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速水 悠太郎 院長の独自取材記事

ぐみょうじ泌尿器科

(横浜市南区/弘明寺駅)

最終更新日:2025/02/03

速水悠太郎院長 ぐみょうじ泌尿器科 main

弘明寺駅から徒歩5分、商店街の中に2020年開業した「ぐみょうじ泌尿器科」。一般的に「恥ずかしい」「通いにくい」といったマイナスなイメージを持たれがちな泌尿器科だが、安心して通院してもらえるように、人通りの多い場所にありながらも入り口は狭く、プライバシーに配慮されている。大学病院で研鑽を積んできた速水悠太郎院長は、中高年に多い尿の悩みはもちろん、がんの知見も豊富で、適切な検査と診断で患者に対応している。診察時には「より、患者さんにわかりやすく」を意識。難しい言葉を使わず不明点は何度も説明するなど、日々患者同じ視点に立ち、一人ひとりと向き合っている。そんな速水院長に、通いやすさを意識したクリニックづくりのこだわりや泌尿器科医としてのやりがい、今後の展望などについてインタビューした。

(取材日2024年12月18日)

便利な立地ながらも、プライバシーに配慮した造り

商店街の中にあるクリニックですが、この場所を選んだ決め手は何でしょうか?

速水悠太郎院長 ぐみょうじ泌尿器科1

開業前は大阪府の病院に勤務していましたが、父が鎌倉で泌尿器科を開業していることもあり、私も神奈川県で開業しようと場所を探していました。弘明寺はそれまで来たことがなかったのですが、商店街に活気があって人も多い印象でしたね。京急本線と横浜市営地下鉄ブルーラインの2路線が通り、アクセス的に便利なところもポイントでした。当院が所在するこの商店街も、すてきな場所です。

外観や内装も落ち着いた雰囲気ですてきですね。

泌尿器科というと恥ずかしいというイメージを持たれがちで、あまり足が向かない患者さんも多いですよね。ですから、人通りが多い場所にありながらも入り口は狭めで、少し奥まった所に建物があるこの物件は希望とぴったり合っていました。車いすの方も多いので、入り口にスロープや広いトイレスペースなどバリアフリーを意識しています。内装としては床は木目調で、壁も漆喰にするなどリラックスできる雰囲気づくりを心がけました。

膀胱鏡などの設備にもこだわっていると伺いました。

速水悠太郎院長 ぐみょうじ泌尿器科2

はい。例えば当院では、やわらかくて細長い、先進的な膀胱鏡を導入しています。患者さんの痛みがなるべく少なく済むように配慮して可動性に富んでいるものをこだわって選び、採用しました。膀胱鏡は、血尿など膀胱の病気を疑うときに行う検査で使用するのですが、大学病院で働いていた頃から使い慣れているものでもありますので、安心して検査を受けていただければと思います。また、尿をためる・出すといった膀胱の機能を検査する尿流量検査のためのトイレもあります。かつては壺のようなものに排尿しなければならず精神的な抵抗感の強い検査でしたが、当院では見た目は普通のトイレと変わらない検査機器を使っているので、心の障壁は少なく済むのではないでしょうか。

実際に開業してみてどんな患者さんが多いと感じていますか?

50代以降の中高年の患者さんを中心に、頻尿や尿の出が悪いなど、やはり尿に関連したご相談が多いですね。一方で、これまで勤めてきた大学病院などと比べて若い方も多くいらっしゃっています。泌尿器科というと男性が行くイメージがあるかもしれませんが、当院は約半数が女性の患者さんです。お子さんも、おねしょのご相談などでいらっしゃっています。

オールマイティーに診られる泌尿器科の魅力

女性やお子さんも多いのは意外でした。老若男女が来院しやすいように心がけていることはありますか?

