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岩尾 光浩 院長の独自取材記事

西新宿メンタルクリニック

(新宿区/新宿西口駅)

最終更新日:2019/08/28

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新宿駅西口すぐの「西新宿メンタルクリニック」は、近隣の人々だけでなく、新宿駅を利用する通勤者や買い物に来る人まで幅広く、都市生活者の心の診療室となっている。好アクセスに加え、通常でも夜7時、金曜は夜9時など、遅い時間まで診療しているので、仕事帰りの通院が可能となっている。院長の岩尾光浩先生の、じっくりと相手の言葉に耳を傾け、頼りがいのあるその人柄に、患者は安心して何でも相談できると思えるのだろう。休日も学会や学術研究会などに尽力し、産業医も務めるなど忙しい毎日だが、週2回は自身の健康のためにもフィットネスクラブで泳いでいるという。精神科の医師を志したきっかけや、患者の立場に配慮した診療のモットーまで、たっぷりと語ってもらった。
(取材日2014年10月10日)

ビッグターミナルのすぐそばにある「都会のオアシス」

新宿駅を開業地に選ばれたのはなぜですか?

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当院は、新宿駅西口から徒歩1分の立地にあります。新宿駅は言わずと知れたビッグターミナルで、JR線だけでなく各私鉄線や地下鉄もたくさん通っていますから、新宿のみならず都内近郊からもたくさんの患者さんがいらっしゃいます。この立地で一番喜ばれるのは、女性の患者さんに、夜の診察後の帰宅も安全だと言われることです。実は、私は横浜出身で、大学も北里大学ですから相模原なので、新宿にはあまり縁がありませんでした。ただ理工学部を卒業しておりますので、その観点から東京で開業するなら、当時は経済規模で新宿・渋谷・池袋で合計すると過半数を超えると言われていたので、その3つの街の1つと思っておりました。今はもう少し分散していますが、そういう時代に、たまたま新宿周辺を探して歩いていたら、この物件が空いていたのです。当院を開業したのは1990年のことで、まもなく開院28年になります。

患者さんに対して、心がけていることなどをお聞かせください。

当院のコンセプトは「都会のオアシス」です。内装も落ち着いた雰囲気のインテリアなどを考えて設計しました。診療においては、患者さんとしっかり向き合うことを大前提に考えていますが、1人の患者さんをゆっくり一生懸命診ていると、待合室に患者さんがたくさん待っていただくことも多くなります。ですので一人ひとりにしっかり向き合うために当院では予約優先制にしています。ただ中には初診で飛び込んでくる患者さんもいますので、私としては予約していないからと断ることはしたくないので少し待ち時間がかかることはありますが、しっかり診させていただいて解決に導くことを考えているのでほとんどの患者さんには理解をいただいておりありがたいことですね。

遅くまで診療されていることも特長ですね。

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そうですね。通常でも夜7時、水曜は夜8時半、金曜は夜9時までやっていまして、これは皆さんにとってとてもいいシステムになっていると思っています。以前は、メンタルクリニックというのは女性の患者さんが多かったのですが、今は男女が半々くらいの割合ですね。そんな都市生活者の「心の診療室」をめざしています。

患者のためのこだわりの院内処方

クリニックとして一番こだわっている部分はどういうところですか?

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当院では薬はすべて「院内処方」することにこだわっています。院外処方にすると、どうしても別の人に任せることになってしまいますので、きちんと当院で責任を持って患者さんにお渡しすることにこだわっています。また、そのほうが、患者さんにとっても手間がかからず一ヵ所で済むので待ち時間が短くなります。実は、院外処方の医院は増えているのですが、院外処方だと患者さんの負担が多くなってしまうのです。そのようなこともあり、患者さんのメリットを考え当院では院内処方を採用したのです。またとりあえず薬だけとおっしゃる患者さんも中にはいますが、その場合にも薬に依存しすぎてしまうのも通常生活に戻る上では良くないので、必ず患者さんの顔を一度は見て処方します。患者さんにとっていい方法をしっかり話せることもメリットの一つになっています。

どんな患者さんがいらっしゃいますか?

