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冨永 隆志 理事長の独自取材記事

日暮里眼科クリニック

(荒川区/日暮里駅)

最終更新日:2022/05/23

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日暮里駅北改札の東口を下りてすぐ右側のビル2階にあるのが「日暮里眼科クリニック」だ。理事長の冨永隆志先生は、日本医科大学時代から慣れ親しんできた日暮里エリアに暮らす人々の「目のかかりつけ医」をめざそうと2020年1月に開業。診療では、緑内障、網膜疾患、小児眼科を中心に幅広い疾患に対応。「的確な診断と治療のためには、正確な検査が最も重要」という考えから、同クリニックには視能訓練士が4人常駐し、検査にあたっている。「私自身、子どもの頃、弱視だった経験がありますので、目のトラブルに悩むお子さんや親御さんの気持ちはとてもよくわかります」と話す冨永理事長。眼科医療への思いやクリニックの特徴などについて話を聞いた。

(取材日2020年2月3日)

暮らし慣れた日暮里で地域のかかりつけ眼科に

この日暮里に開業なさった理由と、患者さんの層について教えてください。

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地元は九州の鹿児島なのですが、進学した日本医科大学が千駄木にあり、この辺りは大学時代からとても慣れ親しんできました。医学部時代から慣れ親しんだ場所、また、大学に近い場所で、地域の方々の目のかかりつけ医をめざしたいと思ったのです。ここは日暮里駅の東口すぐそばで、階段を使えば駅に直結していますので、とても利便性が高いと思います。開業してからまだ日がたっておりませんが、この近くにお住まいの方々、小さいお子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の方に来ていただいています。ご年配の方は見えづらくなったとか、物が二重に見えるなどと訴える方が多いですね。日暮里はターミナル駅でもありますので、通勤の途中で寄られる方も増えてきています。

内装など、どんな点にこだわったのでしょう。

内装では狭さを感じさせないよう工夫しました。待合室は、天板を外し天井を高くして広がりのある造りにしています。診察室や検査室には先進の電子カルテや検査機器を多く導入しましたが、スペースのわりにはある程度落ち着いて収まっていると思います。内装で一番こだわったのが実はトイレなんですよ。小さなお子さん連れの方も多いですので、おむつ交換台とベビーチェアを設置しています。私も子どもがいるのでよくわかるのですが、おむつを交換する場所を探すのがとても大変なのです。洗面台には蛇口とハンドドライヤーが一体になった水栓機器を設置しました。サイクロン掃除機で知られるメーカーのものですが、都内でも設置しているところはまだごく限られているようですね。

そもそも先生が医師をめざされたきっかけと、眼科の道に進まれた理由をお聞かせください。

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1990年に当時のソ連から大やけどをした3歳の少年が札幌医科大学附属病院に搬送されて一命を取り留めたという出来事がありました。その時、「医者ってすごいな」と感激したのが一つのきっかけです。実は私は子どもの頃、弱視でした。宮崎県に弱視専門の医師がいるということで、実家の鹿児島から宮崎まで電車で3時間くらいかけて通っていました。そんな自身の経験もあり、診療科を最終決定する時にやはり眼科の道に進もうと決めたのです。大学卒業後、日本赤十字社医療センターで研修医となりましたが、その時には、未熟児網膜症などさまざまな小児疾患の臨床経験を積み、小児眼科の診方を学びました。自身の経験上、目のトラブルで悩んでいる子どもや親御さんたちの気持ちはとてもよくわかります。

4人の視能訓練士が行う大学病院レベルの各種検査

こちらの診療の特徴について教えてください。

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緑内障や網膜疾患、今お話しした小児眼科を中心に幅広く、さらに奥深く診療しています。緑内障は自覚症状がほとんどないままに進行していきますので、早期発見、早期治療が大切です。当クリニックでは、眼圧検査や眼底検査、視野検査など緑内障や網膜疾患など眼科疾患の早期発見に役立つ先進の検査機器を導入していて、大学病院とほぼ同レベルの検査を受けることができます。また、加齢黄斑変性に対しては薬剤を硝子体に注射する治療法や、網膜剝離に対してはレーザーによる治療も行っています。手術は行っていませんが、手術に至らない治療は当クリニックで対応しています。