速水悠太郎院長 ぐみょうじ泌尿器科3

先ほどお話しした立地や落ち着いた内装のほかに、清潔感を大切にしています。泌尿器科ですから患者さんがトイレを利用することも多いので、検査用・職員用も含めて4つのトイレを用意していますが、スタッフがこまめに掃除し、清潔に保っています。また、当院は院内処方ですので、わざわざ院外の薬局に行き、改めて症状を話さなくてもいいという点で、来院のしやすさにつながっているのではないでしょうか。

日々患者さんに接する際に気をつけていることを教えてください。

大学病院で働いていた頃よりも、「より、患者さんにわかりやすく」という点をより意識するようになりましたね。なるべく難しい言葉を使わず、不明な点があれば何度でも説明するようにしています。あとは誠実な対応でしょうか。大阪の病院に勤務していた時の上司は、初診の方にはなるべく立ち上がってあいさつする方でした。自分も影響を受けて、診療の際は必ず出迎えて、帰る時も礼を尽くすように意識しています。

泌尿器科のやりがいはどんなところですか?

速水悠太郎院長 ぐみょうじ泌尿器科4

あまりイメージがないかもしれませんが、泌尿器科はかなり外科的な要素が大きい分野です。内視鏡などカメラで行う手術も多いですし、開腹手術も行います。数ある診療科の中で開腹手術をするのは消化器外科・泌尿器科・婦人科くらいですし、消化器や婦人科領域の知識も入れた上で手術を行うのが泌尿器科です。扱う臓器は副腎・腎・尿管・膀胱・前立腺・尿道・精巣など数多くあり、それぞれの病気は多岐にわたるので幅広い知識が必要となります。手術ばかりでもなく内科的な検査もありますし、お薬の種類も多く、がんも扱います。オールマイティーに診られるというのは泌尿器科の魅力でありやりがいだと思います。

大学病院時代はどんな経験を積んできましたか?

大学病院時代はがんの治療が中心でした。その経験を生かして、がんを発見した際にも大きな病院にスムーズに紹介することが可能です。また、がんが見つかった場合、患者さんは「これからどんな検査や治療をするのか」「どれくらい生きられるのか」と気にされるでしょう。ただ紹介するだけではなく、最低限のご説明ができるよう、今でもなるべく新しい知識を取り入れるように日々勉強しています。

幅広い知識と経験でさまざまな症状に対応

医師をめざしたきっかけについて教えてください。

速水悠太郎院長 ぐみょうじ泌尿器科5

小学校低学年の頃に将来の夢を書く機会があり、ひらがなで「いしゃ」と書いた記憶があります(笑)。今思うとその頃から医師をめざしていたのかなと思います。しかし反抗期もあり、「医師になってたまるか」と思っていた時期もありました。結局のところ医師になったのですが、きっかけとしては学生時代のラグビーでの出会いが大きかったですね。当時骨折や手術をするなどけがが絶えなかったのですが、整形外科の先生や整体師、整骨院の方々にたいへんお世話になり、「人を治すということは重要な仕事だな」と感じ、やはり医師をめざそうと思い直しました。

息抜きや趣味はありますか?

週に3回ほど近所のジムに通って筋力トレーニングをしていますね。開業時は新型コロナウイルス感染症の流行で出歩くことができず、食べてばかりで太ってしまったことをきっかけに始めました。数値が伸びると成長している実感が湧くので、数値を細かく記録しています。また、好きな分野を追求する凝り性な性格で、筋肉について知りたいと、生化学や解剖学の分野を勉強し直しています。あとはアウトドアも好きなので家族でキャンプに行って、子どもとたき火をするのも良いですね。

クリニックの今後の展望について教えてください。

速水悠太郎院長 ぐみょうじ泌尿器科6

今行っていることの延長として、より広い診療圏の患者さんの助けになりたいと思っています。現状では近場の患者さんは来院されますが、少し離れると来る方が少なくなってきます。丁寧に適切に診察できる自信があるので、なるべく多くの人に当院を知ってもらいたいという気持ちがあります。あとはまだ構想段階ですが、趣味の筋トレの延長で皮膚や体のたるみ、筋力の低下に対応できるメニューや機械を取り入れて、健康的で若々しくいられるように手助けができれば良いなと考えています。

最後に、読者の方へのメッセージをお願いします。

何か少しでも気になる症状があれば、遠慮せず相談に来ていただきたいです。どんな患者さんでも適切に対応できるように、一つの分野にとどまらず幅広い分野の勉強をしてきました。当院では無理やり診療したり、すぐに内診をしたりすることはありません。どんな小さなお悩みでも、気兼ねなく来ていただければと思います。

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