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大島 敬 院長の独自取材記事

新座内科おなかクリニック

(新座市/朝霞台駅)

最終更新日:2019/12/09

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新座市馬場1丁目に2019年9月2日に開院した「新座内科おなかクリニック」。エントランスから手すりつきのスロープが設置されており、車いすでも来院しやすいバリアフリー構造となっている。院長の大島敬先生は穏やかな中にも時折ユーモアを交えた語り口で、なんでも相談しやすい雰囲気をもつドクターだ。日本消化器病学会の認定する消化器病専門医でもあり、特に大腸の内視鏡検査に力を入れている。「大腸がんはある程度進行するまではこれといった症状が現れないので、定期的に検査を受けることが大切」と大島先生。消化器のほか、内科全般を幅広く診療するスタンスで、「地域の健康づくりをサポートしていきたい」と力強く語ってくれた。
(取材日2019年9月27日)

地域のかかりつけ医師として、内科全般と消化器を診療

開院に際してこの地を選ばれた理由から伺います。

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実家が新座にあり、また埼玉県は医師不足のエリアですから、埼玉南部で探している中で紹介されたという経緯です。ここは以前も消化器内科クリニックだったのですが、開院半年で閉院となった物件でして、まだ建物や医療機器も新品で、腹部エコーや経鼻内視鏡など、そのまま使用できるものもありました。ただ、院内ですぐに結果がわかる血糖値の検査機器や、電子カルテなどは新たに導入しています。また、インフルエンザも院内の検査機器を用いて迅速に結果がわかります。院内は一部だけ手を入れたのですが、もともとバリアフリーで患者さんの動線もゆったりとしているし、入り口などは二重扉になっていますので、風の強い日などでも外気が吹き込むことはありません。そのあたりも気に入った理由です。

内科全般と消化器を中心に診療するクリニックですね。

そうです。地域のかかりつけ医師として内科を幅広く診て、胃・腸のほか、肝臓・膵臓などもしっかり診療するという意味から、院名を「内科おなかクリニック」にしたのです。患者さんの年代層は比較的に高めで、会社勤めの方や近所の主婦層、高齢な方など。主訴はやはり腹痛や下痢などが多いですが、風邪や長引く咳などで来られる方も結構いらっしゃいますよ。駐車場は7台分用意しているのですが、やはりこの近隣に住む方が多くて、徒歩や自転車で来院されています。

力を入れている消化器内視鏡検査について伺います。

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病院勤務の頃は主に大腸を診ていましたので、当院でも注力していきたいと思っています。検査機器はもともと備えてあったシステムに合わせ、小さながんも見逃さないように新型の大腸内視鏡を導入しました。がんを早期に発見し、必要であれば地域の二次病院に送るのが私たちの役割ですから、検査機器の精度は重要です。ポリープは院内で切除できるものでしたらここで処置しており、出血や穿孔のリスクが低い「コールドポリペクトミー」という術式で行っています。切除するかどうかはケースバイケースですが、5mmくらいまで伸びていれば処置を検討します。前職では非常にリスクが高い症例ばかり担当してきましたので、見れば良性・悪性の判断はだいたいつくのですが、悪性が疑われる場合には、生体検査に回して後日に結果をお知らせしています。なお、市が実施しているがん検診も、胃と大腸の両方を行っていますので、ぜひ検査を受けていただければと思います。

胃の内視鏡については?

口から挿入する経口内視鏡と、直径5mmと細い経鼻内視鏡も備えていますので、口から飲み込むのが苦手な方には経鼻を使用しています。さらにご希望があれば鎮静剤も使用していますね。ただ、鼻の奥の構造も個人差があり、細い経鼻内視鏡でも挿入すると苦痛を感じる場合がありますので、その場合は鎮静剤により半分眠ったような状態で経口により検査することもあります。

内視鏡を思いのままに操作できるよう研鑽を積む

内視鏡検査のための待機室や回復室はあるのでしょうか?

