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大森 翔英 院長、佐藤 志興 副院長の独自取材記事

大森歯科・口腔外科

(常陸太田市/常陸太田駅)

最終更新日:2022/11/10

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JR水郡線常陸太田駅から車で5分、国道349号線バイパス沿いの場所にある「大森歯科・口腔外科」。予防歯科に熱心に取り組む同院には、年齢を問わず患者が訪れる。完全予約制で、現在は1ヵ月以上先まで予約が取れないほど。大森翔英院長は100年にわたり医療に携わる家系に生まれ、研鑽を積んだ後に2019年に開業。2021年より同じく口腔外科を専門とする佐藤志興副院長が入職。2度にわたる歯科医院の増築を重ね、現在スタッフは歯科医師2人、歯科衛生士8人、歯科助手7人、歯科技工士1人の総勢18人の大所帯となった。今回は「今後もさらに体制を強化させたい」と話す大森院長と佐藤副院長に、これまでの経歴や診療時の心がけについて話を聞いた。

(取材日2022年10月14日)

口腔外科や都内の歯科医院で研鑽を積み、開業

これまでのご経歴についてお聞かせください。

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【大森院長】明海大学を卒業後、筑波大学の関連病院や歯科医院で研鑽を積み、北茨城市民病院では診療科長を務めました。専門は口腔外科ですが、歯科医院での勤務時には一般歯科にも携わりました。同時期に筑波大学社会人大学院に進み、運動が歯周病に与える影響について研究をし、学位を取得しました。その後2019年に地元常陸太田市で開業しました。
【佐藤副院長】私も院長と同じく専門は口腔外科です。日本歯科大学卒業後は、主に筑波大学の関連病院や歯科医院で口腔外科治療や一般の歯科治療を行ってきました。親知らずの抜歯、顔周りの骨折や外傷、口腔がん治療など口腔外科全般に携り、当院では昨年から勤務しています。

大森院長のご実家は、100年にわたり地域医療に貢献していると伺いました。

【大森院長】私の家系は曽祖父より代々医療に携わってきました。医師である曽祖父が診療を行っていたのは、今から約100年も前のことです。当時の町医者は内科的な診療やお産、看取りなどあらゆることに対応し、患者さんのもとに馬で往診したとも聞いています。父の代に医療法人大森医院が設立され、今でも里美地区で診療を行っています。外来診療だけでなく訪問在宅医療や通所リハビリ、特別養護老人ホームやデイサービスの運営も手がけており、地域で包括的な医療を実現しています。このような家系ですから、私もいずれはこの場所で医療に携わるのだろうとずっと思い続けてきました。曽祖父から4代、「地域に必要とされる医療を提供したい」という思いは今も変わりません。

佐藤副院長がこちらで勤務することになったきっかけをお聞かせください。

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【佐藤副院長】それが不思議なご縁で、きっかけになったのは院長の奥さまです。当時私が勤務していた歯科医院に、奥さまが学生実習で来られたのです。歯科衛生士になるために資格取得中だと伺いました。それを機に院長と連絡を取り合うようになり、かつて同じ外部セミナーを受けていたり、同じ病院歯科に勤務していたりと、思わぬ偶然があったことを知ったのです。院長の歯科医院運営の姿勢や診療方針に感銘を受けていた時に、お誘いを受けてこちらで勤務することとなりました。私は神奈川県の出身ですが、ゆったりとした空気の流れる茨城県が大好きです。院長と力を合わせて地域を盛り上げていきたいと思います。
【大森院長】佐藤先生には安心して任せられています。当院の診療方針にもなじんでおられ、大森歯科にとってなくてはならない心強い相棒です。

この地域に予防歯科の文化を根づかせたい

力を入れている治療はありますか?

