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新井 咲千子 院長の独自取材記事

ジョイ歯科クリニック

(大阪市浪速区/大国町駅)

最終更新日:2019/10/29

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大阪メトロ各線・大国町駅から徒歩約3分、JR今宮駅から徒歩約7分。複数の路線からアクセスの良い場所に「ジョイ歯科クリニック」はある。先代の「奥田歯科医院」を改装し、2019年9月20日にリニューアルオープンしたばかりだという同クリニックを営むのは、優しく朗らかな雰囲気が印象的な新井咲千子院長。完全バリアフリーの院内はやわらかくソフトな色調で統一され、開業から1ヵ月足らずの取材日には、開業祝いのコチョウランやバルーンも飾られていた。今回は「患者さんと丁寧に信頼関係を築き、長くお付き合いしてもらえる歯科クリニックをめざしたい」と語る新井院長に、開業の経緯や診療において大切にしていること、今後の展望まで幅広く話を聞いた。
(取材日2019年10月16日)

大国町でリニューアル開業。女性院長が営む歯科医院

パステルブルーの壁が美しいすてきなクリニックですね。2019年9月に開業したばかりと伺いました。

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ありがとうございます。この建物はもともと、私の祖父が「奥田歯科医院」を開業し、祖父亡き後は私の母が院長として診療していた場所なんです。しかし古い建物であったこと、そして母が高齢になってきたことから、きれいに工事をして「ジョイ歯科クリニック」としてリニューアルすることにしました。リニューアルに際しては、近隣の方に知っていただけるように看板を大きくしてもらい、診察室の壁の色はティファニーブルーをイメージしています。クリニック名の「ジョイ」は、「女医」と英語で喜びを現す「JOY」をかけています(笑)。いわばダジャレなのですが、診療するのが私と母の女性歯科医師だけなので、そこも当クリニックの特色の1つかなと思ったんです。

開業に至った経緯を教えてください。

いろいろなタイミングが一致したから、ですかね。まず1つは奥田歯科医院の老朽化と継承について考えるべき時期に来ていたということ。それと私に自由な時間が増えて、開業のために動けるようになったタイミングだったんです。私は1995年に朝日大学歯学部を卒業し、すぐに結婚・出産を経験。1人目の育児がある程度落ち着いてから、歯科医師として勤務を始めました。外来診療を行う歯科医院への勤務と訪問歯科診療の仕事をかけ持ちするなどしてキャリアを積んできましたが、ここ数年、子育てがひと段落して自分の時間を持てるようになってきたんです。今なら開業に向け動けると思い、祖父と母が営んできた歯科医院のリニューアルと開業を決めた、というわけなんです。

幼い頃から、歯科医師をめざしておられたのでしょうか?

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確かに祖父も両親も歯科医師で、幼い頃から周囲の身近な大人の多くが歯科医師という状況だったのですが、私自身は特に歯科医師になろうと決めていたわけではないですね。私が歯科医師になろうと決めたのは、高校生の時です。先の進路を考えるにあたり、母は私に「精神的自立は経済的自立とともにあり、女性も経済的に自立していかなければならない」と話し、「どう経済的に自立しようと思っているの? 手に職をつけたほうが良いのではないか」と言ってきました。私にはこのアドバイスが妙に腑に落ちて、納得できたんですよね。それで、ゆくゆくは両親いずれかの歯科医院を継承するんだろうなという漠然とした将来像も持ちながら、歯科医師への道を選びました。

丁寧な説明・対応で、患者との信頼関係の構築をめざす

開業から1ヵ月ほどですが、どのような患者さんが来院されていますか?

