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奥井 元貴 院長の独自取材記事

御所東デンタルクリニック

(京都市上京区/神宮丸太町駅)

最終更新日:2021/10/12

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京阪本線の神宮丸太町駅から徒歩5分。河原町通りと丸太町通りが交差するにぎやかな場所にある、2019年12月に開院したばかりの「御所東デンタルクリニック」を訪ねた。天井の高さや空間設計にもこだわり、院内で使用する機器は「すべていいものをそろえました」と爽やかに笑う、奥井元貴(おくい・もとき)院長。大学病院に勤務し難治性の症例も多く治療してきた経験を持つ先生だ。そんな奥井院長が開院した同クリニックは、どんなコンセプトで何をめざしていくのか。歯科医療の未来を見据えたユニークな発想があふれるクリニックについて、話を聞いた。

(取材日2020年1月14日)

精密、正確、清潔な診療と痛みのない治療をめざす

昨年末にオープンされたばかりだそうですね。

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昨年の12月17日に診療を始めたばかりで、これからどんな患者さんにお会いできるのか、毎日楽しみで仕方がありません。ビルが建ち上がる前の段階からオーナーさんとお話をさせていただき、「こういう歯科クリニックにしたい」と私の思いを熱く伝えてきたので、思いどおりの設備が整ったクリニックができました。なぜここまで強くこだわったかと言いますと、私はこのクリニックを自分だけのものではなくて、先輩や後輩の歯科医師、またほかのいろいろな優秀な先生方に集まっていただける歯科クリニックにしたいという思いがあるからです。それでクリニック名もあえて個人名にせず、京都御所の東側にあるという場所にちなみました。近隣には京都府立医科大学附属病院や京都大学医学部附属病院、京都第二赤十字病院もあります。そちらからも先生や患者さんにお越しいただけるような場所にしていきたいと思っております。

診療方針をお聞かせください。

2つの大きな方針があります。まず1つは、精密・正確・清潔な診療。2つ目はできるだけ痛くない、腫れない治療をすることです。精密さについてはマイクロスコープ、歯科用CTはもちろん、保険診療、自費診療に関わらずルーペを使います。歯科用CTは正確な診断を行うために役立ちますし、院内で使用する水はすべてオゾン水にしています。治療チェアの給水システムの中に菌が発生すると、根管治療の後に腫れたり、痛みの原因になったりしますから、当院では痛みや腫れのリスクを低減するためにきっちりと設備を整えました。空気清浄については除菌するための空気清浄機を各チェアの頭のところに設け、ヘッドを降ろすと換気される仕組みをとっています。また全フロアに、手術室や滅菌室に使用するレベルの空調システムを設置し、室内の気圧を上げることで外からの菌の侵入を防いでいきます。

機器の滅菌についてもこだわっておられるそうですね。

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滅菌器にもさまざまな種類がありますが、当院では厳しい欧州基準をクリアしたクラスBの滅菌器を使用しています。そして「あなたの治療のためにご用意したこの器具は、この滅菌器で、こういう状態で滅菌しています」と、患者さんに示せるようにもしています。今は野菜でも肉でもどこの農家で作られ、どこを経由して店頭に並んでいるかまで表示して食の安全を示す時代。医療にトレーサビリティー、いわゆる追跡可能性がないのは、おかしいと思ったんです。一部の大学病院ではすでに行われている取り組みですが、当院でもさっそくこのシステムを導入しました。コストがかかる面倒なことだと思われますが、保険診療の範囲内で患者さんに提供できるということを伝えていきたいですね。ちなみに会計にも自動レジを導入しています。診察後の会計が正確にできるということはもちろん、スタッフが紙幣を触ることがないので、より院内の清潔が保たれると思います。

患者を助けるために、もう一歩踏み込んだ治療を考える

歯科治療の中で、先生が得意とされる治療を教えてください。

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根管治療と補綴、口腔外科です。それを精密に診断して治療を進めることを心がけています。私はこれまで「ほかの歯科医院で、この歯は治らない、抜くしかないと言われたけど何とかしてほしい」と言って来られる患者さんに対して、歯を抜く前にもう一工夫できないだろうか?と取り組んできましたので、そこは今後も変わりません。もう一歩踏み込んで何かできることはないか、ということを患者さんと一緒に探していきたいと思っています。当院には手術室も備えていますので、外科的な治療も行えます。通常の根管治療では治癒しない根の病気に対して行う歯根端切除術や、いったん抜歯して外で治療した歯を戻す意図的再植術、歯根分割術や歯牙移植についてもご相談いただければと思います。

先生が歯科医師になろうと思われたのは、なぜですか?