こちらには視能訓練士さんが常駐しているそうですね。

はい。当クリニックには4人の視能訓練士が常駐しています。視能訓練士は国家資格で、視機能検査や、小児の弱視、斜視の視能矯正などを行う視機能のスペシャリストです。眼科医療は検査が非常に重要で、検査が正確に行われないと、その後の診断、治療にずれが生じる恐れがあるんですね。正確、精密な検査をするにはやはりプロの力が必要だと思います。特に小児の弱視や斜視への対応はとても難しく、視能訓練士でなくてはできないと考えていますし、私自身の経験からも視能訓練士の力が大きいことは実感しています。このクリニックの規模で4人もの視能訓練士がいる例は珍しいのではないでしょうか。

診療の際、心がけていることはどんなことですか?

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患者さんは緊張しておられますので、リラックスしていただけるようスタッフ全員笑顔で対応しています。診療は患者さんが院内に入ってきた時からスタートしていますので、まず受付チームが笑顔で迎え入れて、視能訓練士チームも笑顔で検査を行います。白衣を見ただけで緊張する人もいますので、診察する私も笑顔を絶やさないよう心がけています。そして説明をしっかり行うこと。当クリニックでは、患者参加型の眼科医療をめざしています。患者さんの参加意識や協力が希薄だと治療が長続きしないこともあるからです。説明の時は目の模型を使って、どんな仕組みで物が見えるのかといったことからお話ししています。患者さんが知らない事柄も多いですから、ちょっとした講義をするような感覚ですね。検査に関しても、どういう目的でどのように検査するのか、患者さんが来られるたびに何回も説明するようにしています。

再来自動受付機や自動精算機の導入で利便性を向上

土・日・祝日も診療するなど、患者さんが通いやすいように配慮なさっているようですね。

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診療はこちらの都合に合わせるのでなく、患者さんの都合に合わせるのが大切だと考えています。日曜に受診したいと思っても、当番制の眼科クリニックしか開いていないと遠くまで足を運ばなくてはならないこともあるでしょう。インターネットで診療の予約が入れられるシステムや、当日にオンラインで順番取りができるシステムも導入しており、患者さんの都合に合わせてすぐに受診できるようにしています。待合室のモニターには待ち人数が表示され、インターネットからも確認できますので、外出先で待つこともできます。また再診時には再来自動受付機で受付ができ、お会計は自動精算機で済ませるなど、待ち時間短縮に努めています。

プライベートはどのようにお過ごしですか? 健康維持のために実践していることなどあれば教えてください。

休みの日には子どもと一緒に過ごしています。10時からの診療ですので、朝は比較的時間があります。夜も7時までですので、帰宅後に子どもと一緒にお風呂に入ったりしています。健康の秘訣はよく寝ることでしょうか。しっかり寝ると体力も気力も回復します。実は昼寝も重要なのですね。弟の会社が鹿児島でパイロットの養成学校を運営していて、私はそこで航空医学の講義をしています。人は20分の仮眠を取ると、午後のパフォーマンスが向上することがわかっていて、それ以上寝てしまうと逆に疲れが出てしまいます。ですので、なるべく私も時間を取って仮眠するようにしています。

では最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

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今後、日暮里の地で誰もが知るクリニックにしていきたいと考えています。そのためには働く人財と、働く環境が重要と考えています。私は、休みがしっかり取れて、働く時にはしっかり働く、そんな環境をつくっていきたいと考えています。働く環境が整えば心に余裕ができて、患者さんにも優しく丁寧に接することができるでしょう。将来的には、欧米のように夏休みなどの長期休暇で最低でも2週間以上休みが取れるクリニックグループをつくっていきたいですね。当クリニックでは、視能訓練士が4人在籍し大学病院のような検査体制を整えています。眼科疾患も早期発見が重要です。将来、視力が原因で憧れの職業に就けないといったことのないよう、お子さんの目のことで気になることがあれば早めに相談に来てください。

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