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徳井 琢 院長の独自取材記事

西宮とくい形成外科

(西宮市/苦楽園口駅)

最終更新日:2022/12/16

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「西宮とくい形成外科」は、阪急甲陽線の苦楽園口駅より徒歩2分。こぢんまりとしながらも、おしゃれなショップが立ち並ぶ場所にあるクリニックだ。「形成外科は皮膚と皮下組織の専門科。病気を治療する保険診療から、見た目のお悩みを解決する美容診療までが専門領域です」と語るのは徳井琢院長。多くの人にとってなじみの少ない形成外科の認知を広め、利用してほしいという熱い思いを抱えた医師の一人だ。今回は穏やかな口調で丁寧に話す徳井院長に、形成外科について、またクリニックの特徴やこだわりなど詳しく話を聞かせてもらった。

(取材日2020年12月15日)

機能的にも審美的にもこだわった治療を

まずは形成外科について、詳しく教えてください。

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形成外科って言葉は知っているけれど、実際にどんな診療科かを知らない方は非常に多いです。整形外科と間違われていたり、美容目的の施術をする診療科だと思われていたりすることも多いのですが、どちらも間違いです。形成外科をわかりやすく言うと、頭からつま先まで体の見える部位のあらゆる病気やけが、見た目のお悩みに対応する科です。切り傷・擦り傷・やけど等のけが、ほくろ・イボ等のできもの、まぶたがかぶさる眼瞼下垂症・逆まつ毛、顔の骨折、指のけが、床ずれ、巻き爪・陥入爪などの治療、生まれつきの体の変形に対する治療など、皆さんの想像以上に幅広い症状に対応しています。ですから「この症状は形成外科で対応してもらえるのだろうか?」と考えるのではなく、まずは気軽に受診いただければと思います。

皮膚科との違いはありますか?

診療の一部は皮膚科とも重なりますが、形成外科では、皮膚のお悩みに対して、メスを用いる外科手術のみならず、さまざまな医療機器や注入療法などを駆使し、できるだけ見た目も重視して治していくことに重きを置いています。体の表面にできる傷は、自分はもちろん他人にも目につきやすいため、悩みやコンプレックスにもつながりやすいものです。損傷した部位を修復する際、機能的にも見た目的にもできる限り元に近い状態に修復していくことが大切で、そのためには解剖学的に正しい位置に修復することが大切。例えば傷口を縫った後、見た目がきれいになったとしても、引きつれた感覚が残ったり、動かしづらかったりするのではよくありません。機能的にも審美的にも元に近い状態に戻すのが、形成外科の目的です。

保険診療にも対応されているのですか?

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美容診療を中心に自由診療に注力しているクリニックもありますが、私は「保険でできることは保険で治療する」ということを第一に考えています。けがや生まれつきのあざや変形など、保険で対応できるものも少なくありませんし、無意味に自由診療を勧めたりということは一切していません。身体の状態やお悩みは千差万別であり、暮らしや考え方もさまざまです。私たちがすることは、患者さんの悩みに患者さんとともに向き合い、解決していくお手伝いをすることです。そこに私たちクリニック側の都合や個人的な考えは必要ありません。「形成外科は自由診療を勧められそうで怖い」という声もよく聞きますが、そんなことはありませんので、安心してください。

プライバシーに配慮し、リラックスできる空間づくり

患者さんのプライバシーに関しても、さまざまな配慮をされているそうですね。

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当院で大切にしていることの一つがプライバシーへの配慮です。受診される患者さんは、悩みを抱えてストレスがある状態です。中にはとっても勇気を出して来てくださった方もいらっしゃると思います。ですから、診療中はできる限り人の目を気にせず、リラックスした状態でいていただきたい。そこで、当院では個室のカウンセリングルーム・個室のパウダールーム・待合室から見えない廊下など、まずは患者さんができるだけ他の人と顔を合わせなくて済むように設計しました。また、待合室でお待ちの際など、お名前で呼ぶことはいたしません。お名前をお呼びするのは、プライバシーが保たれる空間に入ってから。移動の際の声かけのタイミングを見計らったり、予約時間の調整なども含め、ちょっとしたことですが、そういったことを徹底するようにしています。

実際の診療に際して、心がけていることはありますか?

