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菊地 朋宏 院長の独自取材記事

きくち歯科クリニック

(松山市/伊予和気駅)

最終更新日:2019/12/23

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のどかな田園風景にたたずむ、緑の木々に彩られた「きくち歯科クリニック」。高い天井が開放的な待合室を抜けると、木目が落ち着いた印象を与える診察室がある。院長の菊地朋宏先生は、岡山大学歯学部を卒業後、神奈川県の歯科医院で12年勤務医として経験を積み、2016年に同院を開業した。子どもから高齢者まで、地域の人々のニーズに応えるべく、幅広い歯科診療を提供しているが、中でも予防歯科には強いこだわりをもつ。「できるだけ大切な歯を削ることのないように、患者さんの歯を守り続けたい」と歯科衛生士との協力体制により予防を徹底。菊地院長に、地域の患者への想い、めざすクリニックのあり方などについて、たっぷり話を聞いた。
(取材日2019年12月4日)

通いやすい歯科クリニックをめざし開院

先生が歯科医師をめざしたきっかけ、開業の経緯を教えてください。

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歯科医師である父の影響です。父は地元の西予市宇和町で開業しており、小さい頃からその背中を見て育ってきたので、自然と親父みたいになりたいと思っていました。「歯科医師になれ」と言われたことは一度もなかったのですが、成長するにつれて歯科医師が明確な目標になり、あとはそれに向けて突き進んでいくだけという感じでしたね。大学を卒業後、神奈川の歯科医院で経験を積んで帰郷するとき、父の医院を継ぐ選択肢もありましたが、いろいろ考えた末に松山市で新たに開業することに決めました。でも、開業するなら田舎の風景に近い場所がいいなと思って……。ここはのどかで、実家の近所の田園風景によく似ているんですよ。

田園風景に溶け込むたたずまいが素敵ですね。

ありがとうございます。建物は自然との調和をコンセプトに設計してもらいました。どうしても歯科医院というと怖い・痛いイメージを持ってらっしゃる方が多いと思うので、通いやすいクリニックづくりを心がけました。茶系と緑を取り入れたナチュラルな雰囲気で、落ち着いて過ごしていただけるように。待合室は天井を高くして開放感を演出しました。窓から青空が見えてとても気持ちが良いですよ。診察室は半個室タイプと完全個室とがありますが、どのユニットからも窓の外が見えるのでリラックスしていただけるかなと。また待合室のキッズスペースは受付スタッフが常に見守っていますから、お母さんも安心して治療に臨んでいただけると思います。

先生は神奈川県で勤務医をされていたそうですが、当時はどのような診療を?

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一般歯科が基本でしたが、都会ということもありインプラント治療や補綴治療など自費診療が多かったですね。研修会などにも積極的に参加し、できる限り最新の治療を取り入れていこうというスタンスで臨んでいました。また、大学時代のつながりから予防についての研究も行っていました。口腔内の細菌の数を測ったり、乳酸菌との関わり合いを調べたり。もともと予防はすごく好きな分野なので、深めていくことはとても良い経験になりました。

先生はなぜ予防歯科が好きなのですか?

人が変わる瞬間に立ち会えるからでしょうか。初めて来院されたときには、磨き残しが多かったり、歯石が多くついていたりという状態の方でも、口の中の写真を見せて説明を行い、ブラッシング指導などをすることで口の中が変化していく。それはすごくやりがいに感じますね。来院されるたびに患者さんの口腔内環境が整っていくのを感じられるのは、何よりもうれしいことです。

患者の個性に応じた予防歯科を提案

患者さんと接する上で心がけていることはありますか?

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もちろん診療の基準はありますが、画一的な治療ではなく、患者さん一人ひとりキャラクターもお口の中も違いますから、しっかりお話をうかがって、その方に応じた診療を進めていくことを大切にしています。また、できる限り来院された方にご挨拶することはこだわっているところです。メンテナンスは基本的には歯科衛生士にしてもらいますが、最後のチェックはできる限り私がするように心がけています。

開業4年目になりますが、やりがいを感じる瞬間は?

