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田口 修一郎 院長の独自取材記事

南流山プラネット歯科クリニック

(流山市/南流山駅)

最終更新日:2025/09/10

田口修一郎院長 南流山プラネット歯科クリニック main

南流山駅から徒歩約10分の「南流山プラネット歯科クリニック」は、2019年開業以来、地域に根差した診療を行っている。外観・内装は「プラネット」の名のとおり宇宙をテーマとし、院内はまるで宇宙船に乗り込んだかのような非日常空間である。このデザインには、小さな子どもにも「楽しく通ってほしい」という田口修一郎院長の想いが込められている。田口院長は、日本大学松戸歯学部を卒業後、訪問歯科で高齢者の口腔環境を目の当たりにし、若年期からの予防の重要性を痛感。現在は家族で通える診療体制を整え、土日診療やSNSでの治療計画共有など、利便性向上にも努めている。「地域の子どもの虫歯ゼロをめざすことが将来の健康につながる」と語る田口院長に、その取り組みと想いを聞いた。

(取材日2025年8月8日)

開業時から変わらぬ理念と進化する診療体制

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

田口修一郎院長 南流山プラネット歯科クリニック1

父が獣医師だったので、なんとなく自分も獣医師になるのかな……と思っていたんです。でも実際の仕事はよく知らなくて。飼い犬が体調を崩すと父が病院に連れて行き、元気になって帰ってくる。その様子は見るけれど、自分は中で何が行われているのかわからないまま。「本当に自分は獣医師になりたいのか」と迷って考えていくうちに、これならやってみたいと思えたのが歯科医師でした。私は小さい頃から虫歯が多く、矯正も受けたことがあります。自分と同じように歯のことで困っている人の力になりたいと思いました。実際、歯科医師になってとてもやりがいを感じています。食べることは生きることそのものです。健康に生きていくために歯は大切なもの。それを守るのが歯科医師の使命であり、その考えはスタッフ全員とも共有しています。

南流山に開業した理由と患者さんの歯科意識の変化についてお聞かせください。

出身大学が日本大学松戸歯学部で、ここから車で10分ほどの所です。この辺りは先生方や友人も多く住んでいたこともあり、大学時代からとてもなじみ深い場所なんです。愛着もあり土地勘もありましたので、ここで開業いたしました。南流山は開業当初から歯科意識が高い地域ですが、近年は予防や健康、見た目への関心がさらに高まっています。当院は30〜40代が最も多く、そのお子さんの来院も多く見られます。家族ぐるみで予防や定期メンテナンスを続ける方が増え、45歳以降では歯周病予防の重要性を理解して通院される方が増加しています。美しさと機能性を求めて矯正やホワイトニングを希望される方も多く、子どもの虫歯ゼロをめざす目標は今も変わらず続けています。

診療環境で進化した点はありますか?

田口修一郎院長 南流山プラネット歯科クリニック2

大きな理念や診療方針は開業当時から変わりませんが、体制やサービス面では少しずつ進化しています。診療体制は常勤歯科医師2人が中心となり、日曜や混雑時には3人で対応できるようになりました。以前は曜日ごとに先生が入れ替わることもありましたが、固定メンバーが多くなったことで、患者さんともよりじっくり信頼関係を築けています。スタッフもおよそ20人に増え、歯科衛生士やトリートメントコーディネーターが連携して診療を支えています。設備面ではSNSを活用し、予約確認や質問への対応に加え、希望者には治療計画をデータでお渡しできるようになりました。スマホでいつでも確認できることで、患者さんの安心感にもつながっています。

予防から先進治療まで、幅広くサポート

最近増えている治療や診療の傾向について教えてください。

田口修一郎院長 南流山プラネット歯科クリニック3

これまでの虫歯治療や歯周病治療は変わらず多いですが、近年はインプラント治療や矯正を希望される方が増えています。40代以降になると歯を失うリスクが高まりますが、その際にブリッジや入れ歯だけでなく、インプラントを選択肢として考える方が増えてきました。テレビCMなどで認知が広がったこともあり、「怖くないですか?」「痛くないですか?」といった質問も多くいただきます。矯正は見た目の改善が期待できるだけでなく、清掃性向上によって虫歯・歯周病予防にもつながり、小児期から取り組むケースも増えています。ホワイトニングも年齢・性別問わずニーズが高まっていますね。

唾液検査を行っていますが、これはどのような目的で行っているのですか?

