全国のドクター14,088人の想いを取材
クリニック・病院 156,432件の情報を掲載(2025年9月18日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 鹿児島県
  3. 鹿児島市
  4. 騎射場駅
  5. こはる矯正歯科
  6. 國則 貴玄 院長

國則 貴玄 院長の独自取材記事

こはる矯正歯科

(鹿児島市/騎射場駅)

最終更新日:2025/09/05

國則貴玄院長 こはる矯正歯科 main

大学キャンパスに隣接し、車でも通いやすい立地の「こはる矯正歯科」。矯正歯科を専門とする院長の國則貴玄(くにのり・たかはる)先生は、鹿児島大学病院で12年間子どもから大人までさまざまな症例の患者を診察し、腕を磨いてきたエキスパートだ。2019年に開業し、現在は院長を頼って鹿児島県全域から患者が集まるとのことだ。患者の利便性を高めるため、今年秋には現クリニックから徒歩3分の場所にて移転オープンを控えている。技術だけでなく矯正前のカウンセリングの時間を大切に、丁寧に話を聞き取って悩みに寄り添ってくれる國則院長の優しい人柄も大きな魅力だろう。今回は院長に、歯列矯正に対する思いを聞いた。

(取材日2025年7月31日)

大学病院での経験を生かした歯列矯正を地域に

開業から6年。どのような患者さんがいらしていますか?

國則貴玄院長 こはる矯正歯科1

幅広い年齢層の方がいらしていますが、特に30代前半の方や、土地柄大学生からのご相談もたくさんいただきます。学生さんは就職活動前に矯正を検討されるケースが多いですね。きれいな歯並びは面接時に相手へ良い印象を与えることだけでなく、自信を持って就職活動に臨むことにもつながります。来院のきっかけは、矯正に特化したクリニックであることを検索されて来る方が大半です。北薩から南薩まで鹿児島県全域から来てくださり、ありがたいですね。ほとんどの方は矯正を行うことを決意されていて、どこで歯列矯正を受けるか決めるためにお話しをしにいらっしゃいます。矯正を考えている方には、できればいくつかのクリニックで話を聞いてもらいたいと思います。矯正期間の目安は2年ほどといわれ、お付き合いが長くなりますから、自分に合う先生やクリニックを見つけることが大切です。

これまでの経歴や、矯正歯科を専門にされた理由を教えてください。

小学生の頃から、医療系のドラマを見ては「かっこいいな」と憧れを持っていました。高知県出身ですが、地元と気候が似ていて過ごしやすそうだと思い、鹿児島大学の歯学部に入学しました。矯正歯科を専門にした理由は、僕自身の歯並びがガタガタだったからです。歯学部で勉強するうちに、まずは自分の歯の矯正をしたいと思うようになり、学生の時に2年半ほどかけて治療しました。その時に僕の治療を担当してくださった先生は、博士号を取得する際にもサポートしてくださった恩師なんです。

大学病院に勤務していた頃のエピソードや、開業のきっかけを教えてください。

國則貴玄院長 こはる矯正歯科2

鹿児島大学病院には遺伝性の病気で口に症状が出ている患者さんなど、難しい症例の方が多く来られ、通常の矯正と違い手術を伴う矯正がメインでした。数多くの症例を見た経験から、一度お口を見ればおおよその方針がすぐにわかるようになりました。現在の診療にも生きている部分ですね。大学病院で特殊な症例の治療に12年間力を注ぐうちに、もっと地域の方に寄り添うような歯科医師をめざしたいと思うようになり、開業に至りました。院名には娘の名前をつけたんですよ。温かさもあり気に入っています。「娘が継いでくれれば!」という願いも込めているんですよ。

今秋には移転オープンされるそうですね。

はい。ありがたいことに患者さんも増え、手狭になってきたこともあり、移転オープンすることにしました。10月下旬に2週間ほどクリニックをお休みさせていただき、ご迷惑をおかけしますが、準備期間を経て、より快適な環境で診療を再開いたします。新しいクリニックは現在の場所から徒歩3分ほどの場所ですので、現在通院されている患者さんも心配なくいらしていただけるのではないでしょうか。建物自体も広くなるので、診療チェアは5台設置し、追加で2台分拡張できるようにしています。現在、CTは他の歯科医院へ撮影を依頼して患者さんに撮りに行っていただているので、近い将来、当院で撮影できるよう設備を導入したいと考えています。

カウンセリングを大切に、患者が納得して進める矯正

こちらではどのように歯列矯正を進めていますか?