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お手洗いはもともと2つだったのですが、大腸内視鏡検査専用に待合室の奥に1つ増設し、そのすぐ前にパーティションで囲った待機スペースを設けています。また鎮静剤を使用した場合、検査後の回復室としては処置室にベッドが2つありますので、そちらで落ち着くまで過ごしてもらっています。

そもそも先生が消化器内科を専門分野に選ばれた理由は何だったのでしょう。

東京医科歯科大学の研修医時代に耳鼻科か消化器科か、あるいは放射線科かで迷ったのですが、もともとファイバースコープを使う診療に興味があったので、最終的には消化器科を選びました。内視鏡の操作はゲームプレイヤーの手技にも通じるところがありまして、経験を積んだ分だけ技術も向上するので、自由に操作できるようになればうれしいものです。同時に、患者さん負担もそれだけ減りますので、毎回やりがいを感じながら、しかし見逃しのないよう慎重に検査しています。

先生は肝臓も専門分野ですね。

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ええ、日本肝臓学会認定の肝臓専門医です。生活習慣から発症する脂肪肝やB型・C型肝炎といったウイルス肝炎など、肝臓に関わる病気全般も診療しています。健康診断で異常が見つかる割合は約2割といわれていますが、潜在する予備軍はもっと多いとされています。腰の疲れや痛みなど、体の不調が意外にも肝臓由来という場合もありますので、数値が正常範囲でも何か不具合があれば受診していただきたいですね。なお、肝臓に限らず手術やより精密な検査が必要と判断した場合には近隣の提携病院を紹介しています。

日本内科学会総合内科専門医の資格も取得されています。

日本内科学会総合内科専門医の資格は開業の2年前に取得したのですが、それはやはり地域の初期診療を担当する上で内科全般に通じておく必要があると考えたからです。実際、専門の消化器以外の分野を、最新の医療やガイドラインなどもあらためて勉強するいい機会になったと思っていますよ。そうした知見も生かし、地域の皆さまの健康サポートに役立てていきたいです。

肝機能の保全のためにも筋肉量を維持してほしい

診療の話からは少し離れて、個人的なお話も伺いたいと思います。

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実は前職から開業に至るまでの間に太ってしまったので(笑)、痩せようと思って医学知識を使ってダイエットに取り組みましたら半年で10kg落とすことができました。良質な脂質を摂取し、たんぱく質もしっかり取って糖質をある程度制限し、あとは負荷をある程度かけた筋力トレーニングを行ってカロリーの消費量を増やすというものです。良質な脂質ということでバターコーヒーなんかも積極的に飲みましたが、これは患者さんに勧めるには医学的根拠が薄いので、あくまでも私個人の趣味的な話として受け取っていただければ(笑)。筋トレの成果で腹筋は4つに割れるところまではきましたが、シックスパックまではまだ遠いですね。

先生は姿勢もいいですが、それも筋力トレーニングの効果ですか?

以前は猫背だったので、姿勢を正すために懸垂による筋トレを行い、背中に筋肉をつけました。背中に筋肉がつくことで猫背も矯正されていくのですよ。以前は1回もできませんでしたが、今では10回はできるようになりましたよ。実は肝臓専門医の間でも筋肉を増やすことはいいことだという認識が広まってきているんですよ。もともと肝臓は筋肉の疲労物質である乳酸をグリコーゲンに変える役割を担い、筋肉と深い関係性にあります。肝疾患の場合には筋肉量が減り、反対に筋肉を保持することで肝臓の機能も保持できる、つまり相関関係にあるのです。日本内科学会でも、加齢による筋肉量が低下するサルコペニアなどを予防するために筋肉をつけようという方向性になっていますから、中年世代になったら筋肉量を維持できるよう筋力トレーニングしてほしいですね。

今後の抱負と、読者へメッセージをお願いします。

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当院がめざすのは、この地域で胃がんや大腸がんで亡くなる人をゼロにすること。ですから特に症状がなくても、新座・和光・朝霞・志木市内の方はがん検診を受けられるので、定期的に受けていただきたいですね。そのためにも、負担少なく検査をすることが大切だと思っています。診療では風邪や咳、腹痛、アレルギー性の症状など基本的にはどんな疾患にも対応しますし、西洋医学で効果が薄い場合には漢方も使用します。重い症状であればすみやかに近くの病院を紹介することで、患者さんのつらい時間をできるだけ短くするようにしたいと考えています。できるだけお待たせしないよう診療していますので、何かあれば遠慮なく相談してもらいたいですね。

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