特性を知り自分らしく生きるための
発達障害の検査と治療
新宿・代々木こころのラボクリニック
(渋谷区/新宿駅)
最終更新日:2025/10/09
- 保険診療
近年メディアなどで取り上げられる機会が増え、多くの人が知るようになった「発達障害」。新宿駅直結のビル内にある「新宿・代々木こころのラボクリニック」の北畑亮輔院長のもとにも、自身や家族の様子から「発達障害ではないか」と相談に来る患者が増えているそうだ。発達障害には、注意欠如・多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)、学習障害などの分類があり、また双極性障害や甲状腺疾患からADHDに似た症状が現れることもあるという。北畑院長が大切にしているのは、患者が何に困っているのかを丁寧に見極めて治療につなげること。「発達障害は障害というよりも『特性』だと捉えています」と話す北畑院長に、発達障害とはどのようなものなのか、また同院で行っている治療について教えてもらった。
(取材日2025年9月19日)
目次
「発達障害かも?」と悩んだら。専門家のもとで自身の特性を知り、自分らしく生きるための方法を知る検査
- Q発達障害とはどのようなものですか?
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A
▲新宿駅徒歩5分の好立地で通院しやすい
脳の機能の偏りやさまざまな要因により症状が現れ、場合によっては日常生活に困難を来すものです。「注意欠如・多動症(ADHD)」や「自閉スペクトラム症(ASD)」と診断される方が多く、自閉スペクトラム症の中でも知的能力に問題のない場合に、アスペルガー症候群の特徴が見られます。そのほか、読み・書き・計算など、全体的な知的能力には問題がないのに特定の分野が著しく困難となる「学習障害」も発達障害の一種です。最近ではメディアで発達障害について取り上げられる機会が増えたせいか、当院にも、ご自身やご家族の様子から「発達障害ではないか」と相談に来られる方が増えています。
- Q社会生活の中ではどのような困難が発生するのでしょうか?
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A
▲完全予約制でプライバシーに配慮、安心して相談できる環境
例えば、ADHDの方ですと不注意や多動などの症状が現れるのですが、仕事の場でミスを連発し時間を守れなくなると問題になってしまいます。また、ASDの方は人とのコミュニケーションが苦手だったり、ご自身のこだわりに固執してしまったりする傾向があり、家庭や職場での対人トラブルにつながりかねません。その環境がストレスとなって、そこから適応障害を引き起こすことも。これらは程度の問題で、多少そのような傾向があっても、何も困ることがなければ受診の必要はないかもしれません。実際に、世の中で成功者と呼ばれる人々の中には、発達障害を公言しながらも広く認められて活躍されている方もいます。
- Q精神科や心療内科の受診の目安はありますか?
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A
▲心理士による温かな対話で心に寄り添ったカウンセリングを行う
やはり仕事や人間関係で問題が起きてしまうようならば、精神科や心療内科を受診することをお勧めします。また問題が起きていなくても、「なぜか日常生活がうまくいかない」などと悩まれて、ご自身の特性を知るために受診される方も多いです。特にASDの方は得意なことと苦手なことを理解するのが重要で、それを知るだけでも悩みの解決に近づけるかもしれません。またADHDの症状は双極性障害と一部似ている部分もあったり、実は甲状腺機能に問題が生じていたりという可能性もあります。気になる症状があって少しでもお困りならば、一度検査にいらしてください。
- Qどのような検査を行うのでしょうか?
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A
▲「何に困っているか」を見極める、丁寧な診断とサポート
IQテストなどの心理テスト、問診、行動観察、血液検査などを行い、症状を見極めます。心理テストではIQの他に、コミュニケーション能力や共感性、こだわり、多動性や衝動性、睡眠リズム、学習能力など多岐にわたりチェックします。血液検査は甲状腺機能などを確認するためのもの。また、現在の症状が幼少期から続いているものかを確認するため、親御さんにご同席いただいたり、オンラインでヒアリングを行ったりすることもあります。初めに発達障害をいくつかに分類しましたが、実際には重複しているなど、同じADHDでも症状はそれぞれです。分類することより「何にお困りなのか」を確認して治療につなげることが大切だと考えています。
- Qこちらでの治療について教えてください。
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A
▲「一人で悩まず気軽に相談してほしい」と話す院長
発達障害の発症要因については完全には解明されていないものの、ADHDについてはドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質のバランスが関係していることがわかっており、これに対応する薬も存在します。そのほか、認知行動療法や環境の見直しなどを含めた心理社会的療法が、当院の治療の中心です。忘れ物が多いのならば前日に持ち物を1ヵ所にまとめておく、読むことな苦手ならばなるべく図や表で理解するなど、ご自身の特性を知ることで工夫できることもあるでしょう。どこまでが個性で、どこからが支援が必要な困り事かを丁寧に見極めて、一人ひとりの症状や状況に合わせて治療を進めていきます。

