境で育ったのもあり、幼稚園の頃から「お医者さんになりたい」と言っていたようです。人と関わるのが好きで、病気で困っている人の助けになりたいという思いが芽生えたのは、自然な流れだったのでしょう。医師以外の職業に目を向けたことはありませんでした。内科を専門に選んだのは、全身を診る医師になりたいと考えたから。糖尿病・内分泌内科は、全身に関係するホルモンの病気を診る診療科です。診察時、患者さまが口にされるのは、「だるい」「食欲がない」といった漠然とした訴えが大半を占めます。その言葉に耳を傾けるとともに、表情や動作などにも目を向けて、知識を総動員させて疾患の特定にたどり着かなければなりません。データを細かく読み解き、的確に疑いの視線を向けられるかどうかに、医師としての力量が問われます。非常に興味深いですね。

今後の目標は何ですか?

“2つの予防”をかなえるために力を尽くしていきたいです。“2つの予防”のうちの一つは、病気を発症しても、いち早く治療を進めることで完治をめざしたり重症化を防いだりして、進行した先に起こり得る、命にかかわるような病気を防ぐこと。そしてもう一つは、そもそも病気にならないようにすることです。ただ後者だと「まだ芽を出していない病気に目を向けよう」と言われても、なかなか意識するのは難しいですよね。でも健康診断の結果に目を凝らすと、「病気の芽」が見え隠れしていることも珍しくありません。例えば健診を受けた後、「結果を解説してもらいたい」とクリニックを受診するのも、病気の予防やごく初期段階での発見に大いに役立つと考えます。病気の芽が出る前につみ取る、真の意味で「健康を守る」役割を担っていけたらうれしいですね。

読者へメッセージをお願いします。

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些細な体調のご不安も、気軽にご相談ください。私自身、家事や子育てをしながら働く女性として、女性特有の体の不調やストレスも女性同士だからこそ理解できるところもあるかと思います。また、糖尿病などの生活習慣病、骨粗しょう症は知らない間に進行していることの多い疾患です。症状はもとより健診結果から「自分は大丈夫かしら」と思ったら、病気の不安をなくすためにも気兼ねなく相談してください。年を重ねても元気に楽しく過ごしていただだけるよう、患者さまの健康をトータルにサポートさせていただきたいと思います。

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