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高嶋 浩司 院長の独自取材記事

たかしまファミリークリニック

(春日井市/春日井駅)

最終更新日:2019/12/17

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JR中央本線の春日井駅南口から徒歩2分。静かなたたずまいの住宅地にあるのは、2019年10月1日に開院した「たかしまファミリークリニック」だ。竣工したばかりの白い建物は、大きく取られた窓や高い天井などで開放感を演出。また、高嶋浩司院長がこだわったというフローリングがやわらかな雰囲気を与えている。院内はバリアフリーで、キッズスペースやおむつ交換台設置のトイレもあるので、子ども連れでも安心だ。高嶋院長は、豊田厚生病院などで15年間経験を積みながら、名古屋大学医学部大学院で博士号も取得した勉強家。現在は、専門の呼吸器内科のほか、生活習慣病などの診療にも力を注いでいる。「地域に根差した、温かみがあり安心できるクリニック」をめざす高嶋院長に、さまざまな話を聞いた。
(取材日2019年10月24日)

小児喘息の経験を経て、呼吸器内科の医師に

まず先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

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僕は小学生の頃、小児喘息にかかっていました。発作が起こってつらかった時に、医院に行くとすっと楽になった経験があります。だから漠然とですが、医師や医療に対するあこがれみたいなものが少しはあったかもしれません。その後、中学生になると気持ちは薄れたのですが、高校生になって将来をいろいろ考えた時に、人の命に関わる医師という職業に、再び興味を持ちました。その後、医学部に学び、研修に入った時、内科のローテーションで最初に関わったのが呼吸器内科でした。呼吸器内科は、感染症やアレルギーなど多岐の分野にわたって疾患を診られる分野で、そこに面白みを感じて専門に選びました。

研修では、多くのことを経験し、学ばれたのですね。

はい、僕が研修に入った加茂病院(現・豊田厚生病院)は、やや特殊な環境だったと思います。通常、後期研修では、全員が1年かけて内科の各専門をローテーションで学ぶのですが、そこでは2年かけて内科を学べました。それが僕が同院を研修先に選んだ理由でもあります。だから消化器内科・循環器内科など、内科全般についての経験を多く積むことができたと思っています。そして、この呼吸器内科の研修時代に、今でも忘れられない出来事がありました。急性間質性肺炎になった患者さんが運び込まれ、若くして亡くなったことです。いかに自分が医師として力をつけていかないといけないかを思い知らされた衝撃的な出来事でした。

研修後は、どんな経験を積まれたのですか?

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豊田厚生病院で5年間勤務した後、名古屋大学医学部大学院に進み、臨床にも携わりながら4年間研究に励みました。研究テーマは、肺炎が重症化したARDS(急性呼吸促迫症候群)についてです。現在、当院でこの疾患の患者さんを直接診療する機会はないかもしれませんが、研究を通じて論文を読んだり、統計を解析したり、徹底的に考える思考力などが身についたと思います。また呼吸器内科の同期がたくさんいましたので、その人たちと交流することが、とても勉強になりました。大学院で博士号を取得した後は、患者さんと接する臨床が自分には楽しかったので、再び豊田厚生病院に戻り、呼吸器内科に5年4ヵ月勤務しました。

医院が少ない地区に、“温かみのある医院を”と開院

こちらに開院したきっかけを教えてください。

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当時、勤務していた病院は地域の中核病院なので、専門性が高い肺がんや間質性肺炎の患者さんが多かったんです。だから日々、専門に勉強すればするほど、一般内科の診療ができない状態になりました。そのまま専門性を高めていく道もありましたが、僕が抱いていた医師のイメージは、一般的な診療をする“地域のお医者さん”です。だから専門を生かしつつ一般内科も診られる医院を開院しようと思ったんです。この場所を選んだのは、僕が小児喘息で春日井市内に通院していたこともありましたし、この上条地区は医院がなく住民の方が困っているというお話を聞きましたので、やるのであれば求められているところでやりたいと思いました。

新しく医院をつくるにあたり、こだわったところはありますか?

設計士さんには、「明るく、開放感のある医院を」と最初にお伝えして、設計してもらいました。さらに「温かみがある安心できるクリニック」をめざすということで、床も真っ白ではなく、木目のフローリングにしています。やはり温かみがあることは、入りやすさにもつながると思いますので。院内はバリアフリーで、トイレは男女ともかなり広いスペースをとっています。診療室は2部屋ありますが、医師は僕1人ですので、もう1部屋は将来的にエコー検査や栄養指導などに活用しようと思っています。設備としては、呼吸器内科が専門ですから、肺機能検査や一酸化窒素量、一酸化炭素量を測るものなど、呼吸器疾患の判断に必要な装置を備えています。

どんな患者さんがいらっしゃいますか?

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開院して間もない現在は、風邪の患者さんが多いですね。それも近隣に小児科がないこともあり、お子さんの患者さんが予想以上に多いです。あとは呼吸器内科ということで、咳が止まらないという主訴や喘息の患者さんに市外からも来ていただいています。当院ではほかにも、睡眠時無呼吸症候群や禁煙治療にも取り組んでいますので、気になる方はご相談いただければと思います。また高血圧・高血糖・高脂血症などの生活習慣病の患者さんも4分の1ほどいらっしゃいますが、これから必要とされる領域だと思いますので、引き続き力を入れていきたいと思っています。

カルテの記入よりも、患者の顔を見る診察を大切に

診療では、どんなことを心がけていますか?

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極力、患者さんのほうを向いて、話をするということを心がけています。通常、診療はカルテを作成しながらになるので、どうしてもパソコンの画面に意識がいきがちです。でも、患者さんのお顔をあまり見ないような診療になってはいけないと思うんです。ですから僕は、シュライバーという事務作業を補助する職員に同席してもらい、その場でカルテの入力や作成を手伝ってもらっています。当然、患者さんの話を聞くことや、説明することに専念できますし、その分、診察時間も短縮できるんですよ。それに結果が同じだとしても、医師が話をよく聞いているのと聞いていないのとでは、患者さんの来院しやすさも違ってくると思います。

これからどんな医院にしていきたいですか?

やはり地域の方に信頼していただける医院にしていきたいです。そのためには努力していくしかありませんが、丁寧な診察をしていくというのも1つですし、あとは自分が経験を積んでいくということも大切だと思っています。今後、力を入れていきたい診療は先ほども申しましたが、やはり生活習慣病です。高齢になると多くの方が抱えている疾患ですから、地域の医院では求められている分野だと思います。医院の理念は“地域に根差した、温かみがあり安心できるクリニック”。それに向かって、今はまだバタバタしていますが、“笑顔”と“患者さんの目を見て話す”ことを大切にするように、僕もスタッフも心がけています。

休日はどんなふうに過ごされていますか?

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開院前は、子どもと遊ぶことが多かったのですが、今はやることがいっぱいあるので、多くの時間は医院にいます。勉強もしないといけないですし、仕方がないですね。でも、自分なりにどこかで気分転換はできていると思います(笑)。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

実際に病気であるかどうかはおいておき、体の不調があれば、何か相談したいことがあれば、気軽に来ていただきたいですね。僕がその疾患自体を診療できるかどうかはわかりませんが、整形外科や婦人科など、専門の医院をご紹介しますので、まずは来ていただければと思います。どこの科に行ったらいいかわからない場合もご相談ください。また呼吸器内科についていえば、まずはたばこをやめていただきたいということ。そして、咳については1週間以上続くようでしたら、風邪では説明がつかないので、ぜひ専門の医院にかかっていただくことをお勧めします。

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