唾液検査は基本、歯周病治療を受ける方に行っています。初診後、歯周病治療やクリーニングの前に実施し、口腔内の細菌の種類や量、唾液の性質・分泌量などを調べます。虫歯や歯周病のなりやすさには体質的な差があり、同じように磨いていても結果が異なる場合があります。この検査によってリスクを数値化し、患者さん自身が「なぜ自分は歯周病になりやすいのか」を理解できることが大きな利点です。結果は歯科衛生士やトリートメントコーディネーターが丁寧に説明し、ブラッシング方法や生活習慣の改善点を具体的にご提案します。さらに、歯並びや噛み合わせなど、唾液以外の要因が関わる場合は、それに応じた治療計画も検討していきます。

トリートメントコーディネーターの役割について教えてください。

田口修一郎院長 南流山プラネット歯科クリニック4

トリートメントコーディネーターは、患者さんと診療スタッフをつなぐ「橋渡し役」であり、治療方針や選択肢を理解しやすくするための重要な存在です。診療台の上では緊張して質問しにくいことも多く、「かぶせ物の種類や費用について詳しく知りたい」「分割払いはできますか?」といった細かな相談も受け止めます。また、治療の必要性を説明するだけでなく、「なぜこの順序で進めるのか」「将来のために今どんな準備が必要か」まで踏み込んで話すことで、患者さんが納得して前向きに治療に臨める環境をつくります。さらに、インプラント治療や矯正など長期にわたる治療では、経過や検査結果を整理して共有し、モチベーションを保つサポートも行っています。こうした存在がいることで、診療効率が高まり、結果として患者さんの満足度や通院を続けやすい環境づくりにもつながっています。

虫歯ゼロの未来へ、地域とともに歩む

地域での取り組みや活動について教えてください。

田口修一郎院長 南流山プラネット歯科クリニック5

当院は土日も診療を行っており、急な歯の痛みやお困り事にもできる限り対応しています。歯科医師としての活動はクリニックでの治療だけではありません。学校や幼稚園での歯科健診、歯科医師会を通じた休日診療、介護認定審査など、地域社会に貢献する活動を幅広く行っています。近年は、高齢化に伴い、お一人で亡くなられる方が増え、数日たって身元がわからなくなってしまうケースもあります。そのような場合、歯科医師は歯の記録や状態から身元を特定するお手伝いをします。また、SNSでの発信も行っています。院内の雰囲気だけでなく、日常的な歯に関する情報もお伝えしているので、受診のきっかけになればと期待しています。こうした活動は普段の診療とは異なりますが、地域で困っている方がいれば力になりたいという想いから取り組んでいます。

スタッフとの関係やチーム医療で意識していることはありますか?

現在は20人を超えるスタッフが在籍し、それぞれの役割を持ちながら、互いに協力して前向きに働ける環境を大切にしています。人数が増えたことで院内はさらににぎやかになり、日々の診療も笑顔や会話があふれる明るい雰囲気です。私は「予防の重要性」という芯の部分だけはぶらさずに示し、日々の運営や工夫はスタッフの自主性に任せています。それぞれがやりたいことや思うことを出し合い、意見交換を重ねながら進めるほうが、チームとしての力が出ると感じています。月1回のミーティングや勉強会で情報共有や学び合いの場を設け、誕生日などの行事もみんなでお祝いします。こうした時間を重ねることでお互いの距離が近くなり、信頼関係も深まって、私自身も毎日楽しく診療に臨めています。

虫歯ゼロへの歩みと今後の展望をお聞かせください。

田口修一郎院長 南流山プラネット歯科クリニック6

当院は、開業時と変わらず「流山市の子どもたちの虫歯ゼロ」という大きな目標を掲げ、地域全体の口腔健康の向上に力を注ぎます。これは、私が訪問歯科診療を通じて人生の最終局面で歯に苦労されている方々を目の当たりにして、「もっと早く予防しておけば」という思いを強くした経験があり、幼少期からの予防が何よりも大切だと確信しているからです。幸い、地域の取り組みや親御さんの高い意識により、近年お子さんの虫歯は減少傾向にあり、この目標達成に向けて前向きな変化を感じています。虫歯が少なくなった今後は、歯を失う最大の原因である歯周病の予防・治療にも力を入れ、一生涯ご自身の歯で快適に過ごせるよう、包括的な予防ケアで患者さんを支えてまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント手術/35万2000円〜、小児矯正/33万円、受け口の矯正/5万5000円、成人矯正/70万円、セラミックの詰め物/3万8500円~、セラミックのかぶせ物/9万9000円~、ホワイトニング/11万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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