葛城 良昌 理事長の独自取材記事
かつらぎ眼科クリニック近鉄生駒院
(生駒市/生駒駅)
最終更新日:2026/10/15
近鉄奈良線・生駒駅直結の百貨店内にある「かつらぎ眼科クリニック近鉄生駒院」。同じく生駒駅から徒歩1分にある本院「かつらぎ眼科クリニック」の分院だ。理事長の葛城良昌先生は、奈良県立医科大学附属病院をはじめとする基幹病院で研鑽を積み、その知識と経験を地域医療に還元したいとの思いから、2014年に本院を開業。その5年後の2019年に分院の診療をスタートした。「質の高い医療の提供」と「眼科医療を通じた地域への貢献」を理念に掲げ、院内には先進的な検査・治療機器を導入。また、一人ひとりとの対話を何より大切にし、患者との信頼関係を築くことが良質な医療につながると考えている。地域の身近な眼科として幅広い相談に応じる葛城理事長に、近鉄生駒院の診療の特徴、本院との連携体制について話を聞いた。
(取材日2026年8月18日)
駅直結の目の相談窓口。本院と連携し専門治療にも対応
分院として近鉄生駒院を開業されたきっかけは何だったのでしょう。

本院を運営する中で、手術や専門的な治療を必要とする患者さんだけでなく、コンタクトレンズ処方や定期検査など、日常的な眼科診療を希望される患者さんも数多く来院されるようになりました。そこで、それぞれのニーズに応じた診療をよりスムーズに提供できる体制を整えるため、本院から徒歩圏内の場所に分院を開設しました。分院では身近な眼科クリニックとして気軽に受診いただける環境づくりに努め、本院と連携しながら地域の皆さんの目の健康を支えていきたいと考えています。
こちらのクリニックで行っている診療の特徴について伺います。
当院では、コンタクトレンズの処方と一般眼科診療の二軸で診療を行っています。この百貨店の2階にはコンタクトレンズ専門店もあるため、ソフトコンタクトレンズやハードコンタクトレンズ、乱視用や遠近両用のコンタクトレンズなどの処方を行っています。一般眼科診療では、白内障や緑内障、飛蚊症、糖尿病性網膜症、アレルギー結膜炎、眼瞼下垂、加齢黄斑変性症、近視といったさまざまな眼科疾患や症状に広く対応しています。「目が疲れやすい」「なんとなく見え方が気になる」といった症状がある場合は早めの受診をお勧めします。
白内障の診療は本院と連携して行っているそうですね。

はい。白内障は、目の中でカメラのレンズの役割を担う「水晶体」が白く濁ったり、茶褐色に変色したりすることで、見えにくさが生じる病気です。当院では、視力検査や眼圧検査、眼底検査などを通じて早期発見に努めており、初期段階では進行の抑制を目的とした点眼治療を行います。症状が進行し、日常生活に支障を来すようになった場合には、濁った水晶体を取り除いて眼内レンズを挿入する手術が必要になります。その際は、手術設備を備えた本院をご案内します。本院は近鉄生駒駅から徒歩1分の場所にあり、当院からもスムーズに連携できるため、患者さんの負担を抑えながら専門的な治療へつなげられることも大きな特徴です。
こちらではどのような検査が受けられるのでしょう。
患者さんの視力を測定する基本的な検査に加え、先ほどお話しした白内障の進行度や角膜の状態を確認する細隙灯顕微鏡検査を実施しています。さらに、白内障以外の角膜疾患や眼底疾患、緑内障などの病気が隠れていないかを判断するため、眼底検査も行っています。非接触で白内障手術に必要な眼内レンズの度数を決める光干渉式眼軸長測定装置も導入。これにより、高速測定が可能になり、検査中の目の動きによる誤差の防止に役立てています。先進の機器を駆使しながら、丁寧な検査を行い、患者さん一人ひとりに適した治療を提供しています。
患者との対話と信頼関係を大切に
コンタクトレンズを使用する場合の注意点はありますか?

