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山口 智 院長、山口 和子 副院長の独自取材記事

やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック

(横浜市金沢区/京急富岡駅)

最終更新日:2020/04/01

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京急富岡駅の西口から徒歩約11分の場所にある「やまぐち耳鼻咽喉科・小児科クリニック」は、2019年開業。カンガルーがシンボルマークだ。院長の山口智先生が耳鼻咽喉科を、副院長の山口和子先生が小児科を担当している。明るい光が差し込む待合室はゆとりあるスペースで、ゆったりとした開放的な空間。少しの待ち時間でもくつろげるように、できる限り広くしたという。自身が生まれ育った地元に開業することで地域に貢献したいという2人に、めざすクリニックのあり方や地域医療への思いなどを聞くことができた。
(取材日2019年11月13日)

耳鼻咽喉科と小児科が受診でき、通院の負担を軽減する

1つのクリニックに耳鼻咽喉科と小児科があるのは、珍しいのではありませんか。

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【智院長】お子さんが小児科にかかるケースの大半は、鼻風邪なのです。ただ小さなお子さんは鼻をかめないので、鼻水を吸引するために耳鼻科を紹介されることも少なくありません。また鼻風邪だと思って小児科を受診したら、「中耳炎の疑いがあるので、耳鼻科に行ってください」と言われることも、よくあります。逆に中耳炎だと思って耳鼻科に行ったら、上気道症状だけでなく、肺炎などの下気道症状を併発していたりするケースもあります。そうなると耳鼻科では対応できませんから、小児科に行ってもらうことになります。病気のお子さんを連れて耳鼻科と小児科を行き来しなければならないのは本当に大変ですし、耳鼻科と小児科、どちらに行けばいいのか悩むお母さんも多い。その負担や不安を、少しでも軽くしたかったのです。

現在の場所に開業した理由を教えてください。

【智院長】地元の医療に貢献したかったからです。僕は実家が横須賀市の追浜で、ここから車だと20分くらい、妻の実家は、ここから徒歩でも数分の場所にあるんですよ。ですから、この周辺にはどのような人が住んでいて、どんな医療が求められているのか、リサーチしなくてもわかります。お勤めの方は勤務先に近い医療機関に通えますから、地域の病院や診療所に行くのは、ご高齢の方かお子さんが中心です。耳鼻咽喉科は花粉症などアレルギーの患者さんも多いと思いますが、ここでは耳の聞こえに悩む高齢者の方や鼻風邪のお子さんなどが中心になるだろうと思っていました。実際、そういう患者さんが多く来院されていますね。

開院にあたって、こだわった設備などはありますか。

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【智院長】この辺りは車で移動する人が圧倒的に多いので、まず駐車場が広いこと。隣接する脳神経外科と共用ですけれど、駐車スペースが道路に面していないので女性でも駐めやすいと思います。また耳鼻咽喉科と小児科があるので、それぞれの患者さんが、くつろげる空間にするために待合室はできるだけ広くしたつもりです。
【和子副院長】待合室の小児科側には、おむつ替えと授乳のスペースがあります。それぞれ仕切りで囲まれていますし、授乳スペースにはカーテンがあって外からは見えませんので、安心してご利用いただけます。

患者や家族と信頼関係を構築し納得の治療を提供したい

お二人は、なぜ医師を志したのですか。

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【和子副院長】父が内科の医師で、患者さんに「ありがとう」と言われるのを見て、「自分が一生懸命やったことで感謝される職業っていいな」と思ったのがきっかけです。小児科を選んだのは、未来に向かって育てる医療だから。健康な子も病気の子も診られますし、お母さんたちと一緒に頑張ったり成長を見守ったりできるのが魅力ではないかと思います。
【智院長】私は医師の家系ではないのですが、人の役に立てる職業に就きたいといくつかの選択肢を思い浮かべた中で、最もやりがいがあるのではと感じたのが医師でした。耳鼻咽喉科を選んだのには、いろいろ理由があります。軽傷から重傷まで診たかったし、手術もしたかった。子ども好きなので、子どもも診察したい。そしていずれは開業して、患者さんの近くでその人に必要な医療を提供したい。それには耳鼻咽喉科だという結論に達して、現在に至ります。

