「痛くない」「怖くない」を診療理念に
気になったら早めに相談を
ぐみょうじ泌尿器科
(横浜市南区/弘明寺駅)
最終更新日:2025/12/12
- 保険診療
人は毎日当たり前にトイレへ行くものだからこそ、排尿の不調は日常生活に大きな影響を与える。そんなとき、早めに泌尿器科を受診したいものだが、行きづらいイメージもあるだろう。そうしたハードルを下げるべく、2020年に開業した「ぐみょうじ泌尿器科」。速水悠太郎院長は、商店街の中に、入りやすいクリニックをつくった。中でも頻尿は老化や筋力低下、膀胱神経や血管の劣化のほか、心疾患や糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、肺疾患、脳神経系の病気とも関連し、誰にでも起こり得る症状である。薬に頼るだけでなく、骨盤底筋トレーニングや体重管理、食事・運動の改善も重要だという。「当院では患者さんの希望や生活状況に応じ、薬の使用を判断し、服薬と生活習慣改善の指導を行います」と話す速水院長に、頻尿の診療の流れについて詳しく聞いた。
(取材日2025年11月12日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qどのようなときに泌尿器科を頼れば良いのでしょうか。
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A
「頻尿かな」と感じたときは、我慢せず気軽に泌尿器科を受診してほしいと思います。一般的には、昼間に8回以上、夜に1回以上トイレに行くと頻尿とされますが、数字はあくまで目安にすぎません。夜に5回起きても気にならない方もいれば、2回でも眠れず困ってしまう方もいます。大切なのは「回数」よりも「つらさ」や「気になり具合」です。さらに、突然強い尿意に襲われて我慢ができない「尿意切迫」という症状がある場合は、生活の質が大きく低下します。そのようなときは放っておかず、早めに相談することが大切です。お薬で改善をめざせることも多いので、快適な毎日を取り戻すためにも早めに受診してほしいですね。
- Q頻尿を放置するとどのようなリスクがあるのでしょうか。
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A
原因によっては、思わぬリスクにつながることがあります。例えば膀胱炎などの感染症では、頻尿のほかに排尿時の痛みや残尿感などの症状を伴うこともあり、悪化する恐れがあります。また、過活動膀胱や前立腺肥大症が原因の場合は、症状が進行しておしっこが出にくくなり、最悪の場合は「尿閉」といって自力で排尿できなくなることもあります。さらに、夜間に何度も起きる「夜間頻尿」は、自律神経の乱れを招き、高血圧や生活習慣病、心不全のリスクを高めると報告されています。夜2回以上起きる方は転倒やケガによる寿命への影響も指摘されており、早めの受診が重要です。悪化する前に治療を始めることで、早い改善が見込めます。
- Q泌尿器科での頻尿に対する診療や検査について教えてください。
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A
まず、丁寧な問診から始まります。生活習慣や症状の経過を詳しく伺い、必要な検査を見極めます。基本となるのは尿検査と超音波検査で、膀胱や前立腺の状態、感染の有無などを確認します。さらに必要に応じて、採血で腎機能やホルモンのバランスを調べたり、「尿流検査」でおしっこの勢いや膀胱の収縮力をグラフで解析したりします。これにより、過活動膀胱や前立腺肥大症、神経因性膀胱などの診断や、薬の副作用の有無も確認できます。受診前には、1〜2日分の排尿回数や量、水分摂取量、服薬内容を記録しておくと診察がスムーズです。また、カフェインやアルコールの取りすぎ、体の冷えも頻尿を悪化させるため、日常生活の見直しも大切です。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診
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同院では幅広い年齢層の患者に対応しやすいよう、紙の問診票を採用。自宅のように和める空間をイメージした温かみのある院内で、落ち着いて記入しよう。スマートフォンでバーコードを読み取って行うウェブ問診にも対応し、自宅で事前に入力することも可能。さらに、近年増加傾向にある男性更年期の患者には専用の問診票を用意。気になる点を丁寧に記しておくことで、診察がより円滑に進む。
- 2診察
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問診票をもとに医師が診察を行う。同院では、説明に関しても難しい専門用語は使わないよう心がけているそう。「わかりやすく説明します。仮に病気でなくても、改善につながるアドバイスをお話しするようにしています」と速水院長。
- 3検査
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検査を行う際は必ず患者と相談の上、というのが同院のモットー。同院で行う検査は、尿の勢い、排尿量、排尿時間を計測することで、前立腺肥大症などの排尿障害を調べる尿流量測定や、膀胱内を内視鏡で調べる膀胱鏡検査、エコーなど。いずれも先進の機器を備え、痛みや抵抗感の軽減を図っている。
- 4治療
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主な治療は投薬と定期的な経過観察による管理。薬を処方するほか、必要に応じて生活習慣やアルコール・カフェインの摂取量の見直し、排尿習慣の改善など、日常生活全般への指導も行う。服薬で改善が見込めない過活動膀胱には、膀胱筋の過剰な収縮を抑えて排尿の安定化を図るために、膀胱鏡を用いた膀胱壁内注入療法を実施する。
- 5通院
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処方された薬を服用しつつ、必要に応じて症状の経過を観察するために通院する。頻尿の場合は、薬を服用するとともに、生活習慣の見直しも行いながら、症状の改善を図っていく。薬だけに頼らず、日常生活の工夫を重ねることも大切なのだという。同院では、患者一人ひとりの状況に合わせた総合的なケアを提供する。

