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山口 傑平 院長の独自取材記事

やまぐち夕陽ヶ丘歯科クリニック

(大阪市天王寺区/四天王寺前夕陽ヶ丘駅)

最終更新日:2020/09/04

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大阪メトロ谷町線・四天王寺前夕陽ヶ丘駅から徒歩3分。前面がガラス張りでスタイリッシュな外観の「やまぐち夕陽ヶ丘歯科クリニック」。アクセス至便な都会の中にありながら、周辺は閑静な住宅地でもある同院には、小さな子どもから高齢者まで幅広い年齢層の人が通う。院長の山口傑平(やまぐち・けっぺい)先生は、小児歯科診療を中心に積み上げてきた経験を生かして、地域に密着した仕事をしたいと開業を決意。どんな子どももあっという間に心を許してしまうような飾らない気さくな人柄が印象的だ。そんな山口院長に、クリニックの特徴や診療方針、普段からの心がけなどについてたっぷり話を聞いた。
(取材日2020年6月18日)

健康だけでなく成長も見守る、小児歯科をめざす

先生は長年、小児歯科に力を入れてきたそうですね。

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はい。研修医時代から開業するまで、ずっと小児の歯科治療を中心に携わってきました。わが家は代々歯科家系で、私で3代目。大阪歯科大学を受験したのは、家族の強い勧めからでした。正直、なんとなく進んだ歯科医師の道でしたが、研修の際にたまたま小児歯科に配属され、子どもの魅力にはまりました。小児治療は、歯科のことに携わりながら、その子自身の成長にも関わっていけるやりがいのある仕事であると知りました。また開業して地域に根差した治療を行っていくことで、お口の健康だけでなく、人間的な成長を見守っていくこともできます。そういった長いお付き合いができる歯科医師をめざしていきたいと思っています。

印象的だった患者さんとのエピソードがあるそうですね。

ええ、研修医の時のことです。子どもさんの中には治療中に暴れてしまう子もいて、研修医は、1人は治療、1人は体を抑えるという役割分担で、2人で助け合って治療を行うこともあるのですが、ある日、小さなお子さんからお手紙をいただいたんですよ。その子はほかの先生が治療を担当している子で、私はいつも体を無理やり抑える係。てっきり嫌われているのかと思っていたら、感謝のお手紙でした。手作り感あふれる、漢字も句読点もない手紙でしたが、私の心にはものすごく刺さりました。今でも家に置いてあるんですよ。そういった子どもたちからの手紙やプレゼントはすべて捨てられず、残してありますね。

クリニック造りでも、子どもに携わってきた経験を生かされたそうですね。

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はい。例えば、クリニックのエントランスには十分なスペースを確保しています。これは、万が一子どもが急に飛び出しても、止めることができるようにするためです。また、院内の段差はあえて複数にしました。1段だけだと子どもはジャンプに挑戦したくなるもの。うっかり大きく飛んで、頭をぶつけたらいけませんからね。ほかにも、トイレはお子さんとママが一緒に入ることができる広い空間を取っています。並んで一緒に歯磨きもできますよ。重要視したのは、何よりも安全性。小さな子どもが好きな派手な仕掛けがあるわけではありません。おもちゃはじっくり遊ぶ知育玩具が中心ですし、内装もどの世代の人も落ち着くナチュラルな雰囲気にしています。子どもたちとたくさん関わってきたからこそわかる工夫を施したんです。

痛みを抑えた麻酔や往診など、患者本位の治療を行う

往診にも対応されているそうですね?

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はい。きっかけは、友人に手伝いをお願いされたことです。10年以上診てきた患者さんもいるので、開業後も引き継いでやらせてもらってます。往診に行くようになって、子どもと高齢者は似ていることに気づきました。例えば、通常自由に選び変えることができる歯科医院も、子どもや高齢者は、家族やケアマネジャーさんが決めてきたところに通うことになります。不満があってもなかなか言い出しづらいですから、じっくり信頼関係をつくるようにしています。天王寺区は昔から住まわれている方も多い地域。往診であっても、クリニックと変わらないような積極的な処置をさせていただくなど、できる限り地域のお役に立ちたいと思っています。

