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何歳から受けるべき?
40歳から受けよう胃カメラ・大腸カメラ

えぞえ消化器内視鏡クリニック

(京都市中京区/京都市役所前駅)

最終更新日:2024/10/15

えぞえ消化器内視鏡クリニック 何歳から受けるべき?  40歳から受けよう胃カメラ・大腸カメラ えぞえ消化器内視鏡クリニック 何歳から受けるべき?  40歳から受けよう胃カメラ・大腸カメラ
  • 自由診療

40歳頃から頻度が増えてくる消化器疾患。中でも胃がんや大腸がんは、この年代を境に罹患率が上昇していくと言われている。病気の早期発見・早期治療のために役立つのが胃カメラ・大腸カメラと呼ばれる内視鏡検査だが、つらいイメージがあるためなかなか積極的に受けようとはならない人も多いだろう。京都市にある「えぞえ消化器内視鏡クリニック」の江副康正院長は、豊富な内視鏡検査の経験を持ち、数多くの検査を担当するベテラン医師。内視鏡検査は何歳頃から検討すればいいのか、という質問に「要検査が出なくても40歳をひとつの目安として受けてほしい」と話す。そこで今回は40歳からの胃カメラ・大腸カメラ検査について詳しく説明してもらった。

(取材日2024年9月24日)

自覚症状がなくても、40歳を目安に一度は内視鏡検査を

Q胃カメラ、大腸カメラは何歳から受ければいいのでしょうか?
A
えぞえ消化器内視鏡クリニック 気になることがあれば気軽に相談してほしいと話す院長

▲気になることがあれば気軽に相談してほしいと話す院長

「何歳から」ということではなく、気になる症状が続く時は何歳でも受けていただきたいと思います。ただ、それまで目立った症状がない場合でも、40歳ごろを目安に一度検査を考えると良いでしょう。これは、内視鏡検査で発見される胃がんや大腸がんの罹患率がこの年代ごろから上昇し始めるからです。50歳を超えるとさらに増えます。40歳頃になるとお住まいの市区町村や会社の検診に内視鏡検査が含まれることも増えてきます。つらいイメージが先行する内視鏡検査ではありますが、検査結果が悪い時だけでなく、年齢や健診をきっかけに内視鏡検査について検討しましょう。

Q「要検査」が出なくても、受けたほうがいいのでしょうか?
A
えぞえ消化器内視鏡クリニック 予防のために40歳になったら一度検査を

▲予防のために40歳になったら一度検査を

胃がんや大腸がんは日本人の死亡原因として上位に入るがんですが、どちらも初期症状がほとんどなく、自覚症状が出るころには進行してしまっていることも多いのが特徴です。健診や人間ドックで「要精密検査」判定がでた場合はもちろんですが、「要精密検査」が出ていない場合でも40歳を超えた頃や健診や人間ドックを受けるタイミングで構いませんので、一度は胃カメラや大腸カメラ検査を受けて、自分の胃や大腸がどんな状態かを把握しておくと安心です。特に親族に胃がん・大腸がんの罹患者がいる場合には、積極的に検査を検討しましょう。胃がんも大腸がんも予防ができるがん。早めに知ることが何よりも大切です。

Q40歳頃から増える胃の疾患にはどのようなものがありますか?
A
えぞえ消化器内視鏡クリニック 胃の不調を感じたら専門機関で早めの受診を

▲胃の不調を感じたら専門機関で早めの受診を

一つは先ほどもお話しした胃がんです。そして胃の粘膜がただれる胃潰瘍も多くなります。この二つの病気はピロリ菌感染が原因となりますので、ピロリ菌感染が認められた場合は除菌が推奨されています。ピロリ菌を除菌することで胃がんや胃潰瘍を予防できますので、将来のためにも感染の有無を確認しておきたいものです。また逆流性食道炎、慢性胃炎、胃ポリープや腺腫などの良性腫瘍など、さまざまな病気が起こりやすくなります。どの病気も初期であれば治療ができます。食べ過ぎや飲み過ぎで起こる一時的な症状であれば良いのですが。不調が続く時には早めに受診して、検査の有無を含めて相談することが大切です。

Q40歳頃から増える大腸疾患にはどのようなものがありますか?
A
えぞえ消化器内視鏡クリニック 進行の早い大腸がんの早期発見が大切

▲進行の早い大腸がんの早期発見が大切

最も気をつけておきたいのは大腸がんです。早期であれば治療できますが、進行すると命を落としてしまう原因となります。日本人のがん死亡原因1位ということからも、いかに自覚症状に乏しく見逃されたまま進行していくかがわかるのではないでしょうか。定期的に大腸カメラを行っていればある程度安心できますが、血便や下血、排便習慣の変化、便の形状や色の変化、腹痛や腹部の違和感などを感じた場合には、早めに医師に相談してください。特に40歳以上で大腸カメラを一度も受けたことがない方、飲酒や喫煙の習慣がある方、大腸ポリープと診断されたことがある方や特に複数のポリープがあった方は気をつけましょう。

Q貴院では両方の検査を同時に受けることができるそうですね。
A
えぞえ消化器内視鏡クリニック 胃と大腸の内視鏡検査を同時で受ける場合、30分程で終わる

▲胃と大腸の内視鏡検査を同時で受ける場合、30分程で終わる

内視鏡検査は気が進まない検査だと思いますが、 健康のために非常に有用です。そこで当院では鎮静剤を使用することで、同日に胃カメラも大腸カメラも行う内視鏡検査を実施しています。眠ったような状態で両方の検査が終わるため心身のストレスが少ないのが特徴で、精密な検査を最初から受けていただくことができます。検査のために下剤を飲んでいただく必要はありますが、味を複数用意したり飲み方を工夫したりとさまざまな工夫をしています。大腸ポリープの日帰り切除、精査目的の組織検査も必要に応じて行います。ネガティブなイメージがある検査だからこそ、一度に両方終わらせてはいかがでしょうか?

ドクターからのメッセージ

江副 康正院長

多くの人が敬遠する内視鏡検査ですが、初期症状が乏しい胃がん・大腸がんの早期発見に大きな意味を持つ検査です。特に消化器疾患が増え始める40歳以降、1回の検査がもつ意味は非常に大きなもの。それまで健康に過ごしてきた人こそ、検診などの機会を上手に利用して一度は検査を受け、その後の人生も健康に過ごしてほしいと思います。胃がんの原因となるピロリ菌感染も、大腸がんの原因となる大腸ポリープも内視鏡で発見が可能です。また、内視鏡専門機関であれば、苦痛が少ない検査の実施や、胃と大腸を同日検査することも可能かと思います。検査後にはがんのリスクを低減するためのアドバイスを受けて、ぜひ予防に取り組んでください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃内視鏡検査/1万6500円、大腸内視鏡検査/2万7500円

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