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技術と心配りで「痛くない」検査をめざす
胃・大腸内視鏡検査

えぞえ消化器内視鏡クリニック

(京都市中京区/京都市役所前駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

胃がんや大腸がんなど、年齢が上がるほど罹患率が増加する傾向にある消化管がん。治療では、早期発見が重要とされているが、がんの早期発見に必要な内視鏡検査に対するマイナスイメージや恐怖心から、なかなか受診に足が向かないという人も多いという。京都市にある「えぞえ消化器内視鏡クリニック」では、痛みに配慮し鎮静剤を用いた胃・大腸内視鏡検査を実施。個室の前処置室や両方の検査を同日に行えるようにするなど、あらゆる面で患者の苦痛や負担を軽減する検査を追求している。「がんで苦しむ人を少しでも減らしたい」という院長の江副康正先生に、今回は検査を受けるタイミングや近年の検査の特徴、がん以外に見つけられる疾患などについて、詳しく話を聞いた。

(取材日2021年7月6日)

「初めての検査で不安」「過去の検査で苦い経験がある」という人に向けた、痛みに配慮した内視鏡検査

Qどのような方が受けるべき検査でしょうか?
A
1

▲胃がんや大腸がんの早期発見の重要性を説く江副院長

胃・大腸内視鏡検査は、胃がんや大腸がんの早期発見に役立つ検査です。これらのがんは年齢とともに罹患率が上がってきますので、45歳頃から50歳くらいまでの間に一度は検査を受けたほうがいいとされています。胸やけがする、食事前後の胃痛、食事がつかえる感じ、げっぷやしゃっくり、便に血が混じる、便が細くなった、といった変化を感じたら早めに医師に相談してください。また、健康診断の便潜血検査が1回でも陽性になった場合は、必ず大腸内視鏡検査を受けるようにしてください。多くのがんの場合、症状が出た時には進行していることがほとんどです。自覚症状がなくとも、ある一定の年齢になったら、検査を受けてみることが重要です。

Qこちらで行っている内視鏡検査の特長を教えてください。
A
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▲飛沫感染防止のためにも、鎮静剤を用いて胃内視鏡検査を実施

当院では「一人も痛がらせない内視鏡検査」を心がけています。例えば、体の向きを変えたり軽く外から圧迫したりしながら、慎重に大腸を伸ばさないように内視鏡を挿入したり、丁度良いさじ加減でガスを送気して大腸を膨らませて詳細に観察したりします。また、送気するガスはすべて二酸化炭素を使っていますので、吸収が早くおなかの張りもほとんど気になりません。内視鏡スコープは太さや長さが異なるものを数種類使い分けたり、大腸検査ではいくつかの下剤を用意したりして、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医として培った経験と技術を生かしつつ、個々の患者さんの状態に合わせて検査を進めています。

Qつらい・苦しいというイメージがありますが、実際はどうですか?
A
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▲患者への苦痛・負担の少ない内視鏡検査に努めている

一般的につらい・苦しいというのはひと昔前のイメージで、今は鎮静剤を用いて眠ったような状態で行う施設が増えていますので、嘔吐反射や痛みをほぼ感じることなく検査を受けることができます。また、患者さん自身が楽に検査を受けることができれば、医師も落ち着いて検査を行えるので、検査精度の向上にもつながります。検査時間は胃内視鏡検査なら5~10分、大腸内視鏡検査でも20~30分程度で、当院では両方同時に受けることもできますので、来院回数負担も減らすこともできます。血圧や酸素飽和度などを生体モニターで観察しながらお一人お一人の状態に合わせてお薬の量を調整しています。

Q検査では、どのような病気を見つけることができるのでしょうか?
A
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▲院長は豊富な経験と熟練の技術を持つ内視鏡検査のエキスパートだ

胃内視鏡検査では、胃がんや食道がん、逆流性食道炎、十二指腸潰瘍、胃潰瘍、慢性胃炎などがないかを調べることができます。特に慢性胃炎が発見された場合には、合わせて尿素呼気試験などを行って、ピロリ菌の有無を調べて除菌療法を行います。大腸内視鏡検査では、大腸がんや大腸ポリープ、炎症性腸疾患などを調べていきます。痔に関しても、触診や肛門鏡で見えないものがより詳しく診断できる場合も多くあります。胃・大腸内視鏡検査は、がんを調べるものと思われがちですが、さまざまな病気の早期発見に役立ちます。また、万が一がんが発見されたとしても、今は早期発見・早期治療もできますから、受診するメリットは大きいといえます。

Qポリープが発見された場合、どのような処置を行うのですか?
A
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▲同院での日帰り手術や連携する病院でのスムーズな治療を提供

大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合には、日帰り手術を行っています。ポリープの形にもよりますが、1センチ未満の小さいものであればその場で切除して、1センチを超える場合は、出血や穿孔のリスクが伴うので、連携している病院を紹介しています。また、数が多い場合には、優先順位が高いものから取って、複数回に分けて取りきるようにしています。採取切除したポリープは良悪性を診断して今後の方針を決めるため、病理組織精密検査に回します。患者さんの状態によっては、胃カメラや大腸内視鏡検査を定期的に受けていただくとともに、健康診断なども継続して受診されることをお勧めしています。

ドクターからのメッセージ

江副 康正院長

昔の内視鏡検査のイメージによって、恐怖心で受診をためらっている人や、ずいぶん前に受診した時の経験がトラウマになったままの人がいます。しかし、最近の内視鏡検査は、技術や機械が進歩し、環境面も整ったクリニックが増えています。当院でも、男女別のトイレや半個室タイプの前処置室、土曜日受診、24時間ネット予約システムと、ハードルが少しでも下がるよう努めています。胃がんや大腸がんは早期発見で治療ができるため、将来的にはそれらが原因で亡くなる人はほとんどいなくなる日が来るはずです。しかし、それも患者さん自身が検査を受けてこその話です。まずは、最初の一歩を踏み出してみてほしいと思います。

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