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母が院長をしていた時代から来てくださっている高齢の方をはじめ、若い方、お子さんも少し来てくれています。診察室の壁にかけている絵も、母の時代からの患者さんが開業祝いに贈ってくださったものなんですよ。主訴としては高齢の方なら義歯の相談や調整、成人している方なら虫歯治療や親知らずの相談、お子さんなら虫歯やフッ素塗布など予防的措置のために来られる方が多いです。特に義歯の作製・調整は、勤務医時代に訪問歯科診療をしていたこともあって、たくさん経験を積んできましたので得意です。あとは地域柄なのか、外国の方も結構来院されています。対応は普通に日本語ですが、通院して治療を続けてくださっていますよ。

先生が患者さんと接する上で、大切にしていることを教えてください。

ひと言でいえば「押しつけない」ということでしょうか。私たち歯科医師が考える最善の治療法と、患者さんご自身が考える最善の治療法が必ずしも一致するとは限りません。だからといって、こちらが考える「正しい」治療法を押しつけても、患者さんに納得いただけないばかりか、強い不信感をも抱かせてしまいますよね。ですから私は、歯科医師の役目は診療だけでなく、まず患者さんの声にしっかりと耳を傾けて悩みや要望をお聞きすることと、信頼関係を築いた上で現状や治療の選択肢について丁寧にご説明して、ご本人が納得できるかたちで治療法を選んでもらえるようにすることだと思っています。

患者さんとの信頼関係の構築を、大切に考えておられるのですね。

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信頼関係こそ、患者さんと良いお付き合いを長く続けていく上で最も大切なことですからね。勤務医だった頃は、院長の方針によっては「とにかく迅速な診療を」と、求められることもありました。でも人間同士ですから、歯科医師と患者だからといって診療時だけ事務的なコミュニケーションを取るのも、何か違う気がするんです。今はせっかく自分のクリニックを開業したのですから、来てくださる患者さんと良い信頼関係を築き、何かあったときに頼っていただける存在をめざしたい。そのために、できるだけ丁寧にコミュニケーションを取っていきたいと思っています。

訪問歯科診療にも対応し、医療で地域に貢献していく

今後の展望についてお聞かせください。

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クリニックの運営を安定させるとともに、勤務医時代にも経験した訪問歯科診療を早く開始できるようにしたいです。すでにポータブルのエックス線検査機器など機材の用意はしてあるのですが、まだ実際の診療サービスを提供するには至っていなくて。当クリニックは完全バリアフリーで車いすの方にも来院していただけますが、高齢やご病気で、どうしても通院が難しいという患者さんもいらっしゃいますよね。訪問歯科診療は、そんな通院が難しい方の自宅や高齢者施設に伺い、歯科の検査や治療を提供するサービスです。準備が整い次第、個人宅や施設への訪問を開始したいと思っていますので、ご相談いただければと思います。

プライベートについてお聞きします。休日の楽しみや趣味は何でしょう?

私、趣味らしい趣味ってないんです。小さい頃から本を読むのが好きなくらいで。本であれば、その時好きなジャンルを中心に、常に2~3冊の予備を置いた状態で読み続けていられます。でも子どもが手を離れて時間ができたので、これはそろそろ趣味をつくらないとと考えるようになって。そこで最近は、中国の歴史書を読み始めました。なぜ中国の歴史書かというと、エピソード自体が奥深いですし、小説とか漫画とかいろいろな媒体で作品が展開されているので、長く楽しめそうだと思ったんですよね(笑)。でもまだ開業の業務でバタバタしていて、なかなか読み進められていないんです。

最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

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当クリニックでは、虫歯や歯周病などの一般的な歯科診療をはじめ、口腔トラブルを防ぐための予防的な歯科治療、義歯の作製や調整まで、幅広い年代のお口の悩みに対応しています。難しい言葉で説明したり、納得できていない治療方法を押しつけることはいたしません。現状と治療の選択肢を口腔の専門家として丁寧にご説明した上で、患者さんご自身の選択をお手伝いさせていただきます。また準備が整い次第、ご自宅や施設へお伺いしての訪問歯科診療にも対応する予定です。いつでも、どんな方でもウェルカムです。何かお口に痛みや気になる不快感があるとか、往診してくれる歯科医師をお探しであれば、まずはしっかりお話を聞かせてください。

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