もともと私は歯磨きが大嫌いな子どもでした。歯科医師に「虫歯菌がいるから、歯は毎日磨かないといけない」と言われましたが、「それなら虫歯菌がいなくなるようにすればいい。そういう物を作りたい。じゃあ研究だ」と。それで歯科大学へ進んだのですが、周りは開業をめざしている人ばかり。「あれ?研究は?」とがっかりしました。卒後研修を終え歯科医師としてスタートしたのですが研究を諦めきれず、京都府立医科大学の大学院へ。配属になったのが細胞生理学の教室でした。今も研究室へは、研究のお手伝いに出かけています。

先生はあらゆることに強い信念をお持ちなんですね。

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そうかもしれません。開院場所をこちらに決めた時も、テナント募集の看板を見て、自らビルのオーナーさんに会いに行きました。「こういう新しい歯科クリニックをつくりたい」と話すと、オーナーさんが理解してくださり「じゃあ、5階建てにしよう」と、6階建てになる予定が変更になりました。私がめざした清潔なクリニックというコンセプトには大規模な空調システムが必要で、天井を高くする必要があったのです。高圧酸素の機械も、骨隨炎に悩む患者さんに気軽に使ってほしかったのでクレーンで5階まで吊って入れたんですよ。また、高周波メスも電気メスより細かな出力の調整ができるのでどうしても使いたくて、すでに廃業しているメーカーさんを探し出してお願いしました。前社長さんが「若い先生がそこまで言うなら」と、福岡からわざわざ遠征して組み立てまでしてくださいました。「これ!」と思ったらつい熱くなってしまう癖が私にはあるようです(笑)。

優秀で豊かな発想を持つ歯科医師が集まる場所にしたい

患者さんにはどんなことを心がけて診療されますか?

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痛みや腫れは見ればわかるので、患者さんがつらいこともわかりますが、それ以上に、症状に出ていなくても患者さんが困っておられることはたくさんあると思います。そこまで、きっちりとお話を伺ってくみ取れるようにしたいと思っています。食いしばりや顎関節症、舌痛症などは、生活習慣や全身的なことが原因で、口の中にサインが出ていることもあります。「気のせいでしょう」と言って帰してしまうのではなく、「こちらに行ってみてはどうですか?」と適切な歯科医院をご紹介しますし、今後は歯科と歯科の連携も必要だと思います。「ほかの歯科にかかっているけど、ちょっと相談したい」ということでも気軽に来ていただければ、喜んで診させていただきますよ。

一週間のスケジュールはどのようになっているのですか?

月曜の午前中は京都府立医科大学附属病院で診療をしています。午後からはこちらに戻り診察です。木曜は当院が休診なので、京都府立医科大学の研究室へ伺い、日曜は勉強会に出席することが多いですね。開院した今も大学病院で診察し、研究にも携わるのは、患者さんにどちらの良い部分も還元したいからです。これからもこのスタンスは変えないつもりです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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歯は小さいお子さんからお年を召した方まで、その人の生活を支える大事なものです。広い視野で処置の幅も広げて、診療のできる歯科クリニックになりたいと思っております。また、豊かな経験とユニークな発想を持つ先生方が集まって来てくださるクリニックとしても機能させて行きたいと思っています。たとえ歯を抜くという選択肢しかない、と言われても決断なさる前にちょっと立ち寄っていただければ、何かお手伝いできることがあると思います。ぜひご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/25万円~、成人矯正/40万円~

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