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胃カメラ、口と鼻との違いは?
鎮静剤を用いた苦痛に配慮した検査

えぞえ消化器内視鏡クリニック

(京都市中京区/京都市役所前駅)

最終更新日:2024/10/08

えぞえ消化器内視鏡クリニック 胃カメラ、口と鼻との違いは? 鎮静剤を用いた苦痛に配慮した検査 えぞえ消化器内視鏡クリニック 胃カメラ、口と鼻との違いは? 鎮静剤を用いた苦痛に配慮した検査
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胃潰瘍や胃ポリープ、胃がん、逆流性食道炎などの発見に有用な胃の内視鏡検査。しかし、つらい・苦しいといったイメージを持っている人も少なくないはずだ。胃の内視鏡には口から挿入する「経口」と鼻からの「経鼻」があり、後者は比較的楽に検査を受けられるといわれているが、実はそれぞれにメリット・デメリットがある。「えぞえ消化器内視鏡クリニック」では、双方の長所短所を見極めた上で、「鎮静剤を用いた経口内視鏡検査」のみを提供。経口内視鏡と経鼻内視鏡の違いのほか、同院の提供する苦痛に配慮した胃内視鏡検査について、江副康正院長に聞いた。

(取材日2024年9月17日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q口からの内視鏡検査と鼻からの内視鏡検査の違いを伺います。
A

当院では、口から挿入する「経口内視鏡」のみを採用し、鼻から挿入する経鼻内視鏡検査は行っていません。というのも、経鼻内視鏡は「おえっ」となる嘔吐反射がなく負担が少ないところがメリットだといわれますが、実は経鼻でもえずいてしまう人も少なくありませんし、鼻の奥が生まれつき狭い・アレルギーなどで腫れていると挿入時に痛みや出血が生じることがあり、検査医師の技術やさまざまな工夫でも避けることができないデメリットもあります。また、鼻や喉への局所麻酔が苦手な方もいますし、正確に観察するための胃の洗浄に時間がかかるなど、意外と患者さんの負担が大きくなることもあるのです。

Qこちらで行う胃の内視鏡検査の特徴を教えてください。
A

当院では、経鼻内視鏡のデメリット部分をクリアできるよう工夫を施した経口内視鏡検査を提供しています。経口の場合は嘔吐反射が出やすいものの、ほぼ眠った状態で検査が受けられるよう全症例で鎮静剤を使用します。また、ウォータージェット機能がついた高解像度の経口内視鏡を用いることで、消泡剤や粘液除去剤を内視鏡で観察しながら直接胃の中に入れたり、管から出される水で胃内の洗浄・吸引を短時間で行ったりして負担軽減につなげているのも特徴です。医師全員で鎮静剤の使用方法や検査方法など技術を統一することで、どの医師の検査も高い質が維持されているほか、余裕ある検査時間を設定しより精度の高い検査を追求しています。

Q鎮静剤によって痛みや不快感の軽減を図っているのですね。
A

鎮静剤を使用すると眠った状態での検査が望めるため、嘔吐反射や痛みも感じにくくなることが期待できます。喉への局所麻酔も不要になるので、麻酔アレルギーがある方にも受けていただけるでしょう。また患者さんごとに適切な量の鎮静剤を微調整しながら投与しますので、「検査途中で目覚めてしまった」ということも基本的にありません。実は経鼻内視鏡の嘔吐反射がないというメリットは、鎮静剤を用いれば経口内視鏡でもクリアすることが望めることなんです。そのため当院では、経口内視鏡検査のみの提供とし、喉への局所麻酔も行っていません。症状が軽い早期のタイミングで検査を受けることが大切ですので、まずは気軽に受診してください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1予約とウェブ問診
えぞえ消化器内視鏡クリニック 予約とウェブ問診

胃が痛い・もたれる、ゲップが出る、胸焼けがあるなど、気になる症状があればウェブ予約を。基本の個人情報を入力後にウェブ問診へと進み、自覚症状や、症状がいつから・どのような経過をたどっているか、内視鏡検査経験の有無とその検査結果、現在の服薬状況などの質問に答える。受診日に胃の内視鏡検査を希望する場合は、前夜の早いうちに食事を済ませ、直前の食事から6時間以上空けて来院しよう。なお電話予約も可能だ。

2問診
えぞえ消化器内視鏡クリニック 問診

胃の内視鏡検査を受けると決まっている場合、看護師らスタッフから症状や当日の体調などを尋ねられ、問題がなければ検査へ、必要があれば医師による診察へと進む。症状などによっては内視鏡が不要だと判断されることもあるのだとか。「受診=内視鏡検査必須」ではないので、胃腸の悩みがあればまずは相談目的に気軽に訪ねてみるのもいいだろう。受診のみの予約の場合は診察の上、胃内視鏡検査の要・不要の診断を受ける。

3胃内視鏡検査を受ける
えぞえ消化器内視鏡クリニック 胃内視鏡検査を受ける

点滴ルートを確保し検査室に入ったら、左半身を下に横になりマウスピースをくわえて準備完了。鎮静剤の作用は個人によって差があるため、鎮静レベルや全身状態を確認しながら適宜追加される。鎮静剤により眠ったような状態になったら内視鏡を挿入。喉、食道、十二指腸、胃の順で観察。異常が見つかった場合は、特殊光観察や拡大観察を実施し、病変部から組織を採取して病理検査へと進むこともある。検査は一般的に5~10分程度。

4リカバリールームで休む
えぞえ消化器内視鏡クリニック リカバリールームで休む

検査が終わったらストレッチャーに乗ったままリカバリールームへと移動。ストレッチャーのリクライニングを立て、上半身を軽く起こした形にするのは誤嚥防止の観点からだという。検査終了後すぐに目覚める人もいるというが、多くは30分ほど休んでいるうちに徐々に意識がクリアになっていくとのこと。スタッフとの会話の受け答えに問題がないか、立ち上がってフラつかないかなどを確認の上、診察室での結果説明となる。

5検査結果の説明を聞く
えぞえ消化器内視鏡クリニック 検査結果の説明を聞く

検査時に撮影した画像を見ながら説明を受ける。その際に渡される所見用紙には、異常の有無、検査画像、診断名、組織検査の有無などが記載されており、自宅に帰ってからも見返すことができる。組織検査を行った場合は、1~2週間後に出る結果を「再来院」「郵送」「オンライン」から選択して聞く。今後も定期的な検査が必要かどうか、望ましい定期検査の頻度などは患者ごとに異なるため医師の指示や助言に従って健康を維持しよう。

ドクターからのメッセージ

江副 康正院長

内視鏡検査は「つらい」「苦しい」という情報が独り歩きしがちですが、工夫さえすれば苦痛のない検査をめざせます。当院ではさまざまな工夫や検査技術ではカバーできないデメリットも少なくない経鼻内視鏡は実施せず、鎮静剤を用いた経口内視鏡のみをご提供しています。検査方法は最大限に苦痛を排除したものだと自負しており、鼻や喉の局所麻酔薬を常備していませんので、鎮静剤不要の方は別の医療機関での検査をお願いしています。胃の症状がある、検診で要精密検査になった、ご家族にピロリ菌感染者がいる・いた、40歳になったけれど胃内視鏡検査を受けたことがないといった方は、躊躇せず、そして心配せずに当院での検査をご検討ください。

江副 康正院長 えぞえ消化器内視鏡クリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃の内視鏡検査16.500円 ※医師の判断で生検病理組織検査を行った場合、その部分は保険診療となり別途診療費が追加となります(3割負担で3,000円~6,000円程度)

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