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松之木 アカヴィア 愛香 院長の独自取材記事

あいかブレストクリニック

(芦屋市/芦屋駅)

最終更新日:2022/09/02

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阪神芦屋駅から歩いてすぐの場所にある「あいかブレストクリニック」。同院は2020年1月に松之木アカヴィア愛香院長が開業し、乳腺外科を専門に診療しているクリニックだ。院内にはアートギャラリーを連想させるようなアートが複数飾られているほか、待合室の椅子はそれぞれ違ったデザインのものが使われていて、リビングのようにリラックスできる空間が広がっている。医療機関に苦手意識を持つ人でも、次回の来院につながるようなクリニックづくりにこだわったという。「乳がん検診の大切さを浸透させたい」という想いのもと診療している松之木院長に、開業までの経緯や検診について、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2020年8月27日)

身近に乳腺外科専門のクリニックがある安心感を

初めに、開業までの経緯を教えてください。

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地域の基幹病院や乳腺専門のクリニックで働いている時もやりがいは感じていましたが、忙しくてなかなか受診できずにいた方や、不安な気持ちから受診をためらっていた方がたくさんいらっしゃることを目の当たりにして、身近なクリニックの必要性を強く感じるように。さらに、私自身が乳がんを発症する可能性のある世代に差しかかり、患者さんが求めている医療を実現したいと考えるようにもなったのです。それで、2020年1月に開業しました。

この場所を選んだのはなぜですか?

女性の方は、ご自身の家庭のことや、お仕事のことを優先するあまり、自分自身のことはどうしても後回しにしがちです。受診や検診も同じで、必要な検査だとわかっていても、「忙しさからなかなか足が向かない……」といった方も少なくありません。開業するのであれば、地域の皆さんの生活圏内で乳腺外科という看板を掲げて、受診を後押しするきっかけづくりをしたいとずっと考えていました。この場所は大通りに面しているため、車に乗っている人や歩いている人の目にとまりやすいですし、駅からも近くて通いやすく、開業にぴったりだと思ったのです。近隣には乳腺外科専門のクリニックも少なかったので、「ここに来ると乳腺を診てもらえる」という安心感にもつなげられたらと思っています。

クリニックづくりにあたりこだわったポイントは何ですか?

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病院やクリニックを受診される方は不安な気持ちをお持ちですし、そもそも受診することに気が進まない方も多くいらっしゃいます。勇気を出して当院に来てくれた患者さんに、少しでもリラックスして過ごしていただきたいと思い、安心感とちょっとした驚き、楽しさを感じてもらえるような空間づくりにこだわりました。病院によくあるソファーは緊張感を増してしまいますから、待合室の椅子は座り心地の良いリビングルームをイメージしたものを用意しました。院内に飾られているアートの中には、夫が描いたものもあるんですよ。待ち時間も楽しんでいただき、「またここに来てみよう」と思ってもらえたらうれしいです。あとは、検査に使うマンモグラフィや超音波検査機器も先進のものを導入し、細胞診・針生検といった病理検査ができる環境も整えました。

乳がん検診を通して病気の早期発見をめざす

乳腺外科を専門に選んだのはなぜですか?

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医学部生の頃は乳がんという病気について知っていても、その診断や治療を行う乳腺外科のことは深く知りませんでした。臨床実習の際に、乳腺外科の外来診療から診断、手術までに立ち会う機会があり、専門性の高い治療ができることに関心を持ちました。術後のフォローアップまで一貫して患者さんに寄り添える診療科です。以前お世話になった先生から聞いた「主治医を選ぶということは、結婚相手を選ぶようなもの」という言葉が印象に残っています。病気になったときに誰に診てもらうかは、患者さんからするととても重要なことですから、自分も信頼される医師でありたいと思いながら、日々の診療にあたっています。

乳腺外科の医師として、患者さんに伝えたいことは何ですか?

