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山田 大樹 院長の独自取材記事

えこだ駅前 山田整形外科

(練馬区/江古田駅)

最終更新日:2022/08/24

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江古田駅北口から徒歩約1分。駅前商店街の中にあるマンションの1階が、「えこだ駅前 山田整形外科」だ。70年以上にわたって愛されてきた耳鼻咽喉科クリニックをリニューアルして開院した同院。山田大樹院長は、これまで順天堂大学医学部附属順天堂医院や同大学医学部附属練馬病院、練馬総合病院などの整形外科・スポーツ整形外科で、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の患者と、スポーツ愛好家からアスリートまで幅広く診察。同院でも、その豊富な経験を生かしながら、地域の人々の体の痛みに寄り添っている。「病気を治すのはもちろん、地域を豊かにすることにも取り組んでいきたいですね」と気さくに話す山田院長に、同院のことや地域における活動などについて話を聞いた。

(取材日2022年8月3日)

祖父の代から続いた耳鼻咽喉科と同じ地に開院

クリニックを紹介していただけますか?

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ここは、祖父と父が70年以上にわたって山田耳鼻咽喉科として診療を行ってきた場所です。そして父の引退に伴い、私が2020年4月に整形外科のクリニックとして当院を立ち上げました。まずは患者さんをしっかり治すことが一番で、そのためには、適切な診断と治療を行い、当院で対応できないことであれば大学病院に手術などを依頼すること。加えて、月並みな言い方になりますが、患者さんに寄り添うこと。医療は一方通行で行うものではありませんから、寄り添うことで患者さんは、通院やリハビリテーションを頑張ってくれたり、注射が痛いのを頑張って我慢してくれたりします。そういう相互作用によって病気や痛みを治療できれば信頼関係も生まれて、その人の人生も良くなって、結果として地域も豊かになると考えています。私は、幸いなことに生まれ育った地元で医療の提供ができていますので、この地域の人々を豊かにしたいという思いがベースにあります。

院内でこだわっているところはありますか?

当院に受診しに来て、気分がどんよりするよりも、気分の良いところに来たなと感じてもらえるようにしたくて、窓を多めにして外からの光で院内が明るくなるようにしました。待合室は、壁を白く、椅子をオレンジ色にしたのも同じ理由です。また、サッカーのユニフォームをいくつか飾っています。雰囲気も良いと思いますし、これを見たサッカー少年は、興奮してくれるんです。けがや痛みで落ち込んでいるかもしれませんが、こうしたものを見ることで少しでも元気になってくれれば、それも治療の一環になるのではないでしょうか。

力を入れていることは何ですか?

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私はサッカーのチームドクターを務めていることもあって、膝を中心とした下肢の治療を得意としています。その中で、患者さんも多く当院でも力を入れているのが、変形性膝関節症の治療です。変形性膝関節症は、ある程度進行してしまったものを根本的に治すには、人工関節に取り替えるなどの手術が必要になります。しかし、手術を行うことで変形性膝関節症による痛みの改善は期待できますが、手術後の痛みやリハビリテーションが大変で、多くの場合膝は約90度~100度までしか曲がらなくなりますし、結構大きな傷が残るなどのデメリットもあります。当院では、初期の段階からのリハビリテーションに加え、ヒアルロン酸注射によって機能の維持や痛みの改善を図っています。ヒアルロン酸注射は潤滑油のようなもので、それで動きを良くしていくというイメージです。また、私自身は再生医療にも注目しています。

アスリートのリハビリや骨粗しょう症治療にも注力

リハビリテーションにも力を入れていると伺いました。

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当院のリハビリテーションの特徴は、いわゆるアスリートリハビリテーションにも対応していることです。一般の方もアスリートも原理原則は一緒ですが、ゴールが日常生活なのか競技復帰なのかで対応が違ってきますので、それぞれのスポーツに準じた正しい動きやけがの予防方法なども指導することになります。当院のリハビリテーション室は、運動用のマットを敷いて、大きな鏡も用意するなどして、アスリートでも適切なリハビリテーションができるよう設備を整えています。また、アスリートのリハビリテーションができるということは、それだけ視野が広いということでもあり、それを一般の方のリハビリテーションにも応用できるのはメリットだと思います。

ほかに力を入れていることはありますか?

