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山口 智 理事長、村上 亮介 院長、山口 和子 副院長の独自取材記事

やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック

(横浜市金沢区/京急富岡駅)

最終更新日:2026/04/23

山口智理事長、村上亮介院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック main

金沢区富岡のクリニックビレッジ内にある「やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック」。20台の共有駐車場があり車でのアクセスも便利だ。山口智理事長と村上亮介院長が耳鼻咽喉科、山口和子副院長が小児科を担当し、診療科の垣根を越えて包括的な医療を実践しているクリニックだ。子どもは小児科疾患と耳鼻咽喉科疾患を併発しているケースも少なくないが、すべて院内で診てもらえるのは忙しい子育て世代には助かるだろう。4児を子育て中でもある智理事長・和子副院長夫妻。そして、大学病院では鼻のアレルギー疾患を数多く診てきた村上院長。3人の診療にかける思いを、吹き抜けの心地良い院内で詳しく聞いた。

(取材日2025年11月22日)

小児科と耳鼻咽喉科がタッグを組み包括的な診療を行う

開業して6年。そもそもなぜ、この場所を選んだのですか?

山口智理事長、村上亮介院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック1

【智理事長】富岡は妻の生まれ育った町で、僕も車で約20分の横須賀市追浜の出身。2人にとってなじみ深い場所で地域の方々のお役に立てればという思いがありました。また、働きながら4人の子どもを育てるにはお互いの実家を頼ることもあり、ここなら行き来しやすいですしね。ただ、小児科と耳鼻咽喉科は重なる領域も多く、ある意味ライバルです。別々に開業するプランもありましたが、力を合わせたほうが強みになり、患者さんにより良い医療を提供できるのではと考えました。おかげさまで、今では数多くの方々にお越しいただいています。混雑緩和のため上郷に分院を立ち上げる運びとなりましたが、これも院長を任せられる村上先生と出会えたからこそです。

小児科と耳鼻咽喉科があるメリットはどのような点ですか?

【和子副院長】「One airway, one disease(一つの気道、一つの病気)」という考え方があります。空気の通り道である気道は、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支と続いていて、それぞれの疾患には相互関係があるんですね。院内に小児科と耳鼻咽喉科があり、複数の病気をシームレスかつ包括的に診られるのは理想的な環境ともいえます。例えば、気管支炎の患者さんはアレルギー性鼻炎を合併していることが少なくありません。子どもは鼻風邪から中耳炎になりやすいのですが、すぐに耳鼻咽喉科をご案内できます。
【村上院長】鼻風邪、喉風邪かと思って耳鼻咽喉科に連れてこられた子に肺炎や気管支炎の疑いが浮上することもあります。そんなとき、迅速に小児科にもかかれて、一つのクリニックで完結するのは患者さんにとって便利だと思います。

アレルギーにも力を入れているとか。

山口智理事長、村上亮介院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック2

【和子副院長】私たちは3人とも日本アレルギー学会アレルギー専門医資格を持ち、アレルギーの診断と治療に注力しています。特にお子さんは乳児湿疹からアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、喘息と次々に発症するアレルギーマーチを食い止めることが重要です。まず、小さなうちに皮膚のバリアをしっかりと整えておきましょう。また、食物アレルギーに関しては指先からごく少量を採血して行う検査も始めました。0歳児でもできるので、離乳食開始後に気になる症状があるときはご相談ください。
【村上院長】近年、お子さんの花粉症が増え続けています。抗アレルギー薬、点鼻薬・点眼薬、スギ花粉に対する舌下免疫療法などを一人ひとりに合わせて行っていますが、ご家族全員に処方することもできますよ。

先進の検査機器を駆使し、的確な診断と治療をめざす

小児科の特色を教えてください。

山口智理事長、村上亮介院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック3

【和子副院長】先進のエコー検査装置を診察室に置き、おなか、心臓、リンパ節など気になる部位をすぐに診られるようにしています。血液検査の結果も院内ですぐに出せるようにしました。じっとできるお子さんならば、エックス線で肺炎の検査も行います。心臓病に関しても、当院は学校心臓病検診の二次検査も行っているので、異常値が指摘されたときはいらしてください。そのほか、喘息を調べる呼気NO検査、弱視スクリーニング検査なども可能です。最近、小学校低学年でも片頭痛を訴えるお子さんが増えていますが、まれに脳腫瘍が隠れている場合もあるので、隣の脳神経内科と連携し速やかにMRI検査に進める体制も整えています。

耳鼻咽喉科にはどのような患者さんが来られますか?