診察の際には、どのようなことを心がけていらっしゃいますか。

【智院長】患者さんのお話をよく聞くようにしています。心配していること、不安に思っていることをきちんと把握し、満足していただける診療をするためです。また来院しやすい雰囲気づくりも心がけています。お子さんは嫌な思いをしたら、クリニックに行くこと自体を嫌がってしまいますよね。保護者の方だって、お子さんが自分から「あの先生の所に行く」って言われたほうが連れて行きやすいじゃないですか。高齢の方にとっては、当クリニックが「集いの場」になれればいいと思っています。ここに来て治療をするだけではなく、患者さん同士で話をしたり、通院できたりすることが、健康のバロメーターになればと。待合室を広くした理由の1つに、そんな思いもあるのです。

副院長はいかがですか。小児科は親御さんとも接する機会も多いですよね。

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【和子副院長】できるだけ余計なことはせず、薬も最小限にしたいと思っています。どうしてもつらいところは楽にしてあげたいので相応の処置はしますが、治す力や免疫がつくのも成長の1つですからね。そこで重要なのが、親御さんとの信頼関係です。例えば風邪をひくと抗生物質をお願いされることも多いのですが、風邪の8割から9割はウイルス感染ですから、必要のない場合もあります。親御さんとの信頼関係があれば「今の段階で抗生物質はいらないけれど、何日後に来てください」と言えば、理解いただけるのです。ですから、お互いに信頼しあう関係を築けるように心がけています。

地域医療をサポートする、身近なクリニックをめざす

開院したばかりですが、どのようなクリニックにしたいとお考えでしょうか。

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【智院長】地域に密着したクリニックとして、皆さんの手助けがしたいです。例えば耳の聞こえが悪くても、補聴器を使えば日常生活を普通に過ごせる方もいらっしゃいます。でも補聴器を購入するために販売店に行くのは大変じゃないですか。ですから、ここで購入や調整ができるようにしました。小さなことかもしれませんが患者さんのためになることは、どんどん実現したいと思っています。
【和子副院長】病気に限らず、何か困ったことがあったら、ぽっと頭に浮かぶようなクリニックをめざしたいですね。お子さんの年齢によって、いろいろな悩みがあると思うんです。「ミルクが足りているのかな」からはじまり、「チックが出たけど、どうしよう」、「学校に行きたがらないんだけど、困ったな」とか。そんなときに「あそこだったら、何か解決の糸口があるかもしれない」と思ってもらえる身近な存在でありたいです。

お忙しい毎日だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか。

【智院長】子どもの相手しかしていないですね(笑)。わが家には、7歳の男の子、5歳の女の子、3歳の男の子、0歳の女の子がいます。普段はなかなか遊んであげることもできないので、休日は妻とともに子どもたちと過ごす時間を大切にしています。みんなまだ小さいので、それなりに体力も必要ですが、子どもたちといるだけでリフレッシュできていると思います。
【和子副院長】私たちも子育ての真っ最中なので、保護者の方の苦労も不安もわかります。今は小児科の診療が水曜日の午後と土曜日に限られていますけれど、2020年の4月からはフルタイムでクリニックにいる予定です。ですから少しでも気になることがあったら、気軽にご相談ください。

それでは最後に、地域の皆さんや読者へのメッセージをお願いします。

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【和子副院長】大学の付属病院など大きな病院で勤務していた時代には、複数の医師がチームとなって患者さんを診ていました。開業した今は私と院長が連携して、チーム医療を行っています。病院に比べれば小さなチームですが、その分、患者さんに寄り添った、私たちにしかできない医療ができると思うのです。ですから、いつでも気軽にいらしてください。
【智院長】耳鳴りやめまい、食べ物が飲みにくい嚥下障害などは耳鼻咽喉科の領域ですが、これらの症状は脳神経外科の疾患に起因している場合があります。当クリニックは隣接している脳神経クリニックと連携していますので、診察の結果、脳神経系疾患の疑いがあれば、迅速に対応します。ですから少しでも気になったり、症状が長引いたりするようであれば、一度ご相談ください。今後は周辺にある他科のクリニックとも密接に連携を取って、地域の医療チームとして皆さんのお役に立ちたいと思っています。

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