コンタクトレンズは便利な一方で、高度管理医療機器です。「特に困った症状がないから大丈夫」と自己判断して購入したり、「眼科の受診が面倒だから」と定期検査を受けなかったりすると、思わぬトラブルにつながる恐れがありますので、眼科での検査・処方が欠かせないものであることをご理解ください。安全に使用するためには、眼科で目の状態や度数を確認し、自分に合ったレンズを選びましょう。装用方法やレンズケアのルールを守り、違和感や見えにくさを感じた際は早めに受診してください。当院では、コンタクトレンズの処方に加え、定期的な検査や装着方法の指導、眼鏡と併用する際のアドバイスを通じて、目の健康管理を行っています。快適なコンタクトレンズライフを続けるためにも、眼科を身近な相談先としてぜひご活用ください。
診療を行う上で大切にしていることは何ですか?
医療を行う上で一番大切なのは、先進の医療知識・技術だけでなく、医療スタッフと患者さんとの対話や信頼関係だと考えています。眼科は、症状が目に見えにくいことも多く、患者さんが不安を感じやすい分野です。そのため、診断結果や治療方針については、専門用語をなるべく使わずに、わかりやすい言葉で丁寧に説明するよう心がけています。また、診療時間内にできる限り患者さんの質問や疑問にお答えし、納得して治療を受けていただけるよう努めています。患者さんの「安心」が、スムーズに治療を行うための第一歩だと考えています。
どのような症状の患者さんが多く来院されていますか?

白内障や緑内障、ドライアイ、飛蚊症などの一般的な眼科疾患で来られる高齢者や働き世代、コンタクトレンズの処方で来られる若い世代、視力障害の検査や近視の進行抑制を目的に受診される小さなお子さんまで、幅広い年代の方が来院されています。また、近年は駒市内にとどまらず、奈良市はもちろん他府県から来てくださる患者さんもいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。患者さんの主訴としては、今挙げた症状のほかに、スマホやタブレット型端末の過度な使用による眼精疲労やVDT症候群の相談も最近増えており、生活習慣に合わせたアドバイスを行うこともあります。地域の「目のかかりつけ医」として、どんな症状でも気軽に相談していただけるような存在でありたいと思っています。
温かく、満足度の高い医療をめざす目のホームドクター
近鉄生駒院のスタッフ体制について教えてください。

日本眼科学会眼科専門医である院長と、検査を担当するコメディカルスタッフが7人在籍し、常時4人ほどが検査に対応しています。また、曜日を決めて本院から視能訓練士がサポートに入っています。2022年から院長を務める杉山哲也先生は、大阪医科大学大学院を修了後、大学病院や基幹病院で診療経験を積み、アメリカのミシガン大学にも留学。帰国後は大学病院の講師や眼科専門医院の院長を務めた先生です。緑内障が専門で、これまで多くの症例に携わってこられた知見を生かして専門性の高い診療を提供していますので、安心してご相談ください。
地域医療への取り組みについて伺います。
生駒市は奈良県の中でも都市機能と自然が調和した地域で、子育て世代から高齢者まで幅広い年代の人たちが暮らしています。眼科医療は年齢を問わず必要とされる分野ですので、当院では、本院と連携しながら、地域の皆さまが安心して暮らせるよう、一般眼科疾患を幅広く診療するとともに、コンタクトレンズの処方にも力を入れています。引き続き本院と力を合わせ、目のトラブルの早期発見・早期治療の重要性を患者さんに伝えていきたいです。また、今後の取り組みとしては、地域団体と協力しながら「目の健康啓発活動」にも取り組んでいきたいですね。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

目の不調は、放置すると症状が進行してしまう恐れがあります。「少し見えづらい」「目が疲れる」といった些細な症状でも、早めにご相談いただくことで、病気の早期発見や適切な治療につながります。当院では、どんな小さな悩みでも真摯に対応し、患者さんにとって「オンリーワン」の眼科クリニックになれるよう、患者さん本位の医療を実践。温かく満足度の高い医療の提供に努めるとともに、検査環境の充実にも力を入れています。気になる症状があるときや、目の総合的検査をご希望の際はぜひご相談ください。皆さまの目の健康を守るため、スタッフ一同、誠心誠意診療にあたらせていただきます。

