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子どもから大人まで必要な
皮膚科のかかりつけ医とは

わたなべ皮膚科

(文京区/白山駅)

最終更新日:2025/02/25

わたなべ皮膚科 子どもから大人まで必要な 皮膚科のかかりつけ医とは わたなべ皮膚科 子どもから大人まで必要な 皮膚科のかかりつけ医とは
  • 保険診療

かゆみや発疹、赤み、水ぶくれなど、さまざまな症状が起こる皮膚。その原因は虫刺されなど軽微なものから、アトピー性皮膚炎といった治療に時間がかかるものまで多種多様だ。症状が軽くなったからといって自己判断で薬の服用をやめてしまったり、勝手に受診を中止したりした経験はないだろうか。場合によっては反動から症状が悪化するケース、治りが悪くなってしまうケースもあるという。そこで「わたなべ皮膚科」の渡邉荘子院長は、病気や治療方法の正しい理解を促し、継続した治療の重要性を訴える。「しっかりと治療するためにも何でも相談できる相性の良い先生を見つけて、かかりつけ医をつくりましょう」と話す渡邉院長に、皮膚科受診についてアドバイスをもらった。

(取材日2024年6月25日)

相性の良いかかりつけ医を見つけて、何でも相談できる環境をつくることが大切

Q皮膚疾患の治療で最も重要なことは何でしょうか?
A
わたなべ皮膚科 患者の生活背景を知ることが大切と話す渡邉院長

▲患者の生活背景を知ることが大切と話す渡邉院長

疾患が治るまで継続して治療を受ける、処方されたお薬を正しく使用することが大切ではありますが、そのためにも患者さん自身がどういう病気なのか、どういう症状があるのかということを正しく理解することが必要です。今はインターネットが身近にあるので自分の症状を調べて自己判断するケースが増え、中には私たちの言葉に耳を傾けずに「この薬が欲しい」と決めつけてかかる方がいらっしゃるというのも事実です。その結果、うまく症状の改善につながらないというパターンが散見されるようになりました。ですから、まずは医師の診断や治療方法を正しく理解すること。そして一緒に治療に向き合っていくことが重要だと考えています。

Q子どもの場合は小児科と皮膚科どちらを受診すれば良いのですか?
A
わたなべ皮膚科 待ち時間は子どもと遊べるキッズスペースを設置

▲待ち時間は子どもと遊べるキッズスペースを設置

皮膚科と小児科のすみ分けは難しく、完全に区別して考える必要はないと思いますよ。どちらを受診するか迷うような場合には、皮膚以外の全身症状の有無が一つの判断材料になります。全身症状を伴う際には、小児科を受診したほうが良いでしょう。一方、皮膚科受診のほうが良いものもあります。例えばカンジタ皮膚炎という真菌(しんきん)による感染症がありますが、その診断には顕微鏡が必要です。小児科では一般的に顕微鏡を使った診断までを行うことは少ないので、皮膚科を受診したほうが良いと思います。とはいえ保護者の方が判断することは難しいでしょうから、気になることがあれば診療科にこだわらずかかりつけ医に相談してください。

Qそういった意味からもかかりつけ医は必要なんですね。
A
わたなべ皮膚科 長期的に通いやすいクリニックをめざす

▲長期的に通いやすいクリニックをめざす

そうですね。大人でも皮膚科のかかりつけ医をつくる必要性はありますよ。皮膚疾患の中には継続した治療が必要な慢性疾患も多く、一回の受診では済まないものが多々あります。10代、20代からの相談が多いニキビに関しては、年単位で治療に取り組まなければならない場合もありますからね。そういった意味で「この先生に相談したら大丈夫」というクリニックがあると心強いですし、治療を継続しやすいのかなと思います。近年ではかかりつけ医をつくるという意識も強くなりました。当クリニックは開院してから約5年がたちますが、症状が出た時だけではなく定期的に受診する意識の強い患者さんが増えているような印象はありますね。

Q治療において大切にしていることを教えてください。
A
わたなべ皮膚科 先進の機器を利用して治療の先へも対応

▲先進の機器を利用して治療の先へも対応

繰り返しにはなりますが、患者さん自身がどういう状態にあるのか、どういう治療が必要なのかを正しく理解してもらうことを重視していますから、コミュニケーションは積極的に取っていくようにしています。適切なお薬を処方したとしても、服用したり患部に塗ったりするのは患者さんですからね。とはいえクリニックではたくさんの患者さんを診療しますから、一人ひとりと満足するまでお話ができるわけではありません。そのため看護師などスタッフの協力が欠かせないのです。「今日はどういう相談か」「どんな症状があるか」などスタッフの事前のヒアリングをもとに診療を行うことで、スムーズにお話ができるように工夫しています。

Q最近の皮膚疾患の傾向などがあれば教えてください。
A
わたなべ皮膚科 形成外科で得た知識と技術を生かした皮膚科全般の診療を行う

▲形成外科で得た知識と技術を生かした皮膚科全般の診療を行う

ここ10年ほどで、ニキビで受診する患者さんが増えてきました。痕が残らないように皮膚科で治療するという意識が浸透したのだと思います。またここ最近で多いのは多汗症の相談。多汗症についてはクリニックで処方できる外用薬が出たので、皮膚科に相談するものというイメージが広がってきたのでしょう。皮膚科を受診するタイミングは難しいものですが、いつもと違う症状があれば受診して構いません。虫刺され程度で病院に行って良いのかと心配になる人もいらっしゃいますし、皮膚疾患の中には自然に治ってしまうものもあります。市販薬で対処しても構いませんが、改善へ向かわない場合にはこじらせる前に早めの相談を心がけましょう。

ドクターからのメッセージ

渡邉 荘子院長

皮膚科に限った話ではありませんが、クリニック選びで大切なのは先生との相性です。しっかりと治療に取り組むためには、通院が苦にならないことは欠かせない要素ですからね。どんなに良い先生だとしても自分との相性が悪ければ、自然と足は向かなくなってしまいます。医療機関を次々と変えるドクターショッピングというネガティブなイメージの言葉があります。自分の納得のいく診断をつけてもらえずにころころ病院を変えるのは意味がありませんが、相性の良い先生を探すという前向きな姿勢であればドクターションピングも意味のあるものになるのではないでしょうか。ぜひ相性の良い先生を見つけて、かかりつけ医をつくってください。

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