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【佐藤副院長】院長と私が専門としてきた口腔外科です。他院からの紹介で親知らずの抜歯など口腔外科の処置を受けに来られる患者さんもいらっしゃいます。
【大森院長】予防歯科にも力を入れています。これは私の都内での勤務経験が大きく影響しています。そこでは「痛くなくても定期検診を受ける」という文化が当たり前でした。口腔外科の現場は治療中心の歯科医療で主役は歯科医師。当然治療には痛みを伴います。それに対して、予防歯科の主役は歯科衛生士で、痛みの少ない予防処置が主体となります。患者さんは歯科衛生士からのプロのケアを受け、笑顔で帰っていきます。定期的にお口の状態をチェックできるという、歯科医師側のメリットもあります。治療と予防の意識の違いを知り、カルチャーショックを受けました。

そのような経験があり、予防歯科の大切さに気づかれたのですね。

【大森院長】はい。都内では浸透していた予防歯科の意識も、この地域ではまだ浸透していません。この地域では今後歯科医院不足、歯科医師不足が深刻になると予想されます。予防歯科はその名のとおり、症状の悪化を予防するためのもの。この地域の「歯医者さんは痛くなってから行くところ」という常識を、「痛くならないために行くところ」に変えていきたいと考えています。

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

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【大森院長】あえて治療にはこだわりを持たないように意識しています。こだわりを持つと無意識に患者さんへ私の考えを押しつけてしまうかもしれないからです。ライフスタイルや考え方は人それぞれですから、患者さんの要望を第一に治療を進めるよう心がけています。大切なのは私のこだわりではなく、患者さんの要望。もし小さな虫歯があったとしても、患者さんが治療を望まないのであれば、説明した上であえて治療しないこともあります。これは予防歯科に力を入れているからこその考えかもしれません。予防の患者さんは数ヵ月後にまたいらっしゃるとわかっていますので、長期的な目線をもって対応できるのだと思います。そして患者さんが望む治療にはできる限り応えたい。私の技術不足が原因で、患者さんの治療の選択肢が減ってしまうのはできるだけ避けたいと考えています。そのためにも日々勉強し、目の前の仕事に真摯に取り組むことを心がけています。

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子どもの診療で工夫している点はありますか?

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【佐藤副院長】急を要する場合を除き、嫌がる子どもに治療を無理強いすることはありません。怖かったら、その日はキッズルームで遊んで終わり。徐々に「歯医者さん」に慣れていきます。ただ「治療をしないで終わり」では親御さんもがっかりしてしまいます。当院では親御さんへの教育が最も大事だと考えておりますので、歯に関する資料をお渡ししています。歯科の知識が提供でき、お子さんの治療が進まずとも「来て良かった」と思ってもらえるよう工夫しています。
【大森院長】楽しく遊んで、気持ち良く歯のクリーニングをして「歯医者さんは楽しい場所だ」と思ってもらえるとうれしいです。小さい頃から予防歯科の習慣が身につけば、その後の早期発見・早期治療にもつながり、今後も虫歯で痛い思いをしなくて済むと期待できるでしょう。

こちらで働くスタッフについてご紹介ください。

【大森院長】スタッフは何よりもみんな楽しそうに働いています。待合室の飾りつけも、説明の手描きポップも、こまめな清掃も、気がつけばいつも整っています。本当にありがたいことです。当院のスタッフ理念は「明るく楽しく元気よく、感謝の気持ちを忘れずに」。スタッフたちはまさにこの理念そのもので、とても心強いメンバーです。
【佐藤副院長】定期検診のときに、患者さんとスタッフが和やかに話す場面をよく目にします。いつの間にこんなに仲良くなったのかと、いつも驚かされています。院内のアットホームな雰囲気はスタッフの力によるところが大きいですね。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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【大森院長】父が老人ホームの設立や訪問在宅医療を通じて地域活性化に一役買ったように、私も歯科医療を通じて地域医療を盛り上げていきたいと考えています。大森歯科・口腔外科の究極の目標は、この地域から「虫歯や歯周病で困っている人をなくす」ことです。そのためには、地域のニーズに応えた医療を提供することはもちろん、多くの医療従事者が地域で生き生きと働ける職場環境を整えることが大切だと思っています。医療法人大森医院で働いて良かったと思える医療従事者が1人でも多く増えることで、地域医療の活性化につながればうれしいです。医療法人大森医院は、医療の入口としての歯科医療、医療の出口としての在宅医療を通じて、地域医療の入口と出口を守る医療法人でありたいと考えています。今後も法人全体で地域の健康のために力を尽くし、貢献し続けたいと思います。

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