患者さんと接する際に気をつけていることがあるそうですね。

はい。例えば、患者さんの目線より上からしゃべらないようにしています。また、会話は比較的フランクにし、こちらに対してしゃべりかけやすい雰囲気を大切にしています。特にご高齢の方は、私のほうが年下でも歯科医師として立ててお話ししてくれるんです。逆にいうと本音をしゃべってもらえるようになるまで時間がかかる。しかしそれでは、本当に患者さんが望む治療はわかりません。少しでも世間話などをして関係をつくることは大切だと思っています。また当たり前のことですが、子どもの虫歯治療も大人と同じ道具や素材を使い、見た目にもきれいに治療するようにしています。すぐ生え変わるのにと思われるかもしれませんが、元通りにしないことで噛み合わせが変わって、成長に影響が及ぶこともあるんですよ。

日々の診療において大切にしていることは何でしょうか?

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「患者さんが嫌がることはしない」ということです。言い方を変えれば、患者さんの気持ちになるということですね。例えば、殺菌や滅菌といった衛生管理はもちろんのこと、治療においては、痛みに配慮した治療を心がけ、麻酔を打つ際には細心の注意を払っています。なぜなら、注射が痛いとお子さんは二度と来たくないと思うからです。また、注射が苦手と思っているお子さんにとって注射が痛くなかったということが一つの自信につながりその後も歯医者に行くことが嫌いにならなくなることが多くあるからです。専門性の高い矯正治療などは、私よりもほかの先生のほうが良いだろうと判断した時は、迅速に他院をご紹介するようにもしています。

歯科医院嫌いの子どもをつくらないことが目標

どういった患者さんに来ていただきたいと思っていますか?

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ぜひ、ご家族皆さんで通っていただきたいと考えています。ありきたりな呼びかけに聞こえるかもしれませんが、ファミリーでお越しいただくと、特にお子さんの治療において役立つことがあるからです。例えば、お父さんやお母さんの歯並びや骨格、癖、生活習慣から、お子さんの将来像が予想でき、無理のない治療計画を立てることもできます。また、以前受けたご相談で、上の子どもさんの治療のついでにお母さん自身も歯の治療を受けたいと思っているけれど、下のお子さんに障害があってなかなか子守りをスタッフにお願いできず困っているというケースがありました。私は小児障害者の歯科治療にも携わり、当院のスタッフもお子さんに寄り添えるよう心がけております。場合によっては難しいこともありますが、見守りや治療もさせていただいていますので、気軽にご相談ください。

子どもさんを連れてくるお母さん方に伝えたいことはありますか?

当院では、お子さんに自信を持ってほしいので、できる限りお母さんには待合室で待っていただいています。なので、お子さんがきちんと一人で治療を受けることができた時には、お母さんはしっかりと褒めてあげてください。当院は歯科医院ではありますが、同時にお子さんの自覚を芽生えさせ、成長をサポートしていく施設でもあります。例えば、小さなお子さんは1ヵ月に1回のペースでメンテナンスをお願いしています。子どもの生え変わり時期は変化が大きいからです。また、中学生になると部活や塾で忙しくなるので、小学生のうちにクリニックに通う習慣をつけてほしいとも考えています。小児歯科の役割は、将来お子さんが歯科医院に抵抗なく通うことができるような診療をすることだと私は思います。お子さんの歯をお母さん方と一緒に守っていければと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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小児歯科を専門としていると、ほかのクリニックから紹介されて来る子どもたちはたくさんいます。理由は、泣いて治療ができないというケースが多数です。大人の方の中にも、嫌々歯科医院に通った記憶が今でも残って、歯科医院にマイナスのイメージを持たれている方はたくさんいらっしゃいます。そういう歯科医院のイメージを払拭し、誰もが自分の歯を大切にできる人間になっていただくことが私の使命です。私は小児歯科を専門としてきましたが、大人の一般診療や口腔外科治療、ご高齢者の往診など、幅広く経験を積んできています。どうぞ安心してお越しください。誰よりもあなたの将来のことを考え、生涯治療を任せていただけるような歯科医師になれるよう、頑張っていきたいと思います。

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