新宿にお勤めの方だけでなく、買い物ついでにいらっしゃる方も多いですね。それから新宿に住んでいる人も案外多いんですよ。新宿は、やはりどこに行くにもアクセスが良いので、さまざまな患者さんがいらっしゃいます。年齢層は、女性で一番多いのは20〜30代の方で、男性は30〜40代の方が多いですね。男性の方は、お勤めの方が多く、特に中間管理職といわれるような立場の方で、仕事でストレスを多く抱えていらっしゃいますね。

例えば都会ならではの症状や状況の特色などはあるのでしょうか?

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当院にいらっしゃる患者さんの症状といえば、うつ病(感情障害)・神経症・統合失調症などが多いです。東京は刺激が多い分、ストレスも多いのかもしれません。例えば転勤で東京に来て、東京がダメだ、合わないと言う方がいらっしゃいます。前の勤務先はどこだったかと聞くと、北海道、それから名古屋、九州、その3つの場所から東京に転勤して来た人が特に多いです。その3ヵ所はその人たちにとって環境が良かったわけです。そして、その方たちに、何がいやか聞いてみると、満員電車が耐えられないというお話が多いのです。地方にお住まいの方は、自家用車で好きな音楽を聴きながら通勤される方も多いですよね。ただ、そのようなお悩みの場合は、しばらくすると慣れてくることもあって、東京が好きになることも多いんですよ。

初診の患者は、その日のうちに診療するのがモットー

精神科の医師を志したきっかけは何だったのでしょう?

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もともと医学部ではない普通の大学を出て、サラリーマンをしばらくやってから自分の事業を起こした後に、改めて医学部に入学しました。しかし精神科になるなんて考えておらず、当初は小児科とか泌尿器系あたりを考えたのですが、研修医の時にいろいろな科を回った時の産婦人科のときに、患者さんが暗い顔で「私、前立腺が悪いんです」と言うのです。見ていると担当の先生が、ちゃんと最後までその方の言い分を聞いて、それからゆっくりと 「そうですか。でも、女性には前立腺はないのですよ」と言うと「あら」と、その方が笑顔になったんです。なるほど、知っているからって話をさえぎって教えるのでなく、患者さんの気持ちをまずは聞いてあげる。医者は患者さんのためにあると学びました。私は他の人より医者になった年が遅かったから、医者寿命が短いので、そんな自分が一番貢献できて、今までの人生をプラスにできるのは精神科ではないかと思い至りました。

地域の精神科の医師としての活動もされていらっしゃるのですね。

国の政策として、これまで4疾患5事業といって「がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病」の4つの疾患に対して、救急医療等確保事業が5つありました。それが2013年に5疾患5事業になって、つまり一つ増えたのが精神疾患なのですが、医療連携体制の構築を進めていくために精神疾患にも対応していくということになりました。私は地域の医師会の担当理事をしていますので、たいへん重要なこととして伝える立場と言えます。なので休日であっても学会、学術研究会などに出席したりして、なかなか休めないですね。でも週に2回くらいですが、フィットネスクラブに行って一生懸命泳いでいます。泳ぎは40年くらいやっていまして。実は泳ぐことが特に好きなわけではないのですが、全身運動で、けがをすることも少ない、お金もかからない(笑)。雨が降っていても、冬でもできる。そういうところが気に入っています。

初めていらっしゃる患者さんへのメッセージなどをお願いします。

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気分が落ち込んだときや、仕事に行きたくないなどというような精神的な何かがあったら、気軽に相談してください。それと人間には相性がありますから、自分と相性の合う先生が見つけられると良いですね。ご自身が納得のいく診療をしてくれるところで受けられたら良いと思います。当院のモットーとして、予約がいっぱい入っていても、初めての人から電話が入ったら、その日のうちにどうにかしてでも診てあげたいと思っています。眠れない・つらいという思いを抱え、思い切って電話をしてきた方を、例えば2週間とか先まで待たせてはいけないですよね。もちろん他の患者さんにも少しだけご迷惑をおかけするかもしれませんが、そこはお互いさまです。当院を選んでくださった皆さんにとって「オアシス」となれるよう、今後もこの地で皆さんのお役に立てる存在でありたいですね。

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