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中西 悠 院長の独自取材記事

はるか耳鼻咽喉科

(和泉市/和泉中央駅)

最終更新日:2023/11/14

中西悠院長 はるか耳鼻咽喉科 main

泉北高速鉄道線の和泉中央駅と直結する「医療法人hi-mex はるか耳鼻咽喉科」。ここは、近隣の住民はもちろん、通勤や通学などで電車を利用する人にも通いやすいクリニックだ。青を基調とした空間が広がる院内には、患者がスムーズに移動できるようにと、回遊型の動線が敷かれている。同院は「医療法人hi-mex サージクリニック老木医院」の分院として、耳鼻咽喉科のさまざまな疾患に悩む患者を支えてきた。院長を務める中西悠先生は、宮崎大学医学部附属病院で長年研鑽を積み、豊富な手術経験を持つドクター。常に対話を大切にし、患者と真摯に向き合いながら日々の診療にあたっている。今回は、中西院長にクリニックの特徴や診療におけるモットーなどについて詳しく話を聞いた。

(取材日2023年10月20日)

全身の健康を考え、一つでも患者のプラスになる診療を

まず、来院される方の年齢層や主訴について教えてください。

中西悠院長 はるか耳鼻咽喉科1

当院の患者さんは、特定の年齢層が突出して多いということはなく、0歳の赤ちゃんから90代のご高齢の方まで幅広い年代の方がいらっしゃいます。耳や鼻の症状が急に出てしまって新規で来院される方など、背景もさまざまですね。主訴としては、乳幼児の患者さんですと、中耳炎や風邪症状の方が多いです。大人の方は、鼻詰まりの方や、睡眠時のいびきで悩まれている方もいらっしゃいます。また、季節性の症状ですと、春と秋には花粉症の諸症状で来院される患者さんが多いですね。鼻や耳の症状が重く、手術を検討されている方のご相談にも応じています。

患者さんと接する際に、心がけていらっしゃることは何ですか?

丁寧にコミュニケーションを取ることですね。例えば、お子さんの場合、想像以上に大人の様子をよく見ていますから、診察室に入って1、2秒でこちらの印象が決まってしまうことがほとんどです。ですので、「楽しい所に来た」と感じていただけるような雰囲気づくりを心がけています。もし怖い思いや痛い思いをさせてしまい、お子さんが通院を嫌がるようになってしまうと、付き添われる親御さんにとってもストレスになりますからね。診察をする際も、なるべく不安を感じさせず、頑張らなくても済むように努めています。お子さんも親御さんも、心穏やかに「今日、何もつらくなかったね」と言ってもらえるよう配慮していきたいですね。

診療をされる際のモットーを教えてください。

中西悠院長 はるか耳鼻咽喉科2

患者さんがご自分の体全体を気にされている場合、耳鼻咽喉科の領域についてアドバイスをするのはもちろんですが、患者さんの生活の中でほかに改善できる点があれば積極的にお伝えするようにしています。例えば、どうしても喫煙がやめられない方が咳の症状で受診されたとき、やみくもに禁煙を勧めても心には届きにくいように思います。そこで、「タバコをやめると、こんなに良いこともあるらしいですよ」といったように、できるだけ心に響く言葉を探してご説明しています。たとえ短い診療時間であったとしても、1つでも言葉のおみやげを持ってお帰りいただけたらうれしいですね。当院が、患者さんの期待以上の診療を繰り返すことができれば、毎回の通院を楽しみにしていただける。それが、私の理想です。

患者の声に耳を傾け、症状のつらさにも寄り添う

治療方針をスムーズに決めるための工夫についても聞かせてください。

中西悠院長 はるか耳鼻咽喉科3

耳鼻咽喉科を受診される方はとても多いので、お一人の診療時間はどうしても限られてしまいます。そのため、患者さんのご要望を素早く察し、ご満足いただける治療法をご提案するよう心がけてきました。例えば、診察では患者さんに症状やお悩みについて伺いますが、緊張されていてうまく言語化できないという方や、言いたいことがたくさんあるけれど数分では伝えきれないという方もいらっしゃいます。当然、ボキャブラリーの量も人それぞれですので、患者さんが話されている言葉のいわゆる「行間」までこちらがくみ取って差し上げる努力が必要ではないか、と考えています。また、お子さん連れの親御さんが私の説明を落ち着いて聞くことができるよう、スタッフと連携を取ることも大切にしています。

こちらには、定期通院をされる方も多いのですか?