骨粗しょう症で悩む高齢者は確実に増えていることもあり、当院でも力を入れて取り組んでいます。骨密度を精密に測定できるDEXA法の測定器も導入して、血液検査も行いながら、必要であれば薬物療法にも取り組んでいます。練馬区では、今年から骨粗しょう症検診が始まりました。当院でも行っていますが、「あなたは検査結果は問題ないから大丈夫です」で終わるのではなく、大丈夫なら大丈夫なりに、「今後はこういうところに気をつけましょう」という具体的なアドバイスもするようにしています。そうすることによって、患者さんの安心感につなげると同時に、骨粗しょう症に対する意識も高めてもらって、何か心配なことがあれば、当院に気軽に相談に来てもらえるようにしたいと思っています。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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痛みの原因は必ずどこかにあるはずですが、それがすぐにはわからないこともあります。そのようなときは、わからないならわからないなりに、患者さんと一緒に考えることを心がけています。先ほども少し話したように、一方通行の医療では良くならないと私は考えているんです。例えば、患者さんに質問をして、話をよく聞いていくと、そういえば最近は仕事が忙しいとか、変な格好で寝てしまったとか、ヒントが出てくるんです。患者さんにも、一方的にこの先生ならなんとかしてくれるって思ってほしくないですし、私も一生懸命頑張るからというスタンスで来てもらいたい。そうして寄り添いながら、一緒に治療に取り組むことが、良い結果につながるのだと考えています。

自身の経験を生かし、地域を豊かにしていきたい

先生は、なぜ医師を志したのですか?

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中学生の頃にサッカーをしていて、けがをしたんです。その時に、けがを治せる人になれたら面白いなと思ったのがきっかけです。実際にスポーツ時のけがを専門的に診る医師がいると知って、それになるために整形外科の医師をめざすようになりました。祖父も父も医師でしたから、私もなれるかなと。でも、整形外科の医師になるのが目標でしたから、耳鼻咽喉科の医師にはならないとずっと言っていました(笑)。また、サッカーのチームドクターをやらせていただいてますが、医師としてはもちろん、一人の日本人としての国際大会での経験はすごく刺激的でした。そして、それが何年後かわかりませんが、まだチャンスはあると思っていますし、経験できたらさらに成長できるのではないかと思っています。

お忙しいかと思いますが、どのようにリフレッシュしていますか?

以前から務めていたサッカーのチームドクターを今も継続して務めています。試合会場で選手をサポートするため、プレッシャーや責任が伴いますが、この仕事にもやりがいを感じているため続けています。また、順天堂大学で40歳以上で構成されるOBのサッカーチームがあって、そこでプレーすることですね。試合でちょっと遠くまで行くこともありますし、暑い時期は、キックオフが朝の7時半なので5時頃に出発するなど、日常とはちょっと離れてリフレッシュできますね。

最後に、今後の展望とメッセージをお願いします。

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私は練馬区で生まれ育って、これまでいろいろな経験をさせてもらいました。これからも経験を積んでいき、それを自分の中にとどめておくのではなく、地域の皆さんにも還元したいと思っています。例えば、ほかのサッカーチームのドクターや、アスレティックトレーナー、現役のサッカー選手を呼んで講演会をすることも、私ができる地域を豊かにすることの一つだと思うのです。医療人として患者さんを治すのはもちろん大切ですが、自分の経験を生かすことで地域が豊かになる。そうすることが、皆さんや地域の財産になり、それが東京の財産になり、日本の財産になる。このように、視点を広げて取り組んでいきながら、地域の皆さんと一緒に頑張っていきたいですね。

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