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中川 哲夫 院長の独自取材記事

中川歯科医院

(新宿区/新宿駅)

最終更新日:2021/11/15

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新宿駅中央西口・京王口から徒歩3分の「中川歯科医院」は1987年の開業以来、患者の歯を守ることをテーマに診療を続けてきた。院長の中川哲夫先生はこのコンセプトの実現をめざし、歯を削る量を最小限にとどめ、できる限り神経を残す手立てを考えた治療を大切にしている。常に患者の目線に立って寄り添う診療姿勢は、患者にとっても心強いだろう。全身的な不定愁訴も視野に入れた噛み合わせ治療にも力を入れているほか、数年前からはマウスピース型装置を用いた矯正にも注力している。「他院で神経除去や抜歯を勧められて、それでも歯を残したい人は相談してほしいです」と話す中川院長に、診療への思いや取り組みについて聞いた。

(取材日2021年7月6日)

長年の臨床経験を生かした噛み合わせ治療に注力

前回の取材から3年ほどになりますが、患者層などに変化はありましたか?

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噛み合わせの治療を希望する患者さんが多くなったと思います。その中には、肩凝りや片頭痛といった不調に悩んで整形外科に通っていたものの、いつまでも症状が改善されずに困っていたという方も少なくありません。噛み合わせがおかしい人というのは、自分では気がついていないだけで実はたくさんいらっしゃるんですよ。噛み合わせの悪さと肩凝りや頭痛、腰痛などの症状は関連していることも多いのですが、大抵の場合は皆さん歯科ではなく整形外科を受診してしまうんですね。整形外科で無理なけん引などをしてしまうと、顎関節症を引き起こす要因となってしまうこともあります。それを防ぐためにも、普段の診療で噛み合わせはしっかりとチェックして、問題があることがわかった場合には、ここできちんと対処することを常に心がけています。

噛み合わせの治療というのは、どのように行っていくのでしょうか。

噛み合わせがずれている場合は見ただけで大体わかりますが、どの歯が原因なのかは患者さんの歯を指で触って確かめていきます。これは40年以上前から行っている方法で、原因となる歯を触ると痺れを感じることが多いと考えているんですよ。実際の治療としては、まず、歯の高さを合わせてから、マウスピース型の器具を使って顎のずれを正常な状態に戻していきます。ただ、顎の位置の変化で上下の歯の接触状態に不具合が起きてしまうことがありますから、そんなときは矯正を行ったりして調整していきます。仮に歯を削らなければいけない場合でも、数ミクロン単位の最小限にとどめるよう気をつけています。削る範囲を正確に決められるように、咬合紙を挟んでカチカチと噛んでもらうだけではなく、ここでも患者さんの歯を指で触って確かめるようにしています。

正しい噛み合わせには、どのようなメリットがありますか?

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これはもう、さまざまにあります。食べ物を噛みやすいというのはもちろん、まず挙げたいのが知覚過敏。知覚過敏の原因の多くは噛み合わせの異常によって特定の歯に負担がかかり過ぎているからだともいわれています。歯にかかる負担が分散できれば、知覚過敏だけではなく、歯茎の欠けや虫歯の予防にもつながります。また、噛み合わせは全身的な不定愁訴とも関連していると考えています。噛み合わせが合っておらず顎がずれることで全身のバランスが崩れてしまい、それがさまざまな体の不具合を引き起こしてしまっていることがあるのでは、ということですね。ですので、噛み合わせ治療においては全身を視野に入れて考えることが重要です。先日もある患者さんが、「1週間以上も全然眠れないのだけど歯が原因ではないか」と言って来院されました。臨床を重ねるほどに感じていることですが、噛み合わせの治療には本当に可能性を感じますね。

患者の歯を守るため、削る量は最小限に

先生が歯科医師を志した理由を教えていただけますか?

