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井内 裕之 院長の独自取材記事

日本橋れいわ内科クリニック

(中央区/日本橋駅)

最終更新日:2020/04/01

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日本橋駅から歩いて2分、養珠院通り沿いにある2020年3月新規開業の「日本橋れいわ内科クリニック」。糖尿病や高血圧などの生活習慣病は包括的に診ていくことが重要と考える井内裕之院長がめざすのは、これまでにない画期的なクリニックスタイルの確立だ。「働き盛りの年代から生活習慣病になりやすく、未治療の人も多いのです。この日本橋・八重洲・京橋エリアで働く人たちができるだけスムーズに受診できるようにいろいろな工夫を取り入れました」と井内院長は話す。同クリニックには各専門分野の医師が複数在籍するほか、日本看護協会糖尿病看護認定看護師や糖尿病療養に詳しい管理栄養士もおり、生活習慣病の患者をチームでサポートしていく構えだ。開業への思いや独自の試みについて井内院長に話を聞いた。
(取材日2020年2月8日)

糖尿病と高血圧を専門とする医師が一元的に診療

こちらのクリニックのコンセプトと特徴についてお聞かせください。

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生活習慣病を中心に診るクリニックですが、従来とは異なるまったく新しいスタイルのクリニックをめざしています。というのも、私は生活習慣病には2つの問題があると思っています。1つは、生活習慣病は慢性疾患で経過が長く、10年20年後に重篤な症状が起きてしまう可能性があること。しかも早い段階から生活習慣病の対策を取っておかないと、10年20年後の疾患がさらに重篤になりやすい。ですので、何も症状がない段階からの予防、管理が重要だと考えています。また、生活習慣病は糖尿病や高血圧、脂質異常症などを併発することが多いため、それらを一元的に診ていくことが求められます。特に糖尿病と高血圧の合併率が高いため、糖尿病を診る医師は高血圧もきちんと診られるのが当然と考えます。当クリニックでは、日本糖尿病学会糖尿病専門医と高血圧治療の専門知識を持つ医師が在籍しており、これがまず一つの特徴であり強みです。

もう1つの問題はどんなことですか?

もう1つは、患者さんが受診するクリニックが疾患ごとにバラバラであるということです。これまでの診療経験から見ても、生活習慣病の薬をもらうのはこのクリニック、風邪や胃腸炎など急に体調が悪くなった時は別のクリニック、といったケースが多く感じています。そうなると、新たに診療するクリニックや病院では、患者さんの薬の服用状況や既往歴、生活習慣病の経過などの情報を最初から把握しなくてはなりません。今は医療機関同士で患者情報を統合できていませんから、すべてゼロからのスタートとなり、それは患者さん側にとっても時間的、経済的に不利益なことです。私はそのような不利益を解消したいと考え、このクリニックを生活習慣病とともに風邪や胃腸炎などの急な体調不良も診るかかりつけのクリニックとして機能させたいと思っています。

生活習慣病の専門的治療から急な体調不良までワンストップで診ていただけるのですね。

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はい。急に体調を崩された場合、特に糖尿病の方では、新たに処方する薬の飲み合わせには注意が必要です。それまでの治療経過が蓄積されていれば、より適切な投薬治療が可能になります。また、当院を受診した患者さんの情報、例えば、生活習慣病の経過、既往歴、投薬状況、定期検査の結果、検査画像などすべての情報を定期的にデータとしてまとめ情報共有できるシステムを作っていきます。病院へ紹介する場合、もしくは転勤する場合には、そのデータをUSBメモリに入れて紹介状とともにお渡しすることも計画しています。

糖尿病に詳しい看護師や管理栄養士がチームでサポート

診療体制についてもう少し詳しくお伺いします。

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日本糖尿病学会糖尿病専門医や日本内科学会総合内科専門医、高血圧治療に精通した医師が常駐するほか、他科の医師とも連携を取って生活習慣病を専門的に診療していくことをベースにしています。糖尿病については、2型糖尿病の境界型から進行してインスリン投与が必要な場合などすべての症状をカバーし、1型糖尿病も対応可能です。最初は2型糖尿病と診断されていた人でも、その後1型に移行する場合もあり、糖尿病にもさまざまなタイプがあることが判明しています。薬や治療方法も複雑化してきていますので、やはり専門の医師による治療が重要です。当院では日本看護協会糖尿病看護認定看護師や糖尿病療養に詳しい管理栄養士も在籍しており、チームで糖尿病の治療や生活習慣の指導にあたります。

他科の医師との連携と検査体制について教えてください。

頭痛や不整脈などが起きた場合には、脳神経内科や脳神経外科、循環器内科の医師が専門的に診察し、治療方針が決まれば、その後は生活習慣病の医師がフォローしていきます。検査体制については、血液検査は血糖値からHbA1c、尿糖、尿酸、肝機能などほとんどの検査結果が約15分から混んでいても30分程度でわかります。クリニックでは、検査機関への外注が一般的ですが、それですと時間がかかります。ここで迅速に検査結果が出ればすぐに診断できますから、治療が必要となった場合にも早く取りかかれます。CT、MRIは、近くの画像検査専門施設と提携しており、当日でも検査ができ、結果をすぐにフィードバックしてもらえる体制を整えています。

忙しい人には好都合ですね。このほかスムーズな受診のために工夫した点などありますか?

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生活習慣病は、未受診や途中で治療を中断してしまう人がとても多いのも事実です。クリニックに行くのが面倒に感じたり、待ち時間が多くて困るということもあるのでしょう。私自身も、待ち時間は無駄な時間だと思います。そこで当院では、インターネットから受診予約ができ、受付から診療までの流れがスピーディーになるシステムを導入しています。会計はキャッシュレスにも対応するほか、診察券にかかりつけの薬局を登録できる機器も設置しています。処方箋のデータをかざすだけでかかりつけの薬局にその情報が届くので、薬の受け取りもスムーズです。これまで診療にかかっていた諸々の時間を短縮して、生み出した時間のほんの少しだけでも生活習慣病のことを考え、学習する時間にあててほしいと考えています。例えばパンフレットを読んだり、一駅分歩いたり。医師による治療には限界がありますので、ぜひ患者さんご自身が主治医となっていただきたいのです。

働き盛りの世代は早期から生活習慣病の治療・管理を

先生が診療で心がけていることについて教えてください。

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毎日同じような診療が続くと、私たちが知っていることは患者さんもご存じだと錯覚してしまいがちです。ですが、患者さんは知識を持っていない場合がほとんどです。一度知識を持ったとしても忘れることが多いですから、そのあたりは気をつけるようにしています。糖尿病が進行した方に、「スポーツドリンクは糖分が多いので飲まないでください」と伝えても、1年後には忘れていたりします。体に良いと思って野菜ジュースや栄養ドリンクを飲んでいる糖尿病患者さんも多いのですが、それらには糖分が多く含まれており、実は体に良くないのですね。ジュースという言葉一つでも、人によって認識しているものが異なりますので、そのあたりも注意して確認することが大事だと考えています。

ところで、先生はなぜ医師をめざされたのですか?

小学生の頃、将来は人のためになる仕事をしたいと思っていて、興味を持ったのが医師という職業だったんです。医療に関する小説や本もよく読んでいました。生活習慣病を専門にしたのは、大学病院で勤務していた頃、重篤な疾患で運ばれる患者さんが多く、そのバックグラウンドには必ず生活習慣病があったからです。こんな重篤な症状を引き起こす前に、きちんと治療、管理しておけば、と思うことが多くありました。そのため大学院では高血圧と糖尿病との関連性について研究しました。まだわからないことが多いのですが、血糖と血圧は何らかの要因で関連性が高く、だからこそ一元的に治療することが重要なのです。

最後に、これからの抱負と読者へのメッセージをお願いします。

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これまでにないまったく新しい「日本橋れいわ内科クリニック」スタイルをぜひ体感していただきたいと思います。そして、「生活習慣病なられいわ内科クリニックだ」「ここを受診して良かった」と言っていただけるようなクリニックにしていきたいですね。この地域で働く方々の精神的、時間的な負担をできるだけ軽くして、気軽に受診できる工夫をしていますので、健診の数値が気になっている方や精密検査が必要な方などはお気軽にご相談にいらしていただければと思います。

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