歯科医院嫌いを克服するために
まずはメンテナンスの活用を
新宿野村ビル歯科クリニック
(新宿区/新宿駅)
最終更新日:2024/04/15
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歯の健康が気になりながらも、子ども時代のトラウマなどが影響して歯科医院嫌いに陥っている人もいるだろう。「今の歯科医院は怖さを軽減するための工夫をしているところがほとんどなので、安心して足を運んでほしいです」と受診を促すのは「新宿野村ビル歯科クリニック」の廣戸光樹(ひろと・みつき)院長だ。大変な治療が必要になれば歯科医院嫌いに拍車をかけることにもなりかねないので、そうなる前に「まずはメンテナンスから通ってほしい」と力を込める。特に学業や仕事で忙しく、つい歯のことをおろそかにしがちな20代にも定期的に通ってほしいと強く願う廣戸院長に、受診のタイミングや大まかな流れなどについて詳しく聞いた。
(取材日2024年4月1日)
目次
歯科医院嫌いを克服するためにメンテナンスからチャレンジして虫歯リスクの高い20代を乗り切ってほしい
- Q歯がズキズキする時、どんな症状が考えられますか。
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A
全体的にズキズキしていて歯磨きをすると血が出るようなことがあるならば、歯周病の可能性があります。一方、部分的な痛みならば、虫歯が大きくなってしまった部分の神経が過敏になっているのかもしれません。初期の虫歯は痛くないので、歯科医院にメンテナンスで通う習慣がない方などは、どうしても発見が遅れがちです。痛くなってからでは根管治療をしてかぶせ物をするといった、患者さんにとって負担が大きな治療が必要になってしまうので、できればズキズキする前に気づけるよう歯科医院で定期的にチェックを受けるのを習慣にしましょう。
- Qどのくらいの痛みを感じたら受診すべきですか。
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A
実際のところ、歯の痛みを感じるまでになっている時、すでに症状はかなり進んでいます。ですから、どれくらい痛みを感じたらではなく、痛みが出る前から定期的に受診するのが理想的です。最近は親御さんがしっかり管理してくださっているので、お子さんに大きな虫歯が見つかることはほとんどなくなってきたと思います。当院でも歯が痛いといっていらっしゃる患者さんの多くが大学生や新入社員です。20代は虫歯リスクが高まる年代だと思いますので、学業や仕事で忙しくても3ヵ月に1回でも構わないのでメンテナンスに通う習慣を作ってほしいです。
- Q歯科医院は怖いイメージがあって勇気が出ない人もいますよね。
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A
確かに歯科医院は怖いというイメージは根強いので、どの歯科医院も怖さを軽減するための工夫をしていると思います。なぜ、患者さんが歯科医院を怖がるのかというと「痛いことをされそう」だからでしょう。ですから、当院では麻酔の注射をする前に表面麻酔を塗るなど、とにかく痛みを少なくすることにこだわっています。また、歯を削るウィーンという歯科独特の音が苦手な人もいるので、モーター音しかしないマシンも用意しました。緊張している方には「静かなマシンで行いますか」と声をかけるようにしています。
- Q無理に自由診療を勧められることはありませんか。
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A
当院では保険診療に力を入れる一方、豊富な自由診療のメニューも用意していますが、無理に勧めるということは一切ありません。確かに自由診療はコストがかかるので敬遠している方も多いと思いますが、より虫歯になりにくい素材を使用できるなど期待できるメリットもあります。再治療を繰り返すうちに歯を失ってしまうケースも少なくありませんし、できるだけ再発しにくい治療法を選ぶのは長い目で見れば非常に有意義でしょう。そういったお話しもさせていただきますが、どちらの治療法を選ぶかは基本的には患者さんに委ねています。
- Q実際の治療の流れはどのようになりますか。
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A
虫歯や歯周病の治療をした後、メンテナンスに通っていただくというのが基本的な流れです。当院ではメンテナンスは歯科衛生士が担当していますが、歯科医師が疾患部分の1点にフォーカスしがちなのに対して、歯科衛生士は口腔内全体を見てわずかな病変も逃さずキャッチするのに長けています。専用の器具で一つ一つの歯を点検していき、小さな穴や詰め物の下にできた隙間も見逃しません。3ヵ月ごとにメンテナンスをしていけば、確実に早期発見につながるでしょう。メンテナンスならば、歯科医院は怖いというイメージを持っている人でもチャレンジしやすいと思いますので、歯が痛くなる前に始めてみてはいかがでしょうか。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミック治療/セラミッククラウン:12万円~