國則貴玄院長 こはる矯正歯科3

最初に1時間ほどのカウンセリングを無料で行い、歯並びで悩んでいることや気になっていることを聞き取ります。患者さんの中には「見た目が気になる」という悩みを言い出しづらいと感じる方もいらっしゃるようです。時間をかけて話を聞くことで、「実はこんな悩みがあって」と主訴が見えてくることがあるんですよ。丁寧に話を聞いて患者さんからも質問してもらい、当院で治療することが決まったら歯型を採ったりエックス線写真を撮ったりと、検査を行います。2週間から3週間ほど時間をかけて検査結果が出たら、改めて患者さんと話す時間をつくります。理想的な噛み合わせと比べて今がどんな状態なのかを伝え、患者さんの要望も聞き取りながら診療方針を固めていきます。実際の矯正を始めるのは初診から1ヵ月後くらいですが、患者さん自身に理解を深めてもらうための大切な時間だと考えています。

具体的にどのような方法があるのですか?

矯正の進め方は、大人と子どもで違います。大人の場合は大きく分けて2種類で、ワイヤーを使う矯正とマウスピース型装置を使う矯正があり、両方を組み合わせることもあります。顎が成長している途中の子どもの場合は、基本的にワイヤーを使用した矯正は行いません。小さい頃の矯正の目標は、上顎と下顎のバランスを整えるなど、その後の矯正を進めやすくするための橋渡し的な治療を行うことですが、顎が大きくなることで自然に歯並びが整う場合もあるので、ワイヤー矯正やマウスピース型装置を用いる矯正を行わずに済むこともあります。

矯正するタイミングはいつがいいのでしょうか。

國則貴玄院長 こはる矯正歯科4

若いうちに行うほうがいいと考えています。ただ、若いということは顎が成長している時期でもあり、10代前半だと上顎の成長は落ち着いていても、下顎はまだ大きくなっている途中ということもあります。顎が成長すると、いくら矯正を重ねても土台がずれてしまい、噛み合わせが悪くなることも。そういった場合は、最後の仕上げを行う前に休止期間を設けて顎の成長が落ち着くのを待つこともあります。患者さん本人ではどのタイミングがいいかわからない場合がほとんどだと思いますので、歯並びや噛み合わせが気になったらまずは相談していただきたいです。

早めの矯正で人生を長く楽しめるように

治療の際に心がけていることはありますか?

國則貴玄院長 こはる矯正歯科5

歯を抜かない矯正にこだわりすぎないことです。歯を抜きたくないという気持ちもわかりますし、患者さんはどうしても「歯を抜くのは怖いな、痛そうだな」と思われますよね。だからといって、歯を抜かないまま無理に歯を動かしてしまうと、かえって見た目が悪くなったり、長く安定しない原因になったりと弊害が出てくることもあります。それぞれの噛み合わせの状態を見極めて、抜いたほうがいいのか、抜かずに矯正を進めるのかの判断をしています。もちろん患者さんにもしっかりと説明をして、納得していただいた上で矯正を進めます。患者さんと一緒にすり合わせをしていくイメージですね。他には、話しやすい雰囲気をつくるよう努めています。患者さんの思いをすくい上げ、なんでも相談しやすい歯科医師でありたいですね。

矯正後には患者さんの良い笑顔が見られるとか。

そうですね。喜んでいただき、笑顔で帰っていく姿を見られるとうれしいです。私は矯正の意義の一つとして、見た目にアプローチできると精神的な部分が大きく変わってくるところにあると思っています。矯正後の患者さんは自信を得て、話し方が変わったり、気持ちも見た目も明るく、前向きになったりする方が多いんです。早い段階で良い噛み合わせにつながって、そしてすてきな笑顔を手に入れて、今後の人生をより長く楽しんでほしいです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

國則貴玄院長 こはる矯正歯科6

悩んでいる時間がもったいないので、まずは気軽にご連絡ください。患者さんのご希望を聞いて、それに対する回答をしっかりさせていただきます。お話だけでも聞きに来ていただければ矯正後のイメージが湧き、矯正をする、しないに関わらず決断の一助となるはずです。こはる矯正歯科で矯正をして良かったと思っていただけるよう、皆さんをサポートしてまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/28万6000円~、小児のマウスピース型装置を用いた矯正/44万円~、成人の唇側矯正/55万~63万8000円、成人のマウスピース型装置を用いた矯正/55万~74万8000円、成人の舌側矯正/99万円、部分矯正/16万5000~34万3000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access