【村上院長】0歳児から100歳近くまで、幅広い年齢層の方々がさまざまな訴えでいらっしゃいます。中耳炎や副鼻腔炎も多いのですが、診断や治療計画づくりに役立つ高性能耳鼻咽喉科用CTも備えています。中耳炎は子どもが中心とはいえ大人でもなり、再発予防のためにも重症化する前にしっかり治すのが大切です。繰り返すようならば、院内で鼓膜換気チューブ留置術を行うこともできます。副鼻腔炎は蓄膿症と呼ばれる慢性副鼻腔炎が大半ですが、カビによる真菌性副鼻腔炎、虫歯による歯性副鼻腔炎、歯性上顎洞炎などの可能性も否めません。耳鼻咽喉科用CTも活用して的確な診断に努め、歯科とも連携して治療につなげるよう尽力しています。また、高齢者の長引く喉の痛みは喉頭がんが隠れている場合もあるので、耳鼻咽喉内視鏡でのチェックも怠りません。

「聞こえ」の問題についても注力しているそうですね。

山口智理事長、村上亮介院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック4

【村上院長】毎週、火曜に補聴器に特化した外来を行い、必要に応じて言語聴覚士によるカウンセリング、補聴器の適合チェックと使い方の練習などを受けられるようにしています。補聴器メーカーの方も呼んで、不具合の相談なども受けつけています。補聴器は作っておしまいではなく、毎日どれだけ快適に使い続けられるかが重要です。音が聞こえにくくなる難聴は、年齢とともに誰でもある程度は見られるとはいえ、放置はお勧めできません。認知症の最大リスクともいわれているので、聞こえにくい・耳鳴りがする・耳が詰まった感じがするといった症状にお困りのときは、遠慮なく受診してください。一方、若年層でも罹患する突発性難聴は発症して1週間以内の受診が望ましいので、ためらわずに来ていただければと思います。

家族全員のかかりつけクリニックとして健康を見守る

クリニック全体で大切にしていることは何ですか?

山口智理事長、村上亮介院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック5

【和子副院長】大学病院などに所属しながら非常勤で診療にあたる先生方も含めて、みんなで大切にしているのは「患者さんファースト」です。看護師、助手、事務、受付などのスタッフたちは小児科、耳鼻咽喉科の垣根もなく一つのチームとして動いていますが、同じ思いでいてくれるのでとても心強いです。「少しでも患者さんに心地良く過ごしてほしい」というのは全員の願いで、日々、院内を改善しています。例えば、小児科側の待合室にはカーテンつきの授乳スペースやおむつ替えシートを設置。感染症の疑いがある方は別の動線にして、予防接種や健診の方も安心して受診できるようにしました。

今後の展望についてお聞かせください。

【村上院長】花粉症などのアレルギー性鼻炎で投薬治療だけでは不十分な方もいるので、日帰りでできるレーザー治療を始めたいと思っています。また、嗅覚障害に関しても周知していきたいです。新型コロナウイルスの感染拡大以降、急速に注目されるようになりましたが、実は感冒後の嗅覚障害は昔からある疾患です。視力や聴力ほどクローズアップされにくいとはいえ、嗅覚も決して軽視できません。食事の楽しさ、アロマなどの香りがある豊かな生活を満喫するのみならず、ガス漏れやガソリン臭などを嗅ぎ分ける嗅覚は危険察知にも関わる感覚です。趣味や生活の質だけではなく、安全性にも関与しているといっても良いでしょう。しかし、他人から指摘されることはめったになく、自分でも気づきにくいのが嗅覚障害です。少しでも違和感があれば早めに受診してください。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

山口智理事長、村上亮介院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック6

【和子副院長】情報が氾濫する中での子育てはストレスも多いと思います。「もしかして発達障害?」などと不安がよぎっても「子どもはそんなもの」と励ましてくれる近所のおばさんはもはやいません。いたとしても声をかけにくい時代です。心配ばかりで子育てがつらくなったときも、一度来てください。4人の子を育てて、膝に乗ってくれるのは一瞬と実感しています。かけがえのない時間を楽しめるよう全力でサポートします。
【智理事長】耳鼻咽喉科は分院とカルテを共有し、患者さんの都合次第でどちらに行っても変わりなく診療を受けられるようにしています。2院の休診日をずらし、日曜以外はこのエリアの健康を見守れる体制もつくりました。お子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、3世代のかかりつけ医としてお役に立てればと思っています。