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韓 哲舜 院長の独自取材記事

西国立整形外科クリニック

(立川市/西国立駅)

最終更新日:2019/12/24

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JR南武線西国立駅から徒歩6分の場所にある「西国立整形外科クリニック」。院長の韓哲舜(はん・ちょるすん)先生は、三次救急病院で経験を積んだほか、漢方医学を学び日本東洋医学会漢方専門医の資格を取得するなど、さまざまな経歴を経て開院した。地域に密着した幅広い診療をめざしているが、中でもリハビリテーションを診療の柱とし、2階のフロアすべてをリハビリテーション用にあて、スタッフの充実を図っている。また物理療法にも力を入れ、医療機器もさまざまなものをそろえている。開業して2ヵ月足らずだが、診療時間を過ぎても診療し、午後の診療開始を待つ人がいるほど多くの患者が早くも訪れているという同院。院長の新しいクリニックにかける思いを聞いた。
(取材日2019年11月28日)

リハビリテーションと物理療法が診療の柱

どのような経緯でこの場所に開業なさったのですか?

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住まいが国分寺にあるので、立川まで行くときなどクリニックの前の道路をよく通っていたんです。この場所はもともとは倉庫だったのですが、ある日更地になり、ちょうど開業を考えていたため、この場所はいいなと思っていました。聞いてみると、オーナーさんがクリニックに貸し出したいということで、こちらと思いが一致して、とんとんと話が進みました。土地の様子もわかっていますし、駐車場も確保できていいところに開業できたなと思っています。

開院にあたり、どういったところにこだわられましたか?

大きなテーマの一つは、リハビリをしっかり受けられるクリニックにしたいということでした。ですから、2階のフロアは最初からリハビリ専用としています。もう一つは、物理療法に力を入れたいということです。従来のように患者さんがベッドに横たわって干渉波治療器による施術を受けるというだけでなく、きちんと経験を積んだ理学療法士が低周波治療器、超音波治療器などの機器を使って施術をすることを積極的にやっていきたいと考えています。また、地域医療という意味ではお子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の方がおいでになりますし、この近くには東京女子体育大学があってアスリートの方も来院されるので、幅広い整形外科疾患に対応できるようにしていこうと準備を整えています。

物理療法にかなり力を入れていらっしゃるそうですね。

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中でも、患部に圧縮された空気の衝撃波を当てる圧力波治療器は、まだ取り入れているクリニックは少ないのではないかと思います。こちらは、テニス肘や足底腱膜炎、石灰化した肩の痛み、膝下の痛みなど慢性化した痛みに使用しています。このため、従来行っていたステロイドの注射の数を減らすことができると考えています。適用のある患者さんには、第一選択肢として積極的に使っていますね。この治療法だけでなく、当院の物理療法は基本的に保険診療の範囲で行っています。

漢方内科でさまざまな症状に対応

整形外科で漢方内科も標榜しているのは珍しいのではないでしょうか。

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そうですね。整形外科の治療をしていると、どうしても鎮痛剤を使っても痛みがとれないという患者さんがいらっしゃるんです。そこで精神科系のお薬を出すのもためらわれて、他にいい方法はないものかと探っているうちに漢方薬に行き着きました。実際に処方してみたところ、治療がうまく進むことがあって。本格的に診療に取り入れようと、しっかり勉強をするために千葉大学医学部附属病院の和漢診療科で研鑽を積み、漢方専門医の資格をとりました。現在は整形外科だけでなく、消化器内科、婦人科、皮膚科、精神科の治療でも漢方薬を処方しています。自分の診療に幅を持たせてくれている実感がありますね。例えば長い間医師にかかっているけれどなかなかよくならない、西洋薬が効かないと悩まれている方は、漢方薬が適している場合もありますので、ぜひ一度ご相談ください。

漢方に精通するだけでなく、ドクターヘリでの出動経験があるなど経歴が多彩ですね。

医師になりたての頃は一刻を争う緊迫した状況での診療にやりがいを感じて、いくつかの三次救急病院に勤務していました。ちょうどドクターヘリが導入され始めた頃で、伊豆にある順天堂大学医学部附属静岡病院でヘリに乗っていました。骨盤を骨折したり、足がブラブラになってしまったり、地域医療では出会わないような重症のケースをたくさん診ました。通常の整形外科の外来診療も担当しつつ、そういった命に関わるようなケガをした患者さんにも対応し、貴重な経験を積むことができたと思っています。一瞬の判断をする必要のあるときなど、今の診療にも役立っていますね。漢方の勉強を始めたのはその後です。若い頃のいろいろな経験が今に結びついているように思います。

医師としてどのようなことを大事にしていらっしゃいますか?

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患者さんは痛みを訴えておいでになりますが、その痛みが出た背景は一人ずつ異なります。ですから病名でひとくくりにするのではなく、どうしてこういうことが起こったのかを詳しくお聞きするようにしています。「特に何も思いあたらない」という場合でも「普段何かスポーツをしていますか」「どんなお仕事ですか」と生活環境や習慣まで丁寧に伺って、ダメージになるようなことがないか探っていきます。長時間の犬の散歩が膝によくなかったり、デスクワークや立ち仕事のせいだったり、赤ちゃんを抱っこしているためだったり。時にはご本人が当たり前だと思ってなさっていることの中に、痛みの原因が潜んでいることもあるんですよ。そういうなかなか表面には出てこないところまでしっかり拾って、痛みの緩和だけでなく、予防の意味も込めて生活指導をしています。生活環境やお体の状態など考え、お一人お一人に合わせたアドバイス、治療法を探していきたいですね。

スタッフの方が多いように感じます。

現在は受付などの事務、理学療法士、鍼灸師、看護師など10人いますが、リハビリ内容をさらに充実させるため今後2人増える予定です。スタッフが増えることでサービスの質の向上につながればうれしいですね。診療する際も、なるべく患者さんをお待たせしないように、医師が診療だけに時間を取れるよう気を配っています。カルテはもちろん僕が書きますが、医師以外でできること、事務的なパソコンへの入力などは同席する秘書が行っています。

痛みを抱える人のサポートをしたい

先生はなぜ医師を志されたのですか?

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福島で脳外科クリニックを開業している親戚がいて、その人の仕事に対する姿勢に憧れたのが大きいですね。人の命に関わる仕事はやりがいがあると思い、自分も医師になりたいと思うようになりました。親戚と同じ脳外科を含め外科志望でしたが、整形外科に進んだのは、自分が学生時代に柔道やラグビーといったスポーツをやっていて、ケガをしたのがきっかけです。腰と首にケガをして今も痛みがあるんですが、同じように痛みを抱えている人のサポートができればと思いました。整形外科は結果がわかりやすいのも、自分に合っているような気がします。患者さんが治療を終えて喜んでくださるときは本当にうれしいものです。

今もラグビーをされているのですか?

やっていたのは大学時代で、やめて20年ぐらいたちます。体もだいぶ衰えてきたのでもう無理でしょう(笑)。体が小さかったので、ポジションはスタンドオフでした。先日のワールドカップは日本の応援でかなり盛り上がりましたね。スポーツは好きでジムに通ってトレーニングをしていた時期もあるのですが、今は仕事が忙しく、時間がないのが残念です。

最後にこれからの抱負をお聞かせください。

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おかげさまで順調に患者さんも増え、近隣の方ばかりでなく、遠方から来院してくださる方もいらっしゃいます。これからも患者さんお一人お一人に合わせて、丁寧に診察をしていくつもりです。またいろいろな患者さんの幅広いニーズに応えられるよう、設備やスタッフはさらに充実させていきたいですね。

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