皆さんにお伝えしたいのは、「定期的に乳がん検診を受けてください」ということに尽きます。女性に多くみられる乳がんは、他のがんに比べて発症年齢が若く、30歳後半から増加します。遅くても40歳を過ぎたら検診を受けていただき、家系に乳がんや卵巣がんの方がいる場合は、より若い年齡から検診を受けていただくことをお勧めします。乳がんは、女性であれば、年齢に関係なく、誰にでも発症してしまう可能性が潜んでいます。早い段階で見つかれば、病気が治る見込みも高くなりますし、体への負担や、経済的な負担が少なく済む治療が選べるかもしれません。ですから、自分には関係ないと思わずに検診に足を運んでいただければと思います。検診を受けた方は、ご自身の友人やご家族に、その経験を広めていただきたいですね。「行ってよかった」という声は、検診のハードルを下げる第一歩になるはずですから。

定期的に検診を受けることが大切なのですね。

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医師が乳がんの早期発見につなげたいと思っていても、患者さんに来院していただかなければ病気を見つけることはできません。当院は早い段階で病気を見つけるために、マンモグラフィと超音波検査を併用した検査を実施しています。経験を積んだ女性の検査技師が撮影を行い、その結果をもとに私が診断しています。私を含めたスタッフ全員が女性なので、同性ならではの視点で患者さんそれぞれの背景に寄り添いながらも、早期発見の大切さを伝えるようにしています。検査の結果から、専門的な治療が必要だと判断したら、地域の病院と連携して迅速な紹介につなげています。予防から検診、診断・治療、手術後のフォローアップまでを含めて、患者さんと人生をともにするパートナーとして、この地域で検診の大切さを浸透させていきたいと私は考えています。

乳房はあなた自身のもの。日頃から気にかけてほしい

診療において心がけていることはありますか?

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診療内容に関わらず、さまざまな角度から患者さんのお話を聞くよう心がけています。診療では、問診表に記入してもらった内容だけでなく、自宅での過ごし方や当院を受診した理由など、医療以外の話題が挙がることも少なくありません。目の前の患者さんがこれまでどのように日常を過ごしてきたのか、物事を決断する際はどのように考えるのかを知ると、治療方針を決めるための手がかりにもなるので、あらゆる視点からお話しするよう努めています。ほかにも、生活習慣の変化やストレスが原因で症状が表れているとわかったり、「そういえばホルモンバランスが変化する年齢に近づいてきたかも」とご自身を見つめ直すきっかけになったりもします。診療を通して、ご自身の体の変化に気づいてもらえるだけで価値があると思っているので、どんなことも気軽に話してもらえるとうれしいです。

今後の展望について教えてください。

健康に気をつけて、少しでも長く診療を続けるのが当面の目標です。私がめざしているのは、この地域で乳がん検診の大切さを浸透させること。また、家庭や仕事の事情以外にも、ほかの人の目が気になったり、検査に対して恐怖心があったりと、クリニックに足が向かない理由はさまざまあるかと思います。当院は最寄り駅から歩いてすぐの場所にありますし、大通り沿いなので車での通院にも便利です。完全予約制で、患者さん一人ひとりをじっくり診療できるのも、地域のクリニックならではだと思っています。さらに、私を含めたスタッフ全員が女性ということもあり、受診していただきやすい環境にあるのではないでしょうか。今後もより通いやすいクリニックづくりを進めていきたいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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「ブレスト・アウェアネス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは「乳房を意識する生活習慣」のことで、女性が普段から自身の乳房に関心を持つことによって、異変を感じたらすぐに医師に相談するという、正しい行動を身につけるためのキーワードです。意識して毎日乳房をチェックすると、それが習慣になり、ちょっとした変化にも早期に気づけます。乳がんの正しい知識を持ち、自分自身の考え方を変えることで行動にも変化が現れ、自分の健康に責任を持つようになり、乳腺外科や乳がん検診の受診といった正しい行動につながっていきます。もし乳房に変化を感じたら、すぐに来院していただければ、乳腺外科の医師として責任を持って診療させていただきます。お電話での当日のお問い合わせも受けつけていますから、年齢に関係なくまずは相談にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

A. 芦屋市乳がん検診(問診とマンモグラフィ、視触診なし) 2000円(税込)
B. 自費乳がん検診
1マンモグラフィ(問診、視触診あり) 6600円(税込)
2乳腺エコー(問診、視触診あり) 4400円(税込)
3マンモグラフィ+乳腺エコー(問診、視触診あり) 11000円(税込)

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