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山口 智 院長、山口 和子 副院長の独自取材記事

やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック

(横浜市金沢区/京急富岡駅)

最終更新日:2024/04/11

山口智院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック main

2019年、山口智院長と山口和子副院長が夫婦で開業した「やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック」。その名のとおり、智院長が耳鼻咽喉科を、和子副院長が小児科を診る体制だ。聞こえの問題に悩む高齢者や、風邪や夜尿で悩む子どもなど、多くの地域住民が受診する。「患者さんに最善の医療を提供できるよう、普通のことを丁寧にやっているだけ」と智院長。「お子さんがつらそうなときや、親御さんがつらくなりそうなとき、気軽に立ち寄って相談できる存在でいられたら」と、和子副院長。大学病院や総合病院で専門的な医療を担ってきた二人だからこそ体現できる、地域医療のめざすべき姿だろう。患者の悩みにも、回復の喜びにも、自分のことのように向き合う同院の扉は、地域に向けて今日も開かれている。今回は、二人に同院の特徴を聞いた。

(取材日2023年12月16日)

生まれ育った土地に近い場所で、地域医療に貢献したい

お二人とも、地元がお近くだそうですね。

山口智院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック1

【智院長】僕の実家は横須賀市の追浜で、ここから車だと20分くらい。妻の実家は、ここから徒歩数分の場所にあるんですよ。ですから、この地域には以前から親しみがあり、お住まいの方や求められる医療の傾向もある程度把握していました。ファミリー層が多く比較的高齢化が進む地域で、働き盛りの方は職場近くのクリニックにかかることが多いため、幅広い年齢のお子さんと高齢の方が多くいらっしゃるだろうと思っていたんです。
【和子副院長】患者さんの層は想像していたとおりですね。開業から4年がたち、開業当初の患者さんの中には小児科を卒業する年齢に近づく子も増えてきました。その子たちと入れ替わるように生まれたばかりの赤ちゃんが来てくれて、いつも活気に満ちているのはうれしいことです。

各診療科で多く見られる疾患について詳しく教えてください。まず、小児科ではいかがですか。

【和子副院長】赤ちゃんは健診や予防接種が中心。園や小学校に通うようになると、風邪などの感染症、喘息などの慢性疾患や夜尿症などが増えてきます。中学生になると、だるさやめまいなどがあって思うように起きられない起立性調節障害のお子さんも来院されますね。お子さんの胃腸炎や風邪がうつって、家族みんな調子が悪い場合は、親御さんの診療も一緒に行います。親御さんはつい自分を後回しにしがちですから、気軽に声をかけてほしいですね。また、日本アレルギー学会アレルギー専門医として長年臨床に携わってきた経験を生かして、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、喘息などのお子さんに対する治療とアドバイスも行っています。食物アレルギーのお子さんには、食物経口負荷試験で原因と考えられる食べ物の特定につなげ、食事指導なども行います。

特に注力している治療はありますか?

山口智院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック2

【和子副院長】夜尿症の治療です。夜尿に悩む子はたくさんいるのですが、おねしょをしていることを恥ずかしく感じて、ご家庭の中だけで抱え込んでしまうケースが目立ちます。おねしょは体が未熟であるがゆえに起こる症状であり、治療できる病気であることを知らず、孤独に戦っている親子が多いのです。子どもの気持ちの持ちようで改善をめざせる問題ではなく、しかっても意味がありませんから、早めに小児科にご相談いただきたいですね。治療にかかる時間はその子によりますが、薬物療法やアラームを使ったトレーニングを組み合わせることで改善をめざします。

全年代が気持ち良く受診できるよう、工夫して診療

耳鼻咽喉科についても、よくある疾患や主訴についてお聞かせください。

山口智院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック3

【智院長】耳鳴り、耳の痛み、鼻詰まり、喉の痛み、声がれなどの日常的な症状が大半を占めます。子どもの鼻風邪は鼻水を吸うと楽になることが望めるのですが、吸われるのが苦手な子も多いと思います。そのため私とスタッフで「すごいね、できそうだね!」「えらいね!」と褒めに褒め、子どもの自尊心をくすぐりながらさっと吸引するようにしています。終わった後も全力でいたわって、子どもが耳鼻咽喉科に苦手意識を持たないような治療を心がけていますね。副鼻腔炎・中耳炎には、首・顎まで診られるCTを使って詳しい検査を行えるようにしています。