はい。耳鼻咽喉科というと、風邪症状などで一時的に治療を受ける人が多い印象がありますよね。ですが、当院の場合、花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎の治療を目的とした舌下免疫療法や睡眠時無呼吸などの診療で、定期的に受診される方が増えてきました。毎月必ず来てくださる方も多いので、主治医のように皆さんの健康のサポートができることはとてもうれしいですね。私は、耳鼻咽喉科の分野に限らず、エイジングケアについても学んだ経験があり、食事や運動、睡眠のことから、メンタルヘルスケアのことまで全人的な医療を提供できたらいいなと思っています。

花粉症に関しては、先生ご自身も治療を受けていらっしゃるそうですね。

中西悠院長 はるか耳鼻咽喉科4

そうなんです。花粉症に関しては一通りの治療を受けた経験があります。私自身が花粉症のつらさを実体験しているので、その分、患者さんのつらさにも共感できると思いますし、実際の薬の使用感などアドバイスできることもあるはずです。特に花粉症は、アレルギー性鼻炎など、当事者でないと想像がつかないような苦しい症状が出る場合も多いので、悩まれている方のお力になりたいという気持ちは強いですね。近年では、体質の改善を目的とした舌下免疫療法のほかにも、注射を使用する新しい薬を選択される方も増えてきました。これからも、お一人お一人に合った治療法をご提案していきたいです。

不眠など、睡眠にまつわる悩みにも丁寧に対応

こちらでは、睡眠に悩みを抱える人のご相談も多いとか。

中西悠院長 はるか耳鼻咽喉科5

はい。いびきや睡眠時無呼吸症候群に悩む患者さんが多いですね。中には「お薬だけもらえば大丈夫です」とおっしゃる方もいますが、いびき一つをとっても原因はさまざまです。睡眠時の環境や起床時間、日中の過ごし方など、丁寧にヒアリングをするよう常に心がけています。睡眠時無呼吸症候群に関して、重症度が高い場合はCPAP(持続陽圧呼吸療法)にも対応しています。これは、鼻に着けたマスクへ圧力のかかった空気を送り込み、気道を広げ、睡眠中に呼吸が止まってしまう状態を抑制することをめざす方法です。綿密な検査のもと治療手段を選ぶ必要がありますので、思い当たることがあればまずご相談ください。

先生は、動画を活用した情報発信にも力を入れておられますね。

そうですね。診療の時間は限られていますから、治療の内容について私が伝えたいことを全部お話しすることは困難です。そのような理由から、日々の診療をサポートするツールがほしいと考え、挑戦したのが動画の配信でした。また、私は、サーファーズイヤーと呼ばれるサーファーに特有の耳疾患の治療を得意としています。国内外問わず全国から手術を受けに来てくださる方も多いです。私自身、学生時代には競技サーフィンに取り組んでおり、医師になった今、当時とは違った形ではありますがサーフィンに関わることができとてもうれしく思います。そうした場合、動画があると、私の印象をあらかじめ知っていただいた上でご来院いただけるので、コミュニケーションが取りやすく、診療にも良い影響が期待できるのではないでしょうか。

最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

中西悠院長 はるか耳鼻咽喉科6

患者さんには、耳鼻咽喉科の症状だけでなく、体全体のお悩みについても遠慮なくご相談いただきたいですね。当院に来られた方が全身の健康を維持していけることが私の理想ですし、そのお手伝いができればと考えています。これからも、食事・睡眠・運動などに関して、一人ひとりのライフスタイルに合わせたご提案をしていけたら。また、耳鼻咽喉科の疾患にはさまざまな治療法があります。患者さん個々に伝わる説明を心がけ、「来て良かったな」と明るい気持ちで帰っていただけるよう、最大限のサポートをしていきたいと思っています。当院は、駅直結の通いやすい場所にありますので、お困りのことがあれば気軽にいらしてください。

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