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高尾 恒彰 院長の独自取材記事

たかお整形外科

(福岡市中央区/唐人町駅)

最終更新日:2023/01/06

高尾恒彰院長 たかお整形外科 main

福岡市営地下鉄空港線・唐人町駅から徒歩7分。「たかお整形外科」は2020年3月に開業した。窓が大きく光が差し込む院内には、院長の高尾恒彰先生自らが描いたという絵画や鮮やかなグリーンの観葉植物が置かれ、明るく落ち着いた雰囲気が漂う。リハビリ部長、看護師長をはじめ、経験豊かなスタッフが多く、笑顔で出迎えてくれる。2階のリハビリテーション室では、ウォーターベッドや牽引器などのリハビリ機器がそろい、理学療法士が施術に励んでいる。高尾院長は一般整形外科はもちろん、ペインクリニックと脊椎脊髄外科を専門とし、総合病院で数多くの手術を手がけてきたベテランドクター。長年培った知識と経験を生かし診療にあたっている。気さくでユーモアにあふれる人柄の高尾院長に話をたっぷり聞いた。

(取材日2020年11月21日)

必要な手術に限定し、一人でも多くの患者を救いたい

開業までのご経歴を教えてください。

高尾恒彰院長 たかお整形外科1

私が生まれ育ったのはここ地行です。クリニックの隣に実家があり、この場所はもともと庭でした。熊本大学医学部を卒業後、九州大学病院の整形外科に入局し、九州医療センターをはじめ6つの総合病院で関節リウマチや関節疾患・外傷などの治療を経験し、九州大学大学院神経病理学博士課程を修了。2005年からは脊髄損傷の専門病院である総合せき損センターに勤め、整形外科、麻酔科部長として重篤な脊髄損傷の患者さんを手術で救うことに力を尽くしてきました。その間に、アメリカのワシントン大学への短期留学を経験し、海外の講習会で研究発表を行い、世界レベルの先端医療にふれることができたのも大きな財産です。

どのように開業に至ったのでしょうか?

病院では外科的治療がメインで、次から次へと手術をこなしていく日々でした。業務の多忙さに追われ、患者さんと深く関われないことにジレンマを感じていたんです。誰だってできれば手術は受けたくないですよね。手術を受けざるを得ないケースはありますが、それ以外の方法で改善が見込める方もたくさんいらっしゃいます。もっとお一人お一人に時間をかけて向かい合い、手術以外の方法でも患者さんをサポートしたいという思いから、開業を決意しました。卒業後24年ほどたってからのスタートで年齢を重ねていますが、多く経験を積んだ分、本当に手術が必要などうかを見極め、適切な治療法をご提案できるのではないかと自負しています。

実際に開業していかがですか?

高尾恒彰院長 たかお整形外科2

開業してまだ半年ほどですが、今までは手術を第一に勧めていたような症例でも、保存的治療で十分改善する可能性があることを実感してます。また、かかりつけ医として患者さんと早い段階から関わることで、重症化を防ぐことが可能になっていると感じますね。例えば、女性に多い骨粗しょう症の場合、早期に骨密度の測定を実施し、適切な投薬治療を行うことで、寝たきりの原因になる大腿骨頸部骨折を未然に防ぐことが期待できます。それから、生まれ育った地域に貢献できることにも大きな喜びを感じます。勤務医をしていた頃は地域の方と接する機会はほとんどありませんでしたが、今は近所のスーパーで患者さんに遭遇することもしばしば。これからは末長いお付き合いをしていきたいと思っております。

多角的な視点から、つらい症状にアプローチ

診療方針をお聞かせください。

高尾恒彰院長 たかお整形外科3

当院は、地域の皆さんのお悩みを解決し生活の質の向上を支援する存在でありたいです。痛みやしびれで来院される方がほとんどなので、それをいかに取り除くかが重要。人は痛みがあると、あまり体を動かさなくなります。動かさないと血行が悪くなり、さらに痛みが強くなるという悪循環に陥りがちです。そうした痛みの悪循環を断ち切る治療として、当院では神経ブロック注射による疼痛コントロールを行っています。長年麻酔も専門にしてきましたから、症状や身体所見から痛みの原因を総合的に診断して、安全性と確実性を重視したブロック注射を行えるのが強みです。患者さんの症状に合わせ、内服治療やリハビリテーション、神経ブロック、関節注射などを組み合わせた粘り強い治療を行うことで、症状の早期緩和に努めています。さらに背骨が変形する側弯症も専門であり、当院では検査治療も行っております。

リハビリテーション室ではどのような施術が受けられますか?

患者さんに伸び伸びとリハビリテーションに取り組んでいただきたいと考え、2階のフロアをすべてリハビリテーション室にしました。ウォーターベッドやけん引器、温熱治療器、高周波治療器などによる物理療法に加え、自分で運動する習慣をつけてもらうための筋力トレーニングマシン、トレッドミル、自転車などを導入しています。リハビリ指導を行う理学療法士は5人です。それぞれ脳血管障害やスポーツ障害などの専門的な知識と技術を備えており、個々人に合わせたプログラムを設計できます。あえて担当制にはしていません。複数の理学療法士が一人の患者さんを見守るかたちにすることで、患者さんの健康回復・増進をめざします。9月には小・中学生向けのストレッチ教室を開催し好評を得ており、今後は健康教室なども検討してます。

患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

高尾恒彰院長 たかお整形外科4

病気や治療について理解しやすいように、できるだけわかりやすい言葉で説明したり、模型やイラストなどを用いてビジュアル化をしたりしています。専門家としてより適切な治療を提案しますが、患者さんとフラットな立場で診察することを大切にしているので、一方的に押しつけることはありません。どの方法で治療を行うかは最終的にご本人に選んでいただきます。それから、患者さんを最後まで自分で診たいという気持ちも大きいです。やむなく手術をしなければならない場合、近隣の病院をご紹介しますが、術後には当院でリハビリテーションを行っていただいています。ご希望があれば、近隣の病院に出張して私が自ら執刀することもあります。不安がある方は、ご相談いただければと思います。

めざすのは地域住民の健康寿命を延ばすクリニック

先生はなぜ医師を志されたのですか?

高尾恒彰院長 たかお整形外科5

整形外科医だった祖父の影響が大きいですね。祖父は手先が器用だったようで、家や動物をかたどった置物や掛け軸、絵画などの作品を残しています。父も宝飾店を経営し、宝石加工など細かい作業を得意としてました。祖父は戦後の混乱期に詐欺に遭い、開業を断念したそうで、子ども心にその意志を継ぎたいとぼんやり考えていました。医師の中でも整形外科をめざしたのは、小学校時代に、弟に追いかけられ塀から転落し右腕を骨折したことがきっかけです。最初は父に近所の施術所に連れていかれたのですが、良くなるどころか痛みが増すばかり。不安になって自分から頼み込み整形外科に連れて行ってもらった経験があります。その時に診てくれた先生のおかげで事なきを得たという感謝の思いから、整形外科の道に進む決意をしました。

お忙しい日々だとは思いますが、先生のリフレッシュ法を教えてください。

もっぱら体を動かすことです。天候によってやることを決めているんですよ。天気が良ければランニングや登山、キャンプ、たき火。風が吹けば福間や愛宕浜でウインドサーフィン。天気が悪い日は、大学時代から続けている空手、チャンバラをスポーツにしたサッセン。冬はスノーボードもします。遊んでばかりのようですが、仕事や勉強はきちんとやっています(笑)。大学生の頃、空手の試合で相手の蹴り足の爪が鼻に突き刺さり、整形外科にお世話になった選手がいました。その当時から自分で治したいという気持ちがありましたね。こうして整形外科医となった今、空手の大会ドクターなどをはじめ、スポーツによるケガに対応できることもうれしく思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

高尾恒彰院長 たかお整形外科6

一人でも多くの患者さんの痛みを軽減し、自立して元気に生活できる健康寿命を延ばすお手伝いをすることが私の使命です。そのために、痛みやしびれなどの原因を正確に診断して、適切な治療法を提供できるよう日々研鑽に努めています。患者さんにお伝えしたいことは、どうか自分の病気は治らないと諦めないでください。まだやれることはあるかもしれません。最後の砦と思って当院を頼っていただきたいと思います。地域の皆さんが、安心して治療を受けられるクリニック、「来て良かった」と心が晴れやかになるクリニックをめざしてまいりますので、なかなか改善しない痛み、しびれなどでお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください。

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