中でも注力している治療があれば教えてください。

【智院長】高齢の方の聞こえの問題には、きめ細かな治療を行っています。人の話を聞き返すことが増えたり、会話が聞き取りにくく輪に入りにくいと感じたりしたら、生活に影響を及ぼす前にまずはご相談ください。当院では、週に1回補聴器の外来を設けて必要な検査に対応するほか、言語聴覚士さんによるカウンセリングや補聴器の適合チェック、使い方の練習などを実施します。待合室には高齢の方専用のシルバーシートもありますから、ゆったりとお待ちいただけます。

シルバーシートだけでなく、院内外にさまざまな配慮がなされている印象です。

山口智院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック4

【和子副院長】待合室の小児科側には、おむつ替えシートとカーテンつきの授乳スペースを作りました。仕切りで囲まれていますので、安心してご利用いただけると思います。また、感染症対策用の出入り口を設け、感染症の疑いがある患者さんは別の導線で診療できるようにしました。予防接種や健診の方にも、安心して来ていただきたいですね。
【智院長】駐車場が広いので停めやすく、感染症が気になる方は車の中でお待ちいただけます。当院でできる限りの検査を高品質で提供できるように、機器も先進のものをそろえました。子どもの喘息の評価に役立つ呼気NO検査や小児科で主に起立性調節障害の子の心拍数や血圧の変化を診るための心電図のほか、エコーも導入しています。

耳鼻咽喉科と小児科の連携プレーも大切に

耳鼻咽喉科と小児科が1つのクリニックで診られることで、どのような利点がありますか。

山口智院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック5

【和子副院長】鼻風邪で小児科にかかったお子さんが自分で鼻をかめない年齢の場合、耳鼻咽喉科に託して鼻水を吸引してもらうことができます。逆に、中耳炎だと思って耳鼻咽喉科を受診した子が、上気道症状だけでなく肺炎などの下気道症状を併発していて小児科の受診が必要なことも多いのです。こうしたとき、再び別のクリニックの予約を取り直して説明をしなくても、院内で受診する診療科をコントロールできるのは患者さんにとって大きなメリットだと思います。
【智院長】病気のお子さんを連れて耳鼻咽喉科と小児科を行き来しなければならないのは本当に大変。耳鼻咽喉科と小児科、どちらに行けばいいのか悩むお父さん、お母さんも多いでしょう。私たちも、家に帰れば4人の子どもを持つ親ですからよくわかります。この診療体制によって、皆さんの負担や不安を少しでも軽くできたらいいですね。

親の目線を持って診療してくださっていて、とても心強いですね。診療のやりがいはどんな時に感じますか。

【和子副院長】私が小児科を選んだのは、未来に向かう子どもたちのための医療だから。健康な子も病気の子も診られますし、お母さん、お父さんと一緒に子育てをして、成長を見守っていけるところに面白さがあると思います。
【智院長】人の役に立てる職業に就きたいと思って考えたいくつかの選択肢の中で、最もしっくり来たのが医師でした。軽傷から重傷まで診ることができ、手術にも携われる診療科であること、大好きな子どもの診療もできることが耳鼻咽喉科を選んだ大きな理由でしたから、患者さんの近くでさまざまな主訴に対応できる今の診療には日々やりがいを感じています。

ありがとうございました。最後に、今後の展望と地域の皆さんにメッセージをいただけますか。

山口智院長、山口和子副院長 やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック6

【和子副院長】病気に限らず、子育てで何か困ったことがあったら、「あ、あそこがあったな」と思い出してもらえるクリニックでありたいです。「ミルクの量はこれでいいのかな」「かんしゃくがひどいけど、どうしたらいいんだろう」とか……。子育てをしていると、さまざまな悩みにぶつかりますよね。一緒に解決の糸口を探していきますので、どうぞお気軽にご相談ください。
【智院長】耳鳴りやめまい、嚥下障害などは、脳神経外科の疾患が原因で起きていることがあります。脳神経系疾患の疑いがあれば、隣接している脳神経クリニックと連携して速やかに対応しますので、安心して受診なさってください。地域の方が顔を合わせることで健康であることを確認し合えるような、「集いの場」であり続けたいと思っています。

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