丁寧に説明し、理解していただけるように努めること。決めつけないこと。患者さんの気持ちに寄り添うことですね。例えば、生まれつきの変形やあざ。機能として問題がなくても、患者さんやご両親が悩んでいるのであれば、それはやはり解決するべきだと思います。「これは個性だ」と切り捨てるのではなく、どこまでどんなふうに治療していくか、患者さんに寄り添いながら一緒に決めていく。形成外科は一度の受診で済むことばかりではなく、何ヵ月も、何年もかかって治療していく場合もあります。長い付き合いをしていくわけですから、信頼関係をしっかりと築いて、ともにゴールに向かって歩んでいけるようにしていきたいと思っています。

治療期間が長いと、不安な気持ちになることもありますよね。

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そうなんですよ。治療はすぐに結果が出るものばかりではなく、長期にわたることもありますし、中には一時的に症状がひどくなったように感じる場合もあります。そもそも悩んで来院し、治療を始めたのに、うまくいかないと感じれば、不安になるでしょうし、怒りや絶望といった気持ちも生まれてきます。ですから、そうならないよう、まずは事前の説明をしっかりとします。治療経過の資料をお見せしたり、私の実体験をお話しすることもあります。私たちの仕事は患者さんに寄り添うことなので、不安な気持ちになったら、何でも話してください。

スタッフの皆さんも優しい雰囲気ですね。

クリニックは私一人が頑張ってもダメだと思っています。来院からお帰りいただくまで、診療以外の時間も心地良く過ごしていただくためにはスタッフのみんなの力が絶対に必要です。笑顔で対応してくれるスタッフには感謝していますし、これからも患者さんのためにみんなで頑張っていきたいです。

形成外科を受診し、悩みの解消に役立ててほしい

そもそも先生が形成外科を選択されたのはなぜですか?

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手術に興味があったので、外科がいいなとは思っていました。形成外科以外にも、小児科や脳神経外科など「やってみたい」と思った科はあったのですが、当時、形成外科を専門とする医師が少なかったこともあり「自分も体表面のスペシャリストとしての道をめざしたい」「自分が活躍できるチャンスが多いんじゃないか」と思い、形成外科医への道を進みました。

開業に至ったのはなぜですか?

勤務医として働いていると、異動や転勤の度に、治療半ばでも後任医師に託さざるを得ないんですね。最後まで自分で治療を全うしたいと思いましたし、自分が関わるすべての患者さんに対し自分で責任を持って診療したいという思いが大きくなったので、開業を決意しました。

開業後は感染症の流行など、予想できない出来事もあったと思います。

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開業してすぐに新型コロナウイルスの流行が始まりました。もちろん予想もしていなかったので驚きはしましたが、開業後すぐであったことが対策を整えるのに功を奏したようには思います。まだクリニックとしてのスタイルも発展途上でしたので柔軟に対応できましたし、そもそもプライバシーに配慮してとっていた対策が感染症対策にもつながったように思います。衛生面に関する管理はもともと徹底していましたので、アルコール消毒の徹底なども大きな負担にはなりませんでした。新型コロナウイルスの流行は大変なことですが、病気はそれだけではないですし、ずっとある悩みもなくなりはしません。安心して来院いただけるよう、これからも努めていきたいと思います。

最後に今後の展望について聞かせてください。

西宮は私にとって自分が住んでいる好きな街。ここで開業できたことを喜び、地域密着型のクリニックとして、形成外科を一人でも多くの人に知ってもらいたい。そして、自分の悩みを解消できる場所だと認知し、気軽に足を運んでもらえる場所にしていきたいです。生まれつきでも、けがでも、加齢によるものでも、患者さんにしてみれば同じ「悩みの種」です。私は形成外科の医師として、その悩み一つ一つに丁寧に向き合いながら、悩みを解消する手伝いをしていきます。医師として、一人の人間として、人が笑顔になれるお手伝いをしているんだということを忘れず、これからも頑張ってきたいと思います。形成外科に行ったことがない人も、何かあれば気軽にいらしてください。お待ちしています。

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