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歯科医師だった父の影響が大きいですね。ここから歩いて15分ほどの成子坂で歯科医院を営んでいたのですが、私が子どもの頃は忙しそうな仕事だなあという印象を持っていたくらいで、あまりピンとは来ていませんでした。医師を志した時期もあったのですが、「医学部に進むのであれば私立だったらお金は出さない」などと父に言われ、徐々に他の職業を考えづらい状況になっていったんです。うまく誘導させられたと言いますか(笑)。歯科医師になるまでは職業人としての父を知らなかったのですが、開業する前に父と一緒に7年間働いたことでそのすごさを思い知りました。父は当時80歳を超えていて、年でもあるし、私は正直なところ歯科医師としての技量に疑問を持っていたんです。ところが、診療姿勢、技術ともに素晴らしかった。理論以上に経験から得る技術が大切なのだということを教わりました。

開業して34年、これまでどのようなクリニックをめざして日々の診療に臨んできたのでしょうか。

患者さんの歯を守れるクリニックで在りたいと考えています。率直に言うと、歯科医師は患者さんの歯を下手にいじってはいけないと思っているんですね。「歯科治療」とは言いますが、実際には歯を削るほどに歯の寿命は短くなっていきますし、まして歯に栄養を届ける神経を取ってしまうと、さらに壊れやすくなってしまう。ですから、虫歯の治療を行うにしても削る量は最小限にとどめ、可能な限り神経を取らないことを大切にしています。当院には他院で神経の除去や抜歯が必要だと指摘された患者さんもご相談に訪れています。

歯を守るためには虫歯や歯周病を予防することも大切に思えます。

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そうですね。当院は予防にも力を入れていて、患者さんの生活習慣をお聞きして虫歯や歯周病にならないためにどう改善すれば良いか、どんなセルフケアを行えば予防の可能性を高められるかを歯科衛生士だけでなく、私自ら伝えています。食生活のアドバイスを行うこともありますよ。主に糖質の摂取を抑えることで、虫歯や歯周病の予防になるだけでなく、全身の健康状態まで影響することもあります。患者さんの様子を見て、積極的に食生活指導を行っていますね。また、仮に歯周病などによって抜歯を勧められた場合でも、生活習慣を改めることで抜かなくて済むこともたくさんあると考えています。例えば1日30分から1時間かけて、念入りに歯磨きに取り組んでいただくなど。私もどうにかして患者さんの歯を守りたいと思っていますから、患者さんには私の携帯電話番号が記載された名刺をお渡しして、困ったことがあればいつでも電話をしていいからと伝えています。

マウスピース型装置を用いた矯正を取り入れる

こちらのクリニックで行っている矯正についてもお話を伺えますか?

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数年前から、マウスピース型装置を用いた矯正を取り入れています。ワイヤーなどの矯正器具は食べ物が挟まりやすく、歯磨きがしにくいという難点があったのですが、マウスピース型装置は取り外しができ、しっかり歯磨きをしやすいのです。見た目も透明で目立ちにくい。マウスピース型装置は毎回の型採りは必要なく、最初に型を採るだけで良いので、その都度調整費用がかかることもありません。ただし、成果を得るためには決められた時間きちんと装着するという自己管理も必要です。基本的には、食事と歯を磨く時以外はずっと装着したままにしていただきたいですね。矯正が始められる目安としては、永久歯がそろった時点ですね。

お忙しい中、休日はどのように過ごされていますか?

仕事がらみのことに費やすことが多いですね。患者さんからの要望があれば休診日の日曜にも診療しています。今の歯科医療を学ぼうと講演会や勉強会に参加することもあります。私は仕事が好きなので特に苦にはならないんですよ。自分のことよりも患者さんの状態を悪くしたくない、神経を取ったり歯を抜いたりしたくない思いが強いんです。それに経験を重ねるほどに歯科医療の可能性を感じられて楽しさも増しています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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2018年4月から娘が診療に加わり、二人体制で診療を行っています。娘は歯科心身症を専門にしていて、その分野に関しては娘からアドバイスをもらうことも多いですね。歯科心身症のケアをやっている歯科医院はまだ少ないので、そのような患者さんが来院された時には頼りになりますね。本人は「クリニックを継ぎたい」と言っていますから、実現すれば私の父が構えた名がまだ当分は続くわけでとてもうれしく思いますね。クリニックでの診療については、他院で神経除去や抜歯を勧められてなお歯を守りたい方は、当院にご相談いただけるとうれしく思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を使った矯正/44万円~88万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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