以前勤めていた神奈川県と比べるとここは田舎ですが、それでもかぶせ物やインプラントに関心があるかたは結構いらっしゃいます。実は知らなかっただけで、きちんとご説明したら真剣に考えてくださいますし、伝えることで歯科の大切さに気づいてくださるのはどこでも同じだなと感じました。とあるおばあちゃまも、残っている歯を大切にするために、歯磨きや歯間ブラシをしてくれるようになって、来院のたびにチェックして、「今日はちょっと磨き残しがあったから悔しいな」と感じてくださる。それがとってもうれしいんですよ。一緒にモチベーションを上げていくことの楽しさを感じています。

予防歯科における診療方針を教えてください。

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まずはレントゲンと口腔内写真を撮り、それから歯周病の機能検査を行います。歯周病の機能検査では、歯周ポケットの深さや歯の動揺を調べるとともに、磨き残しの割合をプラークコントロールレコード(PCR)という指数で表します。それらの結果を患者さんにご説明した上で、ブラッシング指導を行います。歯周病機能検査で磨けているところ、できていないところが見えてきますから、磨けていないところはどのように歯ブラシを当てるといいのかなど、一人ひとりに応じた指導が重要。また、全体的に前歯など外から見えるところはしっかり磨けていても、奥歯はつい疎かになりがちな傾向がありますから、特に奥歯には重点を置いてアドバイスするように、歯科衛生士にも伝えています。

歯科衛生士さんとのコミュニケーションもしっかり行われているのですね。

それはやはり大切なことです。メンテナンスの患者さんには、「気持ち良かったな」と思ってもらえるクリーニングを心がけてほしいと日々伝えています。痛みはなるべく出さないように「患者さんが寝てくださったら最高だよ」と。深いところの歯石を取る場合にはどうしても痛みや出血が見られる場合もありますが、そういう場合でも事前にご説明すると少しは安心していただけると思いますから、患者さんとのコミュニケーションも大切になってきます。また歯科治療に関しては、できる限り時間通りの、痛みの少ない迅速な治療にスタッフ一同こだわっています。

生涯にわたって健康な口元をサポートしていく

先生は子育て真っ最中だそうですが、小児歯科への意識は変わりましたか?

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変わりましたね。実は、昔はお子さんを診療することが苦手だったんです。でも、今は「どうすれば泣かずに座ってくれるかな」と考えるようになりました。歯科医院って子どもの頃に怖いイメージがついてしまうとそれ以降遠のいてしまいますから、決して怖いところではないと思ってもらえるようにと、いろいろやり方を試行錯誤しています。現在子どもたちは4歳と1歳なのですが、しっかりホームケアしています。自分ができないことは患者さんにお伝えできませんから、まずは自分が子どもに実践して、楽しくケアできるように努めています。

今後、めざすクリニックの姿とは?

できればもう少し規模を広げて、より幅広い歯科治療を行っていければと考えています。また、これはまだ漠然としたイメージなのですが、ゆくゆくは敷地内に公園もつくりたいですね。歯のことだけでなく、地域の憩いの場、くつろぎのスペースとして活用していただけるようなクリニックになれたらいいなと、おぼろげに考えているところです。診療に関しては、やはり歯を大切にしていただきたいので、地域の患者さんの予防意識をもっともっと高めていきたいですね。そしてよく噛める、食生活を楽しむというニーズにお応えするために、インプラント治療も強化していきたいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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天然の歯は失うと二度と返ってきませんから、生まれ持った歯は大切にしてほしいと心から願っています。ですから、私は小さいうちからの食生活やブラッシングのご指導にはことさら力を入れています。乳歯は生え変わるからといって虫歯になって良いわけではなく、虫歯になると歯並びにも影響する場合もあります。口の中の菌の種類は大体3歳頃までに決まってしまいますから、1歳半の乳児健診頃から歯科医院にかかり始めることをお勧めします。特にお母さん1年生の方は乳児の歯磨きの仕方など、わからないことがいっぱいあると思いますから、ぜひ気軽に相談に来てもらえたらうれしいです。そしてご自身の歯を末永く守るために、ぜひ私にお手伝いをさせていただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミッククラウン/8万5000円~、インプラント治療/30万円~、骨造成/5万円~、成人矯正治療/40万円~、ホワイトニング/1万5000円~、ノンクラスプ義歯/9万円~、咬合誘導/10万円~

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