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若松 信一 院長の独自取材記事

わかまつクリニック

(北九州市小倉北区/小倉駅)

最終更新日:2023/07/04

若松信一院長 わかまつクリニック main

JR鹿児島本線小倉駅からすぐ、好立地に位置する「わかまつクリニック」は、福岡でも数少ない腫瘍内科を標榜するクリニック。腫瘍内科では、臓器に関わらずさまざまながんに対して抗がん剤治療を行うことができ、がんの薬物治療についての高い専門性と全身のがんへの幅広い知識と経験が必要とされる。クリニックを開業した若松信一院長は、腫瘍専門の医師として北九州市立医療センターの外来化学療法センターで長年働き、センター長も務めた抗がん剤治療の専門家だ。がんの治療だけでなく、内科として急な発熱や体調不良にも対応している。「患者さんが仕事や生活を諦めることなく、がんと闘う気持ちをサポートしたい」と語る若松院長に、診療方針や開業までの経緯など話を聞いた。

(取材日2023年4月28日)

抗がん剤治療をメインに内科の医師としても地域に貢献

腫瘍内科ではどのような治療を行うのでしょうか?

若松信一院長 わかまつクリニック1

がんの患者さんに対して、抗がん剤治療を中心に行っています。通常のがん治療の場合、胃がんであれば消化器内科、肺がんであれば呼吸器内科というように、臓器別に分かれて治療しますが、腫瘍内科は臓器に関わらずさまざまながんの治療を行うのが特徴です。大学病院などの大きな病院には化学療法センターや化学療法室のような治療を担当する部署がありますが、その機能がそのままクリニックに移行したと考えていただけるとわかりやすいと思います。こうした大きな病院では、臓器や専門別に分かれてがんの治療を行っているため、併発している高血圧や糖尿病など他の病気を一緒に治療することは難しい状況にあります。一方、当院は内科にも対応できますから、抗がん剤治療と合わせてその他の病気を診ることもできますし、抗がん剤治療以外にも風邪や腹痛といった体調不良、ワクチン接種にも対応しています。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。腫瘍内科をメインとするクリニックはまだ少なく、当院は小倉駅からすぐの場所にありますので、北九州市以外にも遠くは糸島市や広島県、岡山県などからも患者さんが通われていますね。患者さんは、当院のアットホームな雰囲気を気に入って通っていただいている方が多いと思います。働いている患者さんでも治療を続けやすいように、当院では午後7時まで土曜日も診療しています。それも選ばれている理由だと思いますね。

がんの治療でなくとも、受診していいのでしょうか?

若松信一院長 わかまつクリニック2

もちろんです。抗がん剤治療のみを専門としているクリニックと思われている方もいるかもしれませんが、内科にも対応しているので、風邪や腹痛をはじめとした一般的な体調不良も診察しますし、各種ワクチン接種や新型コロナウイルス感染症の検査、その他特定健診に後期高齢者医療健康診査も行っています。機能は普通の内科と変わりません。駅から近いため、急な発熱や仕事の合間の受診にも便利かと思います。がんの方を含め、地域や近隣の駅にお住まいの方に頼っていただきたいですね。

負担の大きい抗がん剤治療、患者に寄り添いながら対応

腫瘍内科を選ばれた理由と、クリニックを開業された経緯について教えてください。

若松信一院長 わかまつクリニック3

大学卒業後、血液内科で働く中で肺がんと乳がんの治療に興味を持ったのが始まりです。クリニックの近くにある北九州市立医療センターががんの拠点病院になっていて、そちらの先生から「外来化学療法センターをつくるからぜひ来てほしい」と声をかけられたんです。当時、新しい学問だった腫瘍専門の医師は非常に数が少なかったんです。病院としても、抗がん剤治療を行うにあたって腫瘍専門の医師を置くことで専門性を高めたいという思いがあったようです。最初は2~3年のつもりが、最終的には12年働き、多くのがん患者さんの治療にあたりました。さまざまな症例を経験できましたが、先ほどお話ししたように他の病気と合わせて治療できないなど制限も多く、がんの患者さんに寄り添った治療がしたいと考えクリニックを開業しました。

クリニックづくりでこだわった部分について教えてください。

がんの患者さんに限らず誰でも気軽に受診できるよう、院内の雰囲気をクリニックらしくしたくなかったというのはありますね。抗がん剤治療に関してはつらく苦しい治療なので、患者さんの足が向きづらくなってしまうこともあります。先を見据えて治療を続けるためにも無理はせずに、クリニックに来てコーヒーを飲んで弱音をこぼして帰るだけでもいいと私は考えています。患者さんが安心して治療を受けたり、一息つけたりできるよう、明るく温かい空間づくりを意識しました。治療スペースは、患者さんのプライバシーを守りながら私や看護師が常に様子を見守ることができる半個室になっています。ご希望の場合には個室もありますので、症状や治療箇所に関係なく、落ち着いて治療を受けてもらえる環境が整っていると思います。

抗がん剤治療だけでなく、がん患者や家族の悩み・不安に対してもサポートしていると聞きました。

若松信一院長 わかまつクリニック4

がんと診断された時、またはがんの治療を続けていく中で、仕事を辞めなくてはならないのか、生活や食事を大きく変える必要はあるのか、もうこれまでどおりの生活ができないのかなどたくさんの疑問や不安に襲われると思います。しかし、がんや治療のために必ずしもいろいろなことを諦めなくてはならないわけではありません。がん患者のかかりつけ医として、生活や治療費、将来設計、お子さんのことなど患者さんやご家族の抱える悩みや不安に耳を傾け、適切な治療計画を提案することで、少しでも解消できたらと思っています。こうした悩みは、医師と患者の距離が近いクリニックだからこそ話せる場合もあると感じています。患者さんが喜ぶ姿を見るために尽力できることが私の一番のやりがいです。がんと闘う気持ちを持って、豊かな人生を送っていただくため、できる限り患者さんをサポートしていきたいと考えています。

頭皮冷却装置で、抗がん剤治療による脱毛にアプローチ

頭皮へのダメージを抑えるための治療もあるそうですね。

若松信一院長 わかまつクリニック5

抗がん剤治療を受け続けると髪を失うというイメージがありますよね。脱毛は、患者さんにとって精神的に大きな負担になります。当院では、頭皮を冷却することで抗がん剤治療によるダメージの軽減を図り、脱毛を防ぐための頭皮冷却装置を導入しています。この装置も、クリニックでやりたかったことの一つです。冷却に時間がかかるため、大きな病院で対応しているところは少ないと思います。治療によって回数が異なり、費用は個人負担になりますので、気になる方はご相談してもらえれば詳しく説明させていただきます。

治療の際、大切にしていることを教えてください。

患者さんの負担を減らすためにも、なるべく本人の希望に沿った治療を選択するようにしています。患者さんの中には治療をまったく受けつけない方もいれば、長生きしたいという思いを強く持っている方もいて、その考え方はさまざまです。一方的に提案した治療では、つらさだけが先行して治療に対するモチベーションが続きません。そのため、必要最低限の治療についてその理由を説明しながら、患者さんの希望とすり合わせて計画を立てていくというかたちですね。治療を行うためには、こちらとしても譲れる部分と譲れない部分がありますので、話し合いや日頃のコミュニケーション、患者さんについての理解はとても大切にしています。

最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

若松信一院長 わかまつクリニック6

当院では「良心に背くことをしない」をモットーに、腫瘍内科として適切な標準治療を行っています。丁寧な説明を大切に、患者さんが疑わしく思ったり不快に感じる治療は絶対に行いません。少しでも前を向いて治療を続けられるよう、気になったことはどんなことでも聞いていただいて構いません。まずは相談にいらしていただければと思います。また、医師として地域の皆さんの健康を守っていきたいと思いますので、体に変化や違和感を感じた際にはいつでも当院にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

抗がん剤治療による脱毛に対する頭皮